お茶の時間

2008/11/07(金)10:23

愁堂れなさん「オカルト探偵 堕ちたる天使」

さ行=BL小説(53)

イラストは、田倉トヲルさん。 高校1年から親友同士・25歳の三宮(さんのみや)と清水麗一です。 清水は、眉目秀麗、成績優秀、スポーツ万能、その上リーダーシップの取れる明るい性格です。 大学卒業後、三宮は警察官になり、清水は、探偵業をはじめました。優秀だった清水は、そこそこ評判を取り路頭に迷うことはありませんでした。 清水は祖母がイタコをしていた関係もあって霊感が強いです。 三宮は、去年、千代田署捜査一課に配属され念願の刑事になれました。卒業後も二人の関係は絶えることなく続き、捜査上で行き詰ると三宮は清水に相談にのってもらっていました。そのアドバイスで署長賞ものの解決を何度もしたのですが、解決に導いたのは友人のアソバイスのおかげと上司・水町に打ち明けました。叱責されるかと思っていましたが、逆に感心されそれからも相談にいくのを黙認してくれています。今回も捜査が難航して清水に会いに来ました。清水は、早々に何の事件のことか当てます。三宮は感心しますが、新聞を読めばわかるといいます。清水は時々嫌味な物言いをします。 事件は、会社社長の自殺でした。見た目は自殺なのですが、事件には「聖なる泉」という宗教法人がからんでいます。 亡くなった社長は、その元信者で、いままで貢いできたものを返せと教団ともめていたということでした。そして、教祖に直談判にいき、そのとき、教祖から「お前の命を絶つ」といわれ、予言をし、その通りに亡くなったのでした。 教祖は念じて殺したといいますが、そのときのアリバイは強固です。二人は、教団へ事情聴取に行きます。 「聖なる泉」の教祖は、14、5歳にしか見えませんが、17歳の美少年です。その傍には、大柄で長髪のサングラスをかけているの林という男がついていました。 帰りに清水は、どこかで二人に会った気がするといいますが、思い出せません。 清水はフリーのルポライターの伊東芳元を呼び出して、「聖なる泉」について聞きます。伊東はゲイで清水に一目ぼれして迫ってきている男です。 清水は・・・。 三宮刑事・・・下の名前が出てきません。どこかで出たでしょうか?私が読み飛ばしてますか?探したのですがわかりません。気になります~。 清水は出来すぎの人ですね。というか三宮、刑事なのに普通すぎでした。もう少し頭働かせてよ・・・^^;と思わせますが、彼はそれくらいの方がいいのかもしれません。 刑事より清水の助手になった方がいいのでは?と思わされます。ラストに清水より霊感ありそうな気配が・・・。 事件は清水が解きましたが、逮捕は出来ませんでした。 教祖様も救うことが出来ませんでした。そういう解決なのか~と少々不満が残る結末でした。 清水と三宮がカプです。三宮嫌がってはないのですがまだ気持ちが確定しません。でも、抵抗しないし、流され気味です。 この二人の話はまだまだ続きそうです。

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