そね家ブログ

2015/01/08(木)10:12

サンデー6号・・・というか『マギ』感想

サンデー感想(55)

マガジンもサンデーも読めました。 マガジンは『ダイヤのA』がお休みなので(来週巻頭カラー♪)長い感想は無し。 『煉獄のカルマ』と、前号から連載中の「フォロワーがゼロになったら即死亡」な漫画(タイトル忘れた)は、エグい話だけど、辛い目に遭っているキャラ達が救われるまで読むのやめられない・・・気になる・・・。 あと『阿部のいる町』は、面白いんだけど小林君が可哀想過ぎて読んでられない・・・いい子なのに。 『神様の言うとおり弐』は、やっぱり丑三最高(^.^)丑三が出てくると俄然面白くなる。 というわけで、サンデーというか『マギ』感想です。 隠しませんが、いつも通り偏っていますので、パスな方はスルー願います。 ちょっと・・・かなり辛い展開になって来ています。 白龍に招き入れられたものの、アラジンはジュダルと一緒に「お留守番」、アリババは白龍と二人で話すことになります。 白龍が変わってしまったとは思えないアリババが「背が伸びたなー!」などと明るい話題を振ってみると、白龍は「あなたという人は・・・」と笑顔を見せて。 ここで「やっぱり白龍は変わってなかったんだ」と安心するのがアリババなんですね。 アラジンの心配をよそに、和やかに昔話に花を咲かせていましたが・・・。 白龍は適当なところで話を打ち切って、「もういいでしょう。あなたがここへ来たのはこんな話をする為じゃないでしょう」と本題に入ろうとします。 そこでアリババも白龍の真意を問い質しますが、返ってきたのはアリババが一番聞きたくなかった「バルバッドを攻める」という固い意志の表明。 煌帝国の傘下に入ってしまったバルバッドを紅炎さんの手から取り戻せばいいという白龍ですが、アリババはバルバッドを戦場にしたくないし何よりも白龍と紅炎さんに戦って欲しくない。 アルサーメンよりもっと巨大で邪悪な組織が迫って来ているのに、金属器使い同士が争っている場合じゃない、皆で力を合わせなければと説得するアリババですが、紅炎が赦せないという白龍の憎しみを溶かすことは出来ません。 でもアリババは白龍に思いとどまって欲しい。 そんな想いで、白瑛さんやモルジアナも今バルバッドにいるし、大事な者を危険に晒したくはないだろうと必死に言います。 自分は兄弟同然の相手を死なせてしまった、白龍にはそんな想いはして欲しくない。その気持ちに嘘はなかったでしょう。 でも白龍は云いました。アリババがどういう人なのかわかったと。 アリババは、自分の理想の世界を護る為に、相手の為だと云いながら、その人の心の深部にまで入り込み、隠しておきたい気持ちを無理矢理暴き、触れて欲しくない傷口を容赦なく抉る人だ、と。 周りに「いい人」だと思わせてその実人の心を踏みにじる、そんな行為を平気で出来る人だ、と。 「反吐の出る偽善者」だ、と。 アリババは愕然としますが・・・。 ・・・う~~ん。 憎悪が憎悪を呼ぶ悪循環とか、憎悪に呑み込まれることが白龍の為にいいのかどうかとか、そういうことはとりあえず脇に置いとくとして・・・白龍の一連の行動が間違ってるとは思えないんだよなぁ。 確かにアリババの主張してることって、あっちもこっちもみんなハッピーになろうよ的な、ほぼ不可能なきれいごとというか理想論だと思うし、じゃあその理想郷を創り上げる為に何が出来てるのかというと、権力者達に向かってつっかかってみるも躱されて右往左往しているだけで大したことは出来てないし、人によっては鼻につくだろうなって思う。 私だってアリババじゃなければ「何コイツ」と思ったかもしれない。 大高先生もアリババのことを「ヤな奴」と仰ってた。 国や万人のことを考えると凄く優しいけど、一人の人間に執着はしないとか何とか。(そこがいい・・・と云ったらシバかれるだろうか) そもそも私は白龍タイプに感情移入するタチなのに、なんでアリババがいいんだろ。 かわいいからと云ってしまうと身も蓋もないのでやめるとして、真剣に考えて何故? それはやっぱり、アリババが自分には力が無いとわかっていること、わかっていてその事実から目を背けず、それでも何か出来ることはある筈だと、みっともなくカッコ悪くもがいて苦しんで足掻いて何度も間違えても進もうとしているからではないかと思う。 シンドバッド王や紅炎閣下や白龍や・・・色んな人の考えに「それは違う!」と反発しながら、相手の言い分を全否定することも出来ず、どうすれば皆が幸せになれるのか、わからないなりに何とか答を出そうとしているからではないか。 全然カッコ良く決めることが出来ないからではないか。 言葉にしてみるとなんか違う気もするけど、上手くまとめられないな・・・。 でも、アリババが本当に何の力もない、理想論ぶっこいてるだけで何もしないお花畑くんだったら、シンドバッド王や紅炎閣下が取り込もうとするわけがない。 白龍だって。 こんな時にこんなこと持ちだすのは不謹慎だってわかってるけど。 白龍はバルバッドを煌帝国から取り戻す為に自分と手を組んだ方がいいってアリババに言ったよな・・・。 憎いだの何だの言ってるけど、結局のところ白龍もアリババと手を組みたいと思ってる・・・?それとも方便なんだろうか。 紅炎閣下はアリババに「俺の右腕になれ」と口説いた命令したし、シンドバッド王も紅炎の下につくふりをして自分の味方でいるように言った。 なんだろこれ。マジでアリババ争奪戦始まってる? 希望的観測じゃなくてホントにそうなってないかコレ。 おいしいなどと云ってる場合じゃないのはわかってるけど、アリババ総受派としてはスルーするわけには・・・いやその。 生前のカシムだって、アリババを必要としていた。頭領としての力はカシムの方がずっと上だったにも関わらず、王族の血を利用したかったとはいえ、常にアリババを前面に押し出し、傍に置こうとしていた。 みんなアリババを欲している。 まぁそれはともかくとして(←自分で持ちだしておいて上手くまとめられないからって逃げやがった)、来週はマギ休載・・・再来週が気になります。 アリババは白龍の憎しみの言葉に、どう答えるんだろう。 白龍はアリババを憎んでいるかもしれないけど、それを冷たい笑みの下に隠したり変に取り繕ったりせず、はっきりとぶつけてきたよな・・・。 言い方は悪いけど、そこに「つけいる隙」があるように思えるのは見当違いだろうか。 白龍は恨みつらみを胸に押し込め過ぎて我慢し過ぎて増殖させた挙句爆発してしまった感があるので、とことんぶつけたら何とかならんだろうか。 そんな時期はとうに過ぎてしまったろうか。 玉艶さんに憎悪の全てをぶつけて復讐を成し遂げても、彼の心の闇は晴れなかったのだから・・・ここでアリババに本音をぶちまけたくらいでは無理かな・・・。 それでも、アリババなら。 シンドバッド王にも紅炎閣下にも出来ないやり方で、何とかしてくれるんじゃないかと思ってしまう。 アリババが、 ソロモン王の忘れ形見であるアラジンに王の器に選ばれたのは、 過酷な奴隷生活で心を閉ざしていたモルジアナの絶対的な信頼を得たのは、 悪を悪とも思えない環境にいたオルバ達に人の心を取り戻させることが出来たのは、 己の運命を最後まで呪っていたカシムの魂を救えたのは、 何故だったのか。 それを考えると、根拠の無い期待でもないんじゃないのかな・・・。 アリババは「黒ルフを白ルフに変えることができる」人なのだから。 睡魔が襲ってきて、自分でも何言ってるかわからなくなってきたのでこの辺で。 どんどん辛い展開になってきて、なかなか救いが見えない。 アリババ・・・白龍を助けて・・・(>人

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