兄からの写真（2）～徳山ダム～

兄から送られてきた5枚の写真。どれもさすがにプレゼントしたい、というだけあって、見ごたえのある写真ばかりです。 その中からの1枚、「散りて尚」を選んだのですが、他の４枚も捨てがたく、例えばこれは『徳山ダム』で撮った、という写真です。 徳山ダムと言えば、岐阜県の揖斐川調にある「ロックフィル形式」のダムで、総貯水量は日本一で約6億6000万立法メートルあるそうです。観光スポットとしても、カメラ撮影にも、四季を通じて人気のあるスポットとなっています。初夏から夏にかけて、ダム斜面を流れるウロコ模様は、一見の価値があり、秋は紅葉が、私達の来訪をいざなってくれます。 私達の父がカメラが趣味で、90歳の時に、1500ｍｍ の望遠レンズを買うのを手伝わされました。その望遠レンズを手にいそいそと、三島駅からタクシーで、運転手に「富士山がきれいに見えるところに行ってください」と言って、四季の富士山を撮っては、楽しんでいました。 二人の息子は、その父のDNAを強く受けて育ったようです。 兄のコメント： 徳山ダムの「幽境」は、有名な萩原史郎プロに褒めてもらったもので「通受け」するもの、万博記念公園の「散りて尚」は日本風景写真協会の美しい近畿100選に選ばれた「俗受け」するものです。　 兄から送られてきたこの写真、まさに父を彷彿させてくれる1枚です。