映画「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」を見て(ネタバレあり)
3連休の真ん中、今日は珍しく同伴者と映画に行った。見たのは「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」で、戦争映画は特に好きというわけでもないが、嫌いでもない。サイパン島にあんなに日本からの民間人が住んでいた、ということが意外だった。Wikipediaで調べたら、1914年の第一次世界大戦の勃発とともに、連合国側であった日本が同島を占領した、とあった。太平洋戦争の頃には、日本人(台湾人、朝鮮人含む)が約29,000人も住んでいて、南洋への玄関口として栄えたとのこと。映画は、大場栄大尉が生き残った隊員や民間人をまとめ、山に潜み、アメリカ軍への抵抗を続けたという実話をもとにしたもの。人間も極限状況の中で、ここまで出来るんだ、と思って感心した。最後に山から降りてくる日本兵の行進が、凛々しくて、感動的だった。そのときの軍服が、500日以上も山に立てこもっていたのに綺麗だったのは、収容所にいた民間人が準備していたからだ。こういった映画は好き嫌いがわかれるみたいで、同伴者は「冗長な感じがした」という感想だった。