Oct 18, 2008

投資銀行とは何を意味するのか

カテゴリ:時事
リーマンブラザーズの破綻を機に、「投資銀行」という言葉が、
新聞などに、より、頻繁に出てくるようになりました。

投資銀行って何?
銀行?
投資するの?

投資銀行は、一般的な銀行とは違います。
三井住友や三菱東京UFJなど、一般的な銀行を
商業銀行といいますが、これら商業銀行の業務は、
1、預金
2、融資
3、為替(お金の支払いの仲介、例えば振込みなど)
が中心です。

商業銀行に対して、投資銀行は、
先端的な金融技術を駆使して、大企業にサービスを提供します。
リスクの高い商品を扱いますので、
分類すると、証券会社になります。

預金を集めて、そのお金を貸す、商業銀行よりも、
投資銀行の提供するサービスの方が、技術がいりますので、
収益性も高いわけです。
日本のメガバンクも、傘下に投資銀行を持つようになり、
これらの業務に、力を入れ始めました。

投資銀行が扱うのは、
1、M&A(企業の合併や買収の手助け)
2、証券化(企業の持っている資産を現金にする)
3、デリバティブ
 (金利、為替、株式などから作った金融商品。
  例えば、商業銀行でも扱うような
  簡単なデリバティブをあげると、
  金利スワップ取引とは、
  手数料を払って、変動金利と固定金利を取り替える。
  企業が融資を受ける際は、変動金利なので、
  融資を受けた際に、金利スワップ取引も同時に行うと、
  金利変動リスクを緩和することができる。
  また、海外と取引をしている企業は、
  通貨価値が変動してしまうリスクがあるため、
  通貨オプション取引などでリスクをヘッジする。)
などです。

投資銀行が活発に動けば、
お金のやり取りは、より複雑になります。

今回の世界的な金融危機は、複雑になりすぎて、
何がなんだか、全体の状況が分からなくなってしまい、
金融市場が急激に収縮しました。

ただ、金融が進歩して、投資銀行業務が発達したわけですから、
歴史の歯車を止めたり、逆回転させたりすることはできません。
M&Aや証券化、デリバティブは、
企業が、動きの早い世界経済の中で活躍していくためには
欠かせません。

今回のサブプライム問題は、
いわば、金融の欠陥商品が出回ったことから、問題が発生しました。
お金は、モノよりも、遠くの人と、早いスピードで取引できますので、
欠陥商品は、大量に、世界を何周もしてしまいました。

新しい時代には、新しい商品に合わせた、
公正なルールが求められ、
そして、それは、世界全体で共有されることが必要です。

地球環境の問題だけではありません。
安全保障の問題だけではありません。
世界が運命を共にして、様々な分野で、
話し合いながら協調して行動をしなければならない時代が
やってきました。





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Last updated  Oct 19, 2008 07:58:09 PM
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