年末恒例となった清水寺で行われる「今年1年の世相を表す漢字」は「変」だったが、我が家の焚き火小屋から見る景色も残念ながら変ってしまった。
こうだったものが、
こうなってしまった。前の写真の赤い屋根の農家の前に2階建て6世帯が入るマンションが建設中。来春のは、この隣にもう1棟建設されるのだから、この風景も見納めである。
これは嘆いてもしかたがない。
けれども、焚き火は相変わらずするのだからと、いただいた原木を30センチくらいに切り出し、斧で割った。ただひたすら割ったので、昨日1日でもらった原木はだいたい片付いた。
風は強かったが、久々に焚き火しながら本棚を物色して学生時代に買い求めた西丸震哉の『山小小舍を造ろうヨ』(中公文庫)を取り出した。本棚も、これだけ本が溢れてくると、ちょっとした古本屋のようなもので、以前買って読んだ本も、それをスッカリ忘れ去っていて、なにやら珍しい本を見つけたような気になってくるから不思議だ。多少、興味をもって買った本なので、いわゆる好みが一致していて(当たり前か?)本の背文字を見ているだけでも飽きない。ちなみに本は8畳の洋間いっぱいに10本の本棚とと押し入れ、溢れたものは居間に1本、階段の踊り場に1本、2階の寝室に1本、それぞれ分野ごとにある程度まとめておいてあるので、気分的には古本屋のハシゴもできる。ここは8畳のパソコン前の3本。ここを身体を横にしながら入室する。
南部鉄瓶に湧かした湯でコーヒーを入れ、焼き芋を焼きながらのんびりと過ごす。午前中は普段の日曜は卓球教室なので、昼までは、なにか得したような時間が過ぎて行く。瑠璃も焚き火のそばでウトウトしている。年末にこんなのどかな日が過ごせるなんて・・・