オカリナ人生!

2023/04/16(日)00:03

「コンドルは飛んで行く」の楽しみ

オカリナの愉しみ(483)

「コ​ンドルは飛んで行く」は、オカリナの演奏にとてもよく似合う、楽しい曲です。それだけに、色々難しさも伴ってきます。私がいちばん​注意を払っているのは、ヤラビー、パサカジョ、ワイノのうち、よく演奏されるヤラビーとワイノの、速度です。 色んな演奏家の演奏を聴いていると、実にさまざまな速度で演奏されていることが分かります。ヤラビーの部分は、ゆっくり演奏するほうが、雄大なアンデスでコンドルが悠々と飛ぶ様が、表現できるというものでしょうか。 次に、ヤラビーの部分を繰り返すか、繰り返さないか、も決めなくてはなりません。楽譜によっては、ヤラビーを繰り返しているのもあります。でもヤラビーをゆっくり吹けば、繰り返さないほうが、全体が引き締まって、良い仕上がりになりますね。 ワイノの部分は、リズミカルに軽快に吹くと、人々が足を軽妙に使って、みんなで輪になって、ダンスをしている様子を、よく表すことが出来るように思われます。 最後に、音量について、です。「コンドルは飛んで行く」は、広い音域にわたって演奏することになり、オカリナの宿命で、高音部がどうしても音量が充分には吹けません。それだけに、マイクを使う場合は、マイクとの距離をコントロールして、音量を保つ工夫をしています。 以上のような心懸けで、一流といわれるオカリナ演奏家や、色んなオカリナ奏者の演奏を聴いていると、とても勉強になります。

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る