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この衝撃のラストにやられました。ドンデン返しなど全く予想していなかったので、だまされる快感を味わいました。一風変わったゾンビ映画と言えるかもしれない作品です。
前作「ゲット・アウト」で、監督デビュー作にしていきなりアカデミー賞作品賞にノミネートされたジョーダン・ピール監督の第2作は、前作よりも怖さを増しています。「ゲット・アウト」も傑作でしたが、この監督は、医学的なSFを題材にした黒人ホラーでぐいぐいと観客をひきつけます。特に序盤のBGMなし、子供の視点で描かれたカメラワークの遊園地のシーンの不気味さ。鏡の館での恐怖シーン。ウサギとともにかかる曲の不穏さ、そして何よりも驚きの結末。傑作です。 「ゲット・アウト」では白装束の集団が、今回はハサミを持った赤装束の集団が襲いかかってきます。前半は個人的な恐怖映画のノリですが、中盤からはゾンビ映画のような展開になってきます。なぜ、主人公の顔をした女だけが話せるのか、いったい何が目的なのか、なぜ主人公たち一家だけがすぐに殺されないのか、全てがつながり、スケールの大きなラストシーンへとつながっていくのです。ルピタ・ニョンゴの熱演も素晴らしいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年08月25日 21時24分22秒
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