ニホンミツバチ関係読破資料
新年早々からなにか気が塞ぐ。 今度、ハチ仲間との勉強会/新年会があるので、気晴らしを兼ねて、これまで読んだニホンミツバチ関係の資料の一覧をつくってみた。これからニホンミツバチを飼おうとする人・資料収集癖のある人は参考にしてほしい。入手困難なものもあるかもしれない。ぜひとも読みたいという方はお貸しするので、ご一報されたい。★2004年12月以降2010年1月までに読んだ小生の教科書。1 日本在来種みつばちの会編『日本ミツバチ』(農文協/1600円/2000年3月)2 吉田忠晴著『ニホンミツバチの飼育方法と生態』(玉川大学出版部/2000円/2000年1月)3 渡辺孝著『ハチミツの百科/新装版』 (真珠書院/800円/初版昭和44年新装版平成15年)4 吉田忠晴著/『ニホンミツバチの社会をさぐる』 (玉川大学出版部/1500円/2005年3月)5 久志冨士男著『ニホンミツバチが農業を救う』(高文研/1600円/2009年7月)6 田中淳夫著『銀座ミツバチ物語』(時事通信社/1400円/2009年4月)7 ローワン・ジョエコブセン著『ハチはなぜ大量死したのか』(文藝春秋社/1905円/2009年5月)8 深沢光一著『女王蜂の奇跡』(日本養蜂新聞社/100円/1963年6月)9 岡田一次著『ミツバチの科学』(玉川選書/1500円/1998年7月)10 角田公次著『ミツバチ』(農文協/1600円/2005年5月)11 菅原道夫著『ミツバチ学』(東海大学出版局/2800円/2005年11月)12 佐々木正己著『ニホンミツバチ 北限のApis cerana』(海游舎/2800円/1999年1月)13 井上丹治著『ミツバチの世界』(保育社/1963年4月)14 渡辺 孝著『ハチミツの百科』(真珠書院/800円/2003年1月新装版)15 千葉徳爾著『日本山海名産名物図会』(社会思想社/1000円/1970年6月)16 フリッシュ著『ミツバチの不思議 第2版』(法政大学出版局/2000円/2005年7月改装版)17 杉浦明平著『養蜂記』(中央公論社/980円/1980年4月)18 岡田一次著『ニホンミツバチ誌』(玉川大学出版局/2500円/2001年3月)19 飯田辰彦著『ニホンミツバチと暮らす』(『月刊たくさんのふしぎ』283号/700円/2008年10月)20 佐々木正己、他『ニホンミツバチの文化誌』(日本ナショナルトラスト『自然と文化』67号/1000円/2001年11月)21 菅原道夫、他『昆虫と自然 特集/ニホンミツバチの復活』(ニュー・サイエンス社/1300円/2003年9月)22 中村 純著「ハチミツの真正評価とその問題点」(web版「ミツバチ科学/2007年)23 『現代農業』緊急企画「飼うぞ殖やすぞミツバチ」(農文協/800円/2009年7月)★ 日本蜜蜂の飼育の試みは『日本書紀』の皇極天皇2年(643年)に記載があり、平安時代には献上品として『続日本紀』(760年)や『三代実録』(872)『延喜式』(905?927)に掲載され、また江戸時代には『日本山海名産図絵』(1799年)に人家の軒下につるした樽や箱に飼われている姿がある。また江戸末期になると、紀州の通称「蜜市」と呼ばれた貞市右衛門が数百群に及ぶ大量飼育をしていた記録も未見だがあるそうである(『養蜂の農聖 蜜市翁小伝』1959年)。また明治になってもウィーン万博(1873年)で紹介する目的で田中芳雄男爵が『蜂蜜一覧』(1872年)という日本蜜蜂の生態についての解説書を出版している。