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テーマ:あるゲイの日常。(399)
カテゴリ:【ライフ・ヒストリー・スナップ】
■話しは飛んで、17歳。
私は定時制高校に入学した。 理由は二つ。 一つは英語の基礎を学びたい。 もう一つの理由は・・・。 また今度の機会に話したいと思う。 私は、ある意味初めて 「集団生活」や「学校」というものを体験した。 新鮮だった。 そしてフリースクールより 学校の方が無法地帯であることにとってもびっくりした。 来ている人は大体「行くところがなかった」か 「高校卒業資格を取るため」のどちらか。 そこにいる教師たちも ほぼ「無事に卒業してくれればなんでもいい」という姿勢。 私はというと卒業資格はどうでもよく、 ただ「英語の基礎」を学べれば良かった。 ■あるとき、 国語の授業中ふと思った。 「ここにいる生徒が皆 同性愛者だったらどんなに楽しいだろうか?」 そう思った。 そしてしばらくして強烈に不安になり怖くなった。 「このままここにいたら異性愛者に 教育されてしまうのではないか? 私は異性愛者になってしまうのではないか?」と。 ■集団で行動することは その集団に嫌が応にも属さなくてはならない。 自己を抑えて、その集団にはまらなければならない。 同性愛者の私が、その「学校」という異性愛者の集団にはまらなければならない。(つづく) ▼みかこ~小学校時代~(その1)学びたいことが学べない ▼みかこ~フリースクール時代~(その2)疑問符の迷路 ▼みかこ~学校編~(その4)へ ▽しんご~小学校時代~」(その1)明確な理由はないが、漠然と… ~小学生~」へ ▽しんご~中学生時代~」(その2)居場所は作るもの? 探すモノだ ▽しんご~学校編~~(その3)へ学校の魅力は ~「学校」編/みかこ(その3)~ |