|
カテゴリ:カテゴリ未分類
プレゼントの法則(2)
■プレゼントを渡すとき プレゼントの法則(1)では、プレゼントは贈り物(贈与)だということを書きました。 交換ではないので、見返りを求めないと。 プレゼントとしての意味が深くなればなるほど、見返りを求めなくなっていきます。 しかし人間である以上、完全に見返りを消すことはできません。 そこには、「心」というものが残ります。 ■閑話休題 算数や数学で習う「直線」ってありますよね。 この直線って、現実の世界では存在しないものなのです。 直線には終点がありません。 まっすぐな線に終点があるものは線分です。 また、線をペンで書くとどうしても太さが出てきます。 そこには面積があります。 直線とは面積がないものです。 現実の世界では、面積の無い線は引けません。 そして、空間のゆがみというものがあります。 いろいろな物質の質量が干渉し、空間がゆがんでしまうのです。 そう、まっすぐなものを作ったとしてもまっすぐにならないのです。 完璧な姿の直線。 これはこの世界に存在しないものです。 直線と同じで完璧な姿のプレゼント、つまり「見返りをまったく期待しないプレゼント」も存在しないのです。 ■プレゼントを渡す側の心 プレゼントを渡すときには、最終的に心が残ります。 プレゼントの金額を消したり、手作りにしたり、モノとしての価値は隠そうとします。 しかし、そこには『想い』が込められています。 この『想い』がプレゼントの本質です。 ■相手に喜んでもらいたい プレゼントを渡す相手は、プレゼントが相手のためになっている状態を想像します。 相手のためになる。 それがプレゼントを渡す人の『想い』なのです。 相手の喜ぶ姿を想像する。 相手がプレゼントを使って人生が豊かになっている姿を想像する。 プレゼントを渡すときにはこのようなことを考えているでしょう。 このことに気づくことができれば、さらにもう1つのことがわかります。 ■プレゼントをもらうとき さらにもう1つのこと。 それはプレゼントをもらうときの態度です。 相手はアナタの役に立つと想ってプレゼントを差し出します。 お返しを求めているわけではありません。 では、何を返せばよいか。 すでにみなさんがなさっていることです。 それは、感謝をすることです。 「ありがとう」 この一言が相手に「アナタのプレゼントはとても私のためになっています」ということを伝えるのです。 もしも「すみません」といったらプレゼントを渡した人の気持ちはどうなると思いますか? 「ああ、プレゼントは役に立たないんだ」と感じてしまいます。 または、「プレゼントを受け取りたくないのかも」とも。 普段何気なく使っている「ありがとう」と「すみません」。 プレゼントの法則から見てみると、この言葉の違いがわかりますね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年07月30日 01時43分51秒
|
|