カゲキ隊長のブログ

　自衛隊の階級で最高位の将に、

　まだ女性は一人として任じられていない、

　将補なら過去３回誕生した、

　海上自衛隊のH子さん、

　航空自衛隊のM子さん、

　同じく航空自衛隊のK子さん、

　の３人である、

　H子さんは、

　元海上自衛隊佐世保病院長、、

　自衛隊内では特別職とされる

　医官(歯官も同様)出身である、

　２００１年に将補に任官、

　自衛隊初の将官として話題になり、

　２００３年に退官した、

　夫は元海将だった、

　M子さんは、

　航空教育隊第二教育群司令を務め、

　２００７年に退官している、

　一般幹部候補生として、

　入隊しているので、

　男性に伍して昇任を続けた、

　初の女性将官と言える、　

　さて３人目のK子さんは、

　まだ現役バリバリで、

　第３術科学校長兼芦屋基地司令、

　つまり、作戦部隊の将官である、

　国の防衛に生涯を支えるつもりで、

　入隊したのに、

　そこは男女差別の世界で、

　自衛隊に女はいらない、

　女に何ができる、

　などと言われ、

　何糞と頑張った、

　自ら上申して男性自衛官と、

　同じ訓練を自分に課し、

　ついに男子の新隊員区隊長になった、

　昔で言えば泣く子も黙る、

　新兵訓練の現場の長である、

　今は作戦部隊の司令で、

　一朝事あれば出撃の指揮をとる、

　さて、今の自衛隊に、

　グラス・シーリングはあるだろうか、

　グラス・シーリングとは、

　目には見えないが、

　厳然として存在する、

　性別による昇任の障壁のことである、

　１０年以上前、いくつかの、

　航空自衛隊、陸上自衛隊の基地で、

　講演を行ったことがある、

　奈良の航空自衛隊幹部学校で、

　何人かの女性自衛官と歓談した、

　F１５(航空自衛隊の主力戦闘機)に乗りたい、

　と一人が熱っぽく語った、

　視力聴力なども含めて、

　身体的能力は抜群だ、

　と自他ともに認めていた、

　僕は彼女が大空を駆ける、

　姿を思い浮かべ、

　大いに励ました、

　その後、輸送機の搭乗員に、

　女性自衛官がいる、

　と聞いたが、

　女性の戦闘機乗りが、

　誕生したとは聞いていない、

　３自衛隊に現役の将補が、

　二桁も生まれ、

　そのうちの数人が、

　将になる時代がきて、

　グラス・シーリングは、

　自衛隊からなくなった、

　と初めて言われるに違いない。　

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