2021/05/08(土)00:23
スズランに含まれる有毒物質
かわいい純白の花を付けるスズラン。その可憐でつつましやかに見える花が、実は有毒物質を含有しているのです。
特に花の部分に、コンバラトキシンやコンバラマリンなどの強心配糖体が含まれていて、通常はヒトの体内に入ることはないのですが、あやまってスズランを活けた花瓶の水を、子どもが飲んで、死亡した例が報告されています。
強心配糖体といえば、心不全の治療に用いられるジギタリスが有名ですが、コンバラトキシンやコンバラマリンは毒性が強く、注意が必要です。