オカリナ人生!

2023/04/24(月)23:25

マリー・ローランサン展

名画の愉しみ(61)

京​都京セラ美術館で開催中のマリー・ローランサン展を観に出掛けました。久々の美術鑑賞で、少しはしゃいだ気分です。 もともと京都市美術館は、公立美術館として、以前から知っていました。京都京セラ美術館は、新しく出来たのかと思っていたら、2017年から京都市立美術館が大規模改修され、19年からネーミングライツが導入され、「京都京セラ美術館」となったことを、知りました。 タクシーで、行き先を「京都京セラ美術館へ」と言ったら、運転手が「京都市美術館ですね。」と言われたりするのです。25年以上、岐阜に住んでいましたので、その間関西では、色々変遷があって、驚かされます。 ​​ ​​ネーミングはさておき、ローランサン展は時間予約制で、随分早く着いたのですが、「空いていますので、どうぞ。」と言われ、すぐに観ることが出来ました。来館者は一つの展示室に、10人前後しか居ません。こんなに空いている特別展も、初めてです。​​ 岩崎ちひろが画風に影響を受けたというマリー・ローランサン。やや沈んだ色調の女性像が特徴ですが、1930年の作品、「ばらの女」を境に、その色調が随分明るくなります。 どうしてそのような変化が生じたのか、知りたかったのですが、特に解説はありません。おりしも世界大恐慌に入る時代を考えると、少しでも明るい画風を求めるようになったのかも知れません。 ​

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