Resurrection

2012/12/19(水)06:19

『日本経済の真実』読了

読書(87)

『日本経済の真実 ある日、この国は破産します』(辛坊治郎・辛坊正記著 幻冬舎刊)を読了した。 戦後の復興、高度経済成長、オイルショック(高度成長の終焉)、プラザ合意後の円高、そしてバブルの発生と崩壊、現在のデフレとコンパクトによくまとまっていた。 図表が多くて、GDPとは何か、みたいな話が最初にあって、 経済の入門書としても読める。 意外だったのは、この本では小泉改革を高く評価していたこと。 確かにあの頃は非正規雇用が増えたり、 失職してホームレスになったりした人がニュースになったりして、 暗い話題が多かったような気がするが、 経済成長率や失業率などのデータを見ると 改善に向かっていたのだそうだ。 セーフティーネットを張っておかなかったという負の側面はあるが。 民主党への政権交代については否定的な意見だった。 まあ、それで16日の総選挙で大敗した訳だが。 著者達の一番言いたいことは、この本の副題に込められている。

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