大人のオモチャ
月1回の勉強会に、両手に資料のいっぱい入った布袋を持ち、肩から単行本何冊かとA3判の資料が折り畳まずに入れられる20年以上愛用の革カバンを提げて通っていたが、思案して、両手いっぱいの資料をPDFにしてPCに入れて持ち運べないか、以前から考えて、数年前っからiBookを使ってみたがそれほど効果はなかった。しかし、ここに来てついに革カバンがリタイアしそうなので、早急に次の一手を考えて、iPadにしてみた。iPadはすでに第4世代に入っていて、ただ小さい軽いだけではなくなっていた。 とりあえずディスプレイ上のキーボード操作が不安だったので、カバーにもなるというロジクール ウルトラスリム キーボードカバーをあわせて購入。Bluetoothなので、使いにくければカバーだけで使えばいいが、本体と質感の似ている素材でマグネットでしっかり密着する。キーボードの面の真ん中の白い溝にiPadを入れると、iPadやキーボード、それぞれにスイッチオンになる。 Appleストアから購入すれば、iPad本体に刻印する無料サービスがあるというので、せっかくだから次の2行を刻んでもらった。 Werde ich zum Augenblicke sagen:Verweile doch, du bist so schoen ! これはなかなか感じがいい! iCloudやフォトストリームというMacOS 10.8以降の機能を使えば、自宅PCと会社PCとiPadの、スケジュール表やiphotoに取り込んだ写真が何の操作もなしに同期できるのは、遅れてきたiPadおじさんには驚愕だった。ネットに繋がっていなくてもiPadで撮った写真は知らないうちに、自宅や会社のPCに送られてきている。多少不気味さはあるが、とりあえず便利さがうれしい。ちょっといい気分になって、iPad用の小さなバッグ(ELECOMのZEROSHOCK)を買ってしまった。 指先でディスプレイを触って操作するのも慣れればなかなか面白い。キーボードも意外に使いいい。ディスプレイはRetinaディスプレイモデルとかいうのらしく、会社のマウスより反応がいい。 Wi-Fiが使えるスポットならば新たな通信の契約など必要なく、インターネットに繋がるのもいい。自宅/会社/資料センターで繋がるように設定したので、不便はないし、電池の連続10時間というので、今のところ不自由はない。もう少し眼がよければiPadminiでもいけたかも知れないが、その度に眼鏡を付け外しする方が面倒だ。 問題のPDF化した資料も、検索が効くので、いちいち書類を繰る必要もない。この急いで書類をかき回した後の書類の整理が大問題だったが、それもなくなった。 この大人のオモチャ、マニュアルもなにもないので、YouTubeなんかで操作を確認しながら始動。 さぁ、いよいよ仕事をせざるを得ない状態になってしまった。 ちなみに歴戦の勇士、これは2代目である。初代はポーター10年以上、この2代目は無銘だった。 持ち手、その付け根は何度革や金具を付け替えたことか、内側もボロボロ。持ち手の内側の革も張り替えてある。