カテゴリ:時事
もう6~7年前だったと思います。
私よりずっと年上のある知り合いが、 賃貸していた部屋を引き払い、 まんが喫茶(今のネットカフェ)での生活を始めました。 お財布と携帯電話と自転車とリュックサック1つだけを持った生活。 携帯電話で仕事の連絡を受け、自転車で職場に行き、仕事をして、 毎夜ネットカフェで夜を明かす。 よくそんな生活について話を聞いていました。 そんな人は、日本ではほとんどいないものだと思っていました。 しかし、最近、新聞やテレビに出ていますね。 ネットカフェで生活するフリーター。ネットカフェ難民。 風邪引いたらどうするんでしょうか。 彼らは、実家が近くにあるけど、親元から独立しようと、 ネットカフェで生活しているのか、 はたまた、実家ははるかに遠くで、本当に寄り付く家も何もなく ネットカフェで寝ているのか。 実際に彼らに会って、聞いてみたくて仕方ありません。 ただ、意外に、出会えないんですよね。そういう人に。 2年前だったと思います。 銀行で仕事がどうしても終わらず、午前3時。 今から1時間かけて家に帰っても、 明日また7時半に来ないといけない。 ん~、そうだ、ネットカフェに泊まろう~。 たしか、利用料金は1,000円台だったと思います。 個室になっていて、パソコン1台に、 1人掛けのソファーのような椅子。 館内は照明が落ちていて、映画館のような暗さです。 そしてシャワー室のあるコーナーもあります。 たしか、300円くらいで利用できたと思います。 焼きそばやホットドックなどご飯を注文できるコーナーもあります。 カプセルホテルよりもはるかに安い値段で、 同じくらいの快適さ。 昔、南米の鉱山の町で泊まった、 商店の2階の窓の無い不気味なホテルよりは、 はるかに良かったですよ。 しかし、もちろん、ネットカフェに住もうとは思いませんね。 いくらお金がなくても、定職がなくても、 毎日頑張ってバイトをすれば、10万円以上稼げるはずですし、 風呂無しのアパートぐらいは借りれるはずです。 実際、そういう生活をしている同年代もたくさんいます。 なかには本当にどうしようも無くという方もいるかもしれませんが、 家に住むというのは、人間の最低限のプライドではないでしょうか。 家に住まない(住めない)で悔しくないんですかね? 是非、実際に彼らと話をしてみたいです。 ちなみに、昔ネットカフェで生活をしていた私の知り合いですが、 一緒に生活する彼女ができて、 しっかり働いて、今は、マンションの1室を借りています。 男として頑張らなくてはいけない理由があれば、 人間は、頑張れるんじゃないでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 10, 2007 10:55:16 PM
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