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テーマ:あるゲイの日常。(399)
カテゴリ:【ライフ・ヒストリー・スナップ】
友達の友達は友達?(その1)~いいづか(ゲイ)~●「友達はいたの?」■中学生に入ったとき、 母親にこんなことを聞いたことがあった。 「僕って小学3、4年のときに友達はいた?」 聞いた理由は、自分のクラスの友達と遊んだ記憶がないに等しいからだ。 遊んだ記憶として覚えていることは、 弟と弟の友人と遊んでいる記憶がたくさんあるだけだった。 だから、僕は自分の友達がいなくて、 弟の友人と遊んでいたのかと思っていた。 すると母からの答えは予想と違うものだった。 「弟が体格が小さくてからかわれるから、 自分からついて行った」 という答えだった。 結局のところ、それが本当なのか今でも自信がないのだが。 ●「キミはともだち」■やっと本当の友達、これからもずっと友達でいたい人と出会ったと感じたの が小学6年生のときだった。 彼は、いわゆるクラスの問題児。 授業中にマンガを読んでいたり、保健室に行ってしまったり、 周りとのペースを合わせることをしない子だった。 彼と時間を一緒に過ごすきっかけは担任の先生の一言だった。 先生に「飯塚くん、彼と仲良くしてやってくれ」と言われた。 彼は一緒にいると突然僕に抱きついてきた。 当時の僕に彼の行動は到底理解をすることができなかった。 その後、だんだん彼と一緒に居る時間が多くなった。 すると彼と一緒に居る時間が、適切な表現なのか分からないけれど『落ち 着く』気がした。 彼と遊ぶといっても不思議な感じと思われるかもしれない。 彼がTVゲームを一人でしている。 それを隣で僕が眺めている。または隣にいて一人でマンガを読んでいる。 というような感じだ。 たまにピアノを教えてもらったり、一緒にゲームをした。 なんか、そんなゆっくりと流れる時間を彼と共有することが好きだったのかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.11.28 19:28:28
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