真夜中のお茶会

2008/03/08(土)22:29

彩雲国物語2nd 第39話 縁あれば千里<終>

彩雲国物語(98)

第39話、最終回です。 1年やって、全39話って、やっぱり短いですよね。 1年52週、そのうちの39回分しかなくて――なのに、総集編とか特別編とか、 総集編の再放送とか訳の解らない回も有ったし。 なのに、構成が悪いのか、計画性が無いのか(苦笑)、原作の取り入れ方が可笑しくて、 割愛の仕方も可笑しくて、 もう少し丁寧に原作を活かして描いてくれればと思うところがどれほどあったことか。 途中、アニメオリジナルで余計なことをしてくれたお陰で、 原作の意味を欠いてくれた部分も有ったし。 最後に至っては、計算がどうにも合わなくなってしまったとしか思えない、 尺の取り間違いじみた構成を見せてくれたり。 今日の放送分で原作本編の在庫は全部はけます。 それを踏まえ、アニメはケリの付いていない部分を如何収めるのか。 大方の予想は出来ていたけれど、思っていたよりは素直に纏めてくれていたので、 ちょっと意外でした。 もっと嫌らしく、ワザとらしい纏め方をするのかと思っていた(苦笑) そう、第1シリーズの最後の時のように。 ま、最後の秀麗と劉輝のシーンは如何にも的で、ちょっとぉ……でしたが。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【今日のあらすじ】 藍州を離れる秀麗たち。楸瑛も一緒である。楸瑛は劉輝に生涯の忠誠を誓った。 劉輝の想いは果たされた。ようやく彩雲国の王として真の自覚を持った劉輝。 早朝、貴陽の船着場に出迎えた悠舜と静蘭に、劉輝と楸瑛はそれぞれの決意を伝えるのだった。 王としての劉輝にはやるべきことが山ほどある。これからが本当の始まりなのだ。 そして、秀麗との関係にも変化が……。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 早々に貴陽に着いた所から始まりましたが――って船のシーンも有ったっけ?(苦笑) あ、そうか、タンタンが燕青に迫る(笑)のが船上のシーンだった。 って事は、順番が既に入れ替わっていると言う事か。 タンタンが、燕青に『姫さん』のこと好きだろう、と、迫るシーン。 洞察力のあるタンタンの片鱗を除かせるところだよね。 でも、燕青はそれを言う心算はないとかわすと言うかね。 実はその前に船の上では秀麗と劉輝のやり取りが合って―― でも、このシーンはアニメでは一番最後、に持ってこられた。 当然船の上ではなく、貴陽での事。 最後に劉輝の決心と覚悟を秀麗に語り、秀麗に最後の決断を促すと言う形での、 未来に繋げる形で。 アニメの状況では不自然ではなかったから、まぁ、それでも構わないんだろうな。 そう。原作では貴陽に着いたらそんな暢気な事をやっている暇なぞこれっぽっちも無いのさ。 貴陽に着き、蘇芳は葵皇毅に報告&談判に行く。 後を追うように秀麗も報告に――。 実はタンタンは皇毅に秀麗の動向を報告することを課せられていた。 九彩江に入ったことを皇毅に責められる秀麗だが、 タンタンが、それは全て自分が至らなかったからと、責任を被るように言っていた。 清雅とすれ違うタンタン。 馬鹿なヤツだと言う清雅に、秀麗の為に出来ること、秀麗の為だから出来ることだと。 タンタンは御史裏行を解かれ秀麗の元を離れ、貴陽を出る事に。 秀麗はタンタンに、迎えに行くからと言うが―― 実はタンタンは御史裏行から、監察御史に昇進し、地方へと任務に行く事になったのだけれど。 秀麗はそんなことを知らない(苦笑) 後に凄腕の監察御史として伝えられると、本には有るけど、アニメでは言っていなかったわね~。 旺季の存在を如何持ってくるのかと思っていたら、あまり重きを置かなかったようで。 確かに、王位を望むものとして出していたけれど、 う~ん、、、かなり悪な雰囲気での登場でしたが、 今のところ王の静観……と言う立場を維持しているし。 でも、やっぱり黒幕的扱いで、不穏な空気は感じさせたまま。 アレだけ振って置いて、扱いはそれでお終いかよ~!?、、、何か扱い損ねている感じですか。 晏樹の存在もそうだよね~。 本当はこれが、話的には一番最後だったんだけど、アニメでは最初の方に持ってきてあった、 貴陽に帰ってきて、悠舜に温かく迎えられ、この大変な時期に悪かったと、 王の自覚を持って詫びて、決意を語り頑張るという劉輝。 ――いや~、枝葉バッサリですから、アニメでは世は事も無き……?ですが、 原作ではとんでもない!更なる波乱が待っていた。 詰まりは、アニメでは迎えの一員であった絳攸の姿は――。不穏。 で、アニメのラストは、劉輝が秀麗に王の決意と告白と、秀麗の決意を促すラストとなっております。 だから、世は並べて事もなし。で終わっているが、無理やりな大団円が無い辺りは、好感が持てた。 何処まで大風呂敷を広げるのかと思っていたけど、そう広げる事も無く、 描いてしまった伏線はそのまま寝かせたままって言うのも、 次に繋がる話として終わらせたなと言うのが解る。 あからさまに次へと繋がる伏線は大幅カット、大胆な切り落としをしてきたので、 隙間風のとってもする内容になってしまったのが風邪を引きそうです。 秀麗に纏わる話は全面削除だものね。 最後に劉輝は秀麗を落とし構えで来たけれど、秀麗もまんざらではない~描き方だったけど、 第一巻の最後に、実は後にこの人在りと言われた管理として名を馳せた紅秀麗 と言うような文が有ったから、秀麗は文官としての前提があるから、 後宮には入らない、はずなんですが、それは一体如何するんでしょう? それに、秀麗自身の身体の問題。。。 そうだ、朔の伏線も有ったんだ。 やっぱり朔の存在も重要よね! と言う訳で、今回最終回でした、 アニメ原作混ぜこぜの感想になってしまいましたが、 アニメは続きが描けるようなラストにしてあったのが、期待しても言いのかなぁと。 うん。原作はアニメよりももっと複雑で奥の深い構成になっています。 その複雑さをもっと生かして欲しかった。。。 さて、4月からは衛星アニメ劇場は時間をお引越しして 『今日からマ王!第3シーズン』の始まり~~~ こちらは完全アニメオリジナルだけど……設定を借りて、大雑把な設定路世界観も借りて(苦笑) 待望のサラの登場があるので、楽しみにしている。

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る