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Aug 3, 2007
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カテゴリ:人物
先月29日から30日にかけて、
自民党の歴史的大敗の結果が次々と報道される中、
一人の偉大な作家が息を引き取りました。
小田実(おだまこと)さん、享年75歳。

もう6年前ですが、私が大学3年生の時、
つまり2001年度の慶應義塾大学で、
彼は『現代思想』という講義を持つこととなりました。

当時、私は、失礼ながら、小田まことさんだか、小田みのるさん
だかも分かりませんでした。
しかし、昔、反戦運動などで活躍した
有名な方だということは存じていました。

どんな人だか、見てみよう。

初回の授業を覗いてみると、
鋭い目をした白髪のおじいさんが、学生をにらみ付けながら、
一生懸命話をしています。
なかなか面白い。
思想的には、「文明」そのものを批判するなど、私のそれとは、
全く相容れないものでしたが、
尋常でない、人間的な偉大さを、彼から感じました。

私は、共産主義の原点であるマルクス経済学に関する授業や、
それを信望する教授の話は聞かないと決めていましたが、
この授業だけは、マルクス経済学者がアレンジしたものであった
にも関わらず、受けることにしました。

授業の内容はというと、アメリカを批判する中で、
勢い余って、ビンラディンの立場を擁護するなど、
めちゃくちゃだと思うようなことが多くありましたが、
「若い世代と対話して、日本を変える」と意気込んでいた
彼の一生懸命な講義は、とても新鮮でした。

私は、彼の話を、目を輝かせて聞いていたと思います。

彼は、一生懸命聞いている学生には、話しかけてきますし、
意見も求めてきます。

しかがって、何回も彼とやり取りをしました。

私以外の一生懸命聞いているのは、
マルクス経済学を専攻している学生が多かったので、
彼から何をけしかけられても、大体は彼と歩調が合っていました。
しかし、私が指導を受けている教授達は、彼らと真逆の考え。
みんな親米で、自由主義経済の信望者。
よって、何回も彼の困った顔を見たものでした。

卒業してから、彼の講演を聴きに行くこともなく、
何もコンタクトを取ることもなく、この訃報を聞きました。

あらためて、彼の経歴を眺めてみました。

昭和7年、大阪に生まれる。
17歳の時に書いた小説「明後日の手記」(河山書房)が
19歳の時に出版される。
小説家になりたかったのではなく、ただただ、
文章が書きたかったのだとのこと。
大学時代は、小説「わが人生の時」(河出書房新社)を出版。
昭和32年、東京大学文学部言語学科卒業。
     その後、大学院に進み、ハーバード大へ留学。
昭和36年、29歳の時に、旅行記「何でも見てやろう」
     (河出書房新社)を出版。これが大ヒット。
その後は有名になるのでカットしまするが、ベトナム反戦運動を
はじめ、数々の市民運動で活躍。著作も多く残しています。

彼のにらみ付ける鋭い目、激しい魂。
後世に生きる一人として、彼の話を語り継ぎ、
そして、平和を願う意思と世の中を変えようという志は
引き継いでいきたいと思います。
ご冥福を心からお祈りいたします。






Last updated  Aug 4, 2007 11:01:21 PM
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