一日一歩。

2008/03/27(木)00:53

あの時の感情が、やっと消化された・・・

活動(42)

今日はこぶたラボ初登場企画 「上履き研究会」だった。 ~大人が大人サイズの上履きを試着~というところが今回のミソ。 だって、 いくら 「子供の上履きって大切ですよぉ~!」とか 「この上履き、造りはいいですよぉ~!」と言っても んなもん子供が感じることで ワタシが感じられるわけじゃない。 何がどれくらいいいのか、悪いのか? さっぱりわかんない。 実際、バレーシューズってどのくらい悪い?と問われたら きちんとした数値をワタシは見つけられていないし、 事前打ち合わせのときのライチさんの 「ワタシは一番これ(バレーシューズ)が履きやすいかも!?」 の発言で衝撃をうけたり(これが「足の個性」のなせる業!)。 この企画の発端は1年半前のこのブログ。 当時私は完全に専業主婦。 子供は3歳と1歳。 育児に行き詰まり、 唯一「手に職」と思える足に関する「何か」をしたくて、 家にいて、元手も少なくて出来る「何か」を考えたとき、 足に関する勉強の復習と「子供靴に関する調査」が思いついた。 ちょうど上の子がもうすぐ幼稚園にはいれる!?という時期だったので (結局、正式な入園までにはあと1年待たなければならなかったのだが。) 上履きの状況ってどうなっているの?と疑問に思ったのが最初。 うちの娘は2歳半にしてすでに「開張足(かいちょうそく)」。 もともと甲高幅広のがっちり足なので 普通のバレーシューズはあまりはかせたくなかった。 そこで、 当時露出の多かった6種類ほどの上履きを買い集めた。 (娘の上履き選びに役立てるため、当時の娘のサイズより少し大きい17cmを選ぶ) 実物を見て、 基本のチェック項目を確認し、 ブログで「上履き比較」を書いた。 ワタシは靴を販売していないので、 どれが売れても売れなくても関係ない。 公正・公平な目で見た批評を書きたかった。 ちょっと「日経トレンディ」を気取って。 それをブログ内でとどめておけば問題がなかったのだろうが、 楽天市場で購入したので 商品の感想欄にもコメントをつけた。 ワタシとしては、ただただ「役に立つコメントを書きたかった」のだ。 数日後、 ブログにコメントがついた。 リンクなしの「シューフィッター」さんから。 「あなたは本当にそれらの上履きを履いたことがあるのですか? 私は全て履いてみましたが、どれもあなたが言うほど悪いものだとは思いません。 あなたが言っていることは誰でも知っていることで、 そんな当たり前のことで評価するのはどうかと思いますし、 下手をすると「営業妨害」として訴えられる可能性もありますよ。 『プロ』を名乗るからには(当時は「おちょP@フットセラピスト」のHNを使っていた) もっとご自分の発言に責任を持ってください。」 だいたいこんな内容のコメントが書き込まれた。 当然「リンク無し」の書き込み、 どんなに正しいことを言っていても とても卑怯なやり方だ。 頭に血が上った。 インターネットの怖さはよく知っているつもりで かなり気を使っていたはずなのだが、うかつだった。 その時は腹は立つものの 正しい指摘だとわかっていたので 反論はできなかった。 400件以上の、毎日更新をつづけていたブログを 全て削除した。 それが私の責任の取り方だった。 暫くはそのショックが尾を引いていた。 靴について語るのが怖かった。 自分の経験不足が歯がゆかった。 自分が体験しないことは どんなに正しいことだとわかっていても発信する勇気がなかった。 「あなたは全部履いたことがあるのですか?」 そりゃ靴屋さんだったら 簡単に試着できる。 でも、 私は少ない資金でサンプルを買い集めて 少しでも多くの人に役立ててもらいたいだけなのに! その「心の痛み」を抱えたまま時は過ぎ。 とにかく、「ワタシ」が上履きの履き比べをしてみたい。 どうせなら、みんなで子供の頃を思い出しながら 子供の気持ちを味わってみたら楽しくない!? その想いを1年間暖めて、 暖めている途中でリニューアルしたブログ(今のブログ)に書いたら、 こぶたラボのライチさんがこの企画を拾ってくれて 今日の開催に至った・・・という経緯。 あのときの、 心に深く深く刺さった棘が 実は私に力をくれていたんだな、と 今なら思える。 「日経トレンディ」を気取っていたから、 知識があまりにも薄かったから、 日々の不安・不満からくる焦りが文章ににじみ出てしまっていたから たぶん指摘してくれたんだと思う。 あの指摘がなければ、 たぶん今の私はない。 全ては「必然」。 今日、やっと心の棘は抜け、 痛みが昇華した気がする。 あの時のコメント、ありがとう! こんな足オタクが考える突飛な企画を採用してくださった ライチさん、こぶたラボのみなさんに感謝。 企画に付き合ってくれたゆみかさんに感謝。 そして、 企画に参加してくださった皆さんの温かい声が力になる。感謝。

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