夏は来ぬ

季節は6月に入り、もはや「夏は来ぬ」となりました。一方、もう既に日本列島は台風に見舞われ、まだ夏が来たばかりなのに、秋の来訪の象徴である台風の対策に、追われています。 でも高齢者施設でのコンサートでは、まず何といっても、『夏は来ぬ』をオカリナ演奏しないと、秋は来てくれません。 と言うわけで、『夏は来ぬ』を吹くのですが、「卯の花の匂う垣根に」で始まる歌詞で、一体どれだけの皆さんが、「卯の花」をご存じでしょうか？ 演奏する岡梨奈孝至自身、たまたま白鷺が群れをなして飛んで行くような、きれいな白い花を見つけて撮ってみたら、「卯の花」だったのです!そうだ、この花をコピーして、『夏は来ぬ』を吹く時に、お見せしよう！そして「ホトトギスはやも来鳴きて」なので、ホトトギスの鳴き声を、you tube で聴いていただこう、と思っています。 ちょっとウグイスにも似た、ホトトギスの鳴き声。「ああ、この鳴き声なら聴いたことがある」と思われるお方も多いと思います。 ところで、卯の花は匂うのでしょうか？私の出会った卯の花は、ほとんど匂いませんでした。そうか、「卯の花の匂う垣根に」というのは、「卯の花が美しく咲き乱れる垣根に」という意味なのです。