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April 5, 2018
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テーマ:日本語教育(80)
カテゴリ:日本語教育
「失われたお金を返して」
ベトナム人学生のミーが受付に来て、耳慣れないフレーズを口にした。
2年次の授業料として払ったお金を返してくれ、と冗談まじりで言っているのだ。

1年間の授業料は約66万円だが、分納も認めている。
たぶんミーも5万とか10万とかを以前に払ったのだ。
親が授業料を全額払ってくれれば、問題はないのだが、
そうでない学生にはかなり重い負担だ。

以前から疑問に思っていることがあった。
どのくらいの学生が「留学生のアルバイトは週28時間以内」という規則を
守っているのだろう、ということだ。

ある日、同僚の立川先生から
「ホイの手帳を見たら、アルバイトの予定がビッシリ書いてあった。
学校へのアルバイト届出書には一つの事業所しか書いてないが、
実際には、掛け持ちでバイトしていて、28時間の制限を超えてやっている。
彼らは自分達教師と同じくらい稼いでいる。」
と聞いた。

同じくベトナム人学生のホイは、授業が終わると、
自分から進んで、机を直したり、
ホワイトボードを消してくれたりする真面目な学生だ。

その学生でさえ週28時間以内というルールを守っていないとすると、
他の学生は推して知るべしだ。

週28時間しか働かないと、時間給千円として、
アルバイトで得るお金は月10万円にしかならない。

ベトナム人学生の中にはあまり勉強に熱心でなくて、
アルバイト目的で来日したのでないかと思われる者が少なくない。

そんな学生が週28時間以内という制限の中で、
日本語学校や専門学校の学費を払いながら、
日本で暮らすことにメリットがあるのか、ずっと疑問だったが、
その制限があまり守られていないとすると、
疑問は解消する。





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Last updated  April 7, 2018 07:02:47 AM
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