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カテゴリ:子供の足・靴
人生、一度はお世話になるだろう靴「スリッポン」。
脱ぎやすくて履きやすい、 日本人の生活様式にはとても都合のいい靴で、 比較的価格も安いものが多い。 この特徴は 特に「子供靴」において重宝がられ、 保育園や幼稚園の中には 「自分で脱ぎ履き出来る靴」としてご指名があるところも。 「スリッポンでお勧めのものを教えてください」 とのお問い合わせがあった。 (お返事が遅くなってすみません!!) さて、困った・・・。 何故困ったか? 私の商品知識の不足も一因なのだが、 それ以上に大きな問題が・・・。 +++++++++++++++++++++++++++++++++++ 靴選びのポイントはいくつかある。 (1)かかとにしっかりとした芯が入っている 歩く時の衝撃で足首がぐらつかないようにするため。足首のぐらつきは膝→股関節→腰へと伝わり、身体の歪みにつながる恐れも。 (2)歩く時の足の返しを妨げない靴底 つま先立ちをした時に曲がる場所で靴底も足と一緒に曲がるもの。 (3)靴のつま先に足の指先が自由に動かせるゆとりのあるもの 子供の骨はとても柔らかく変形しやすいので、出来るだけ自然の形を保てるものを選ぶ。また足の指先を使うことで踏ん張りが効く・歩行が安定する・血行が良くなる他様々な点で大切になってくる。 (4)足の甲をしっかりと留め、足の前滑りを防ぐデザイン 足が靴の中で前滑りを起こすと爪・皮膚・骨にダメージを与え、足が滑らないようにしようと無意識のうちに靴の中で足が踏ん張り、歩き方まで変化してしまう。靴と足のかかとを合わせ、足の甲をしっかり留める(紐やベルトなど)ことが大切になる。 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 「スリッポン」には足の甲を留めるものが無い。 足幅が広く、甲高の人の場合は 横に付いているゴムが目一杯広がって 安定する場合もあるが、 特に甲が薄く幅が狭い「華奢な足」の人には 支えが全く無く 「足の前滑り」が起こりやすい。 なので、 もしどうしても選ばなくてはならない場合は 履く人の足を計測し、 どういう特徴を持った足なのか(甲が高いor低い、幅が広いor狭い他・・・) をしっかり把握し、 履く人の足の形にあったデザインを探すしかない。 更に、 出来ることならば 「中敷き」を調整して 出来る限り足が前滑りしないように 靴を足に合わせてあげる必要がある。 「脱ぎやすくて履きやすい」=「脱げやすくて足が靴の中で遊びやすい」のだ。 更に、 冒頭にも書いたが、 価格が手ごろなこともあり、 かかとが薄く柔らかいものや 靴底が薄いくてくにゃくにゃなものが多い。 というわけで、 幼稚園の指定で「スリッポン」の靴をお探しの場合は、 まず足の測定をしてくれる靴屋さんで相談してみることをお勧めします。 そのお店で買わなくても(お店の方、ごめんなさい^^;)、 お子さんの足の特徴を教えてもらい、 よ~く足の形を観察して(指が長いor短い、どの指が一番長い、かかとがしっかりor狭いなどの特徴もあります) 足のシルエットと同じような形を持つ靴を選んで下さい。 そして、「スリッポン」を履く機会を出来るだけ少なくし、 日常は足にしっかりフィットする「紐」(小さいうちは無理ですが)か 「ベルト式」のものを履くといいのでは?と思います。 幼稚園・保育園に限らず、 大きくなれば「ローファー」という強敵も現れます(苦笑)。 あれもほんと~~~に履きにくい靴です←経験者談 「指定だから・・・」とあきらめず、 出来れば交渉して履かない!(なかなか出来ないですよねぇ・・・ーー;) もしくは デザインと足の形を見極めて 「中敷き調整」をしてもらって履くことをお勧めします。 ※chacoさん、お返事遅くなってすみませんでした!よろしければメッセージにメールを下さい。お住まいのお近くで足の計測をしてくれるお店を調べてみます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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