仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2007/06/17(日)08:06

自動車整備大学校?

教育(51)

昨日のイーグルスは残念。TVで観ていたが全く良いところナシ。悪い面を全部出し切ったと割り切って、今日は好投と連打で行きましょう。 さて、テレビ放映中のCMに、球団公式スポンサーでもある自動車整備学校の花壇が何度か登場した。自動車整備「大学校」という。エッ、そうなの。いつから、何で!? 大学校の呼称は学校教育法に準拠する大学以外に、各省や自治体が置く高等教育機関に使用されているのが通常だし、一般人もそう思っている。防衛大学校、気象大学校、各県の農業(実践)大学校などなど。大学校の呼称は法令上他者使用を制限されていないのだろうか。また、花壇や赤門は位置づけとしては専修学校だろうが、認可官庁(宮城県知事か)が校名について指導をしないのだろうか。 調べると自動車関係は専修学校なのに大学校を称するものが多いようだ。4年制の一級自動車整備士養成課程がスタートしたため、これを称する資格があるということだろう。国土交通省と文部科学省が統一した見解を出して、各県知事に通達しているに違いない。課程指定の権限を持つ国土交通省からすれば、陸運分野行政の利権確保の狙いもあるのだろうか、専門学校ビジネスの悪弊の温床にならないことを願う(失礼)。 さて、そんなわけで大変ややこしいことになった訳だ。そもそも花壇や赤門は「専門学校」を称していたと思うが、専門学校の名も制度的には複雑だ。学校教育法ではまず「専修学校」の位置づけがあり、このうち専門課程を置く場合に「専門学校」を称することができる。 そして今度は国土交通省の指定を受けて大学校を通称できる、というわけだ。花壇のサイトを拝見すると、2年制の「専門学校」部分は学位である専門士を称することができるほか、2級自動車整備士の受験資格を得る。更にその上に2年間の専攻科が用意されているが、国土交通省サイドの1級自動車整備士の道があるが、文部科学省サイドでは学位はない。 花壇の称し方もこうだ。「財団法人角川学園 専門学校 花壇自動車整備大学校」と。

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