一日一歩。

どっかの古典でこんな言い回しがあったような、ないような・・・。

先週の土曜日、
息子が一時保育でお世話になっている保育園で
運動会が行われた。
週1回しか行っていない息子も声をかけていただき
参加することに。

保育園の運動会には
私自身、生まれて初めての参加。
最初から体育館を借りて、
0歳から6歳までの子ども、その親、親戚、
うちのような一時保育の関係者、サークル関係者が集う。
それでも体育館に収まる人数。
アットホームさを感じた。

特に指示はなく、
結局皆さんは靴下や裸足で参加されていたのだが、
私は何故か張り切って
子ども2人分と「私」の上履きを持参。

私の上履き？

そう、
自分で履き心地を試してみたくて
去年380円で買った、上履きの定番「バレーシューズ」。
最後に履いたのは・・・何十年前？？？？（恥ずかしい・・・）


通常の靴は24.0EEEを履いているので、
迷わず24cmのものを購入。
買った当初、ソッコーで履いたのだが、
かかとがぺったんこ＆ペラペラな心許なさ、
靴底が薄く、足裏に床を感じ何となく冷えっとした感触・・・。
室内を歩き回るが・・・
うーん、お世辞にも歩きやすいとは言えないなぁ・・・


そして、一年。
4月の娘の入園式にもわずかな時間履いたのだが、
いよいよ活躍の日が来たっ！！
運動会だもの、室内履きじゃ走りにくいものね


履いて、数分。

・・・痛い・・・。

３Eサイズの足を持つ私。
長さは問題無いのだが、
小指が異様に痛い。
そりゃそーだ、
見るからに靴は細く・薄い。
私の足のシルエットと合わないのは
単純に上から見比べただけでもわかる。


しかも、
何となく歩くたびにかかとが脱げそうな気がして
落ち着かない。
その上、
だっこ星人と化した息子を抱え、
床からの寒さは伝わるわ、
腰は痛くなるわ（これは靴のせいではないのだが）。
息子と参加予定の親子競争を待つことなく、
バレーシューズはバッグの中へ、
私は念のためもってきた室内履きを履くことに。


たとえば、
私がバレーシューズを一日中履かなければならない場合
どうすればいいのか？
0.5刻みのサイズなんて無い。
＝25.0cmを買う？？
今でさえ「脱げやすい」と感じていたのに、
私の足サイズに対して（正確には23.8ｃｍくらいなので）
1cm以上ゆとりがある靴を買うことになる。
・・・いやだな、この不快感・・・。



バレーシューズを子どもに履かせるのは
とても難しい。
「履く」という行動は、子どもにも簡単にできるのだが、
「足に合わせる」のは至難の業なのだ。
前のゴムベルトがパンパンに伸び、
足の前滑りを留めてくれる場合もあるかもしれないが、
そういう子は足ががっちりしていて、
長さで合わせると
私のように小指が痛い可能性がある。


すんなり入る子は、更に注意が必要だ。
一見問題無いように見えても、
実は足周りはゆるゆるで、
足が靴の中で前後に移動している可能性がある。
靴の前に足の指先をぶつければ、
爪が傷んだり、皮膚が痛んだり、
ひどい場合は骨がゆがんだりする。


また、
無意識のうちに前滑りを留めようと、
靴の中で足の指を踏ん張り、
足の指が踏ん張ったままの状態で
曲がったまま伸びなくなることもある。


その点、
紐靴やベロクロタイプ（面ファスナータイプ？）なら
足周りをぎゅっと絞めることができるので
靴の中での前滑りがしにくくなる。


なかなか機会がないだろうが、
バレーシューズは安いのも特徴。
子どもが一日の中で一番長く履く靴の履き心地を
親も体感してみてはどうだろう？
「百聞は一見にしかず」ですよ！