お茶の時間

2010/03/12(金)17:32

愁堂れなさん「法医学者と刑事の相性」

さ行=BL小説(53)

イラストは、高階佑さん。 増田法医学教室の准教授・冬城温史(ふゆきあつし)の元に脅迫状が届きます。 冬城は、いたずらだと取り合いませんが、助手の石田は心配します。 冬城は、美貌が際立っている上に、遺体解剖においては、優秀で法医学界のカリスマとしても名高く、警視庁内にも信者といったほうがいいようなファンを持っています。 警視庁の捜査一課に石田と親しくしている三木という刑事がいました。 彼に連絡し、上司と相談してもらうことになりました。 そして、やってきたのは、警視庁捜査一課の江夏孝美(えなつたかみ)警部補です。 素材は悪くないのに、見た目にかまわない胡散臭そうな外見をしていました。 江夏と冬城は、過去鑑定をめぐって諍いがありました。 そこへ自殺体と思われる男性の遺体観察の依頼があります。 現場へ行き何か気になる冬城でした。 仕事を終え、帰ろうとするところで、襲われる冬城です。江夏に助けられた冬城でしたが・・・。 なぜか一緒に食事をすることになり、酔った二人は・・・。 面白かったです~。 冬城はゲイですが、江夏は違いました。 二人は仕事のことで付き合っていくうちに仲良くなっていきます。 自殺と脅迫状、ふたつの事件は、悲しい結末になります。 こういう結果を招くとは思わなかったでしょうけど、 人に思いを託して一番に抜けたある人物は私はずるいと思ってしまいました。 辛すぎる思いもわかるのですけどね。残された者の気持ちも考えて欲しいですよね。 さて、続編はあるでしょうか? 主人公たちは、明るくて前向きなので、これからも活躍して欲しいなと思うので書いて欲しいですね。 シリーズになってくれるとうれしいなと思います。(^-^)

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