思い出

2009/11/30(月)20:13

米欧中東を歩く(20)-パリから鉄道でローマへ

紀行(105)

2009年10月17日(土) 今日は、パリからローマへ向かう日です。 5時半に起きます。寒いです。 昨晩のニュースでは、ニューヨークの最高気温は7度だそうです。 ニューヨークに最初に行って、良かったと思います。 荷造りをし、6時半にチェックアウトしようとしますが、 ここで、問題が発生です。 ネットで予約して、クレジットカードで払い、 旅行代金は、その代理店からホテルに支払われると説明しても、 ノン、ノン、ノン とか言って、 人差し指を横に振って、 今、払わないとダメとのこと。 何回説明しても、分からず、 とりあえず、カードで払い、 後で、代理店に電話をし、払い戻しをしてもらいました。 夜明け前の街を歩き、地下鉄に乗り、 ターミナル駅である、ガール・ド・リヨン駅に。 朝食に、水とアップルパイを買い、出国審査を通り、 8時前に、イタリアのミラノ行きの電車は出発です。 フランスは、夜が明ける時間が遅く、今頃が日の出です。 フランス自慢の高速特急TGVに揺られながら、 はるか地平線まで続く、畑や農場に、朝日が昇っていきます。 テレビ番組『世界の車窓から』の音楽が、私だけに流れます。 フランスとイタリアの国境に横たわるのがアルプス山脈。 きれいな湖の脇を通り、 有名な山、モンブランもそびえ立っています。 時間があるので、英会話の本をパラパラ読んでいると、 「こんにちは。日本の方ですか?」 と、日本人の若い女性に話しかけられます。 車内のアナウンスがよく聞き取れないので、 ミラノに着くころに、教えて欲しいとのこと。 列車は、イタリアに入り、山を下って、ふもとの都市、 冬季オリンピックも開催された、トリノに到着。 その後、15時前に、ミラノに到着です。 私は、ここで、ローマに向けて、 15時半発の列車に乗り換えるのですが、 ランチを食べていないので、急いで、街に出ます。 これが立派なミラノセントロ駅。 駅前のバール(カフェ)で、フォカッチャ4ユーロ(約560円) を買います。 また急いで走って、列車へ。 ボックス席で、イタリア人の老夫婦と向かい合わせ。 おばさんが、しきりに話しかけてくれますが、 全部、一方的なイタリア語。 ほとんど、分かりません。 バックから、チョコクッキーを出してくれます。 グラッツェ! ありがとう! ボローニャ、フィレンツェを経て、日も沈み、 列車は、19時半に、ようやくローマに到着。 向かいの夫婦とは、笑顔と握手でお別れです。 チャオ! またね! 駅のスーパーで、夕食用に、水、サラダ、ティッシュ、 計4ユーロ(約560円)。 フランスよりも、物価は少し安いようです。 予約していたホテルを探しますが、 中心部なのに、街灯も少なく、人も歩いていなく、 なかなか見付かりません。 あたりを何周もし、近くのホテルのフロントにも聞いて、 ようやく発見。 一つの建物に、二つの小さなホテルが入っていて、 古い小さな看板に気付きませんでした。 チェックインをし、部屋に入ると、 テレビもエアコンも、リモコンがなく、使えないようです。 イタリア人は、人懐っこいですが、結構いいかげんです。

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