2008/05/04(日)16:55
東北大学植物園と最上古街道跡
GWまっただ中の4日の朝は、わずかな霧雨が降りるものの、風もなく暖かい穏やかな天気。青葉山の東北大学植物園に家族で出かけてきた。入場無料で、管楽器の演奏などもあるということで。
私自身は実に20数年ぶりだ。いつの間にか新しい建物が本館で入口になっていた。
残月亭跡からやや登ると、最上古街道跡だ。新しく設置されたらしい看板には次のように説明されていた。そのまま記す。
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享保8年(1723)の古地誌「仙台萩」には、当時仙台城の虎ノ門の辺りから植物園の正門付近を経て、愛子方面に通じる最上古街道があったと記されている。
蒙古の碑はその沿道に建てられたもので、道しるべ石であったとも言われている。また、残月亭跡の付近に、後で北山に移された青葉山寂光寺があって、蒙古の碑はその門前にあったとも言われているが、その辺りの痕跡ははっきりしない。
植物園では、この尾根道が最上古街道に相当するものと判断し、この道に最上街道と名づけ、当時の街道の名を残している。
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新緑が爽やかな季節。仙台は一番美しい季節ではないだろうか。南門の広場でお昼を食べ、園内を一周して戻った。行き帰りのバスも、子どもと一緒で楽しかった。
■東北大学植物園サイトの説明 園内に残る史跡
■関連する過去の日記(仙台城と裏道)
○仙台城と最上古街道(07年11月14日)
○城砦システムとしての仙台城(07年5月29日)
○大梅寺(07年5月21日)
○仙台城秘密の抜け道の話(07年5月20日)
○青葉城の概要と略史(06年7月1日)
○仙台城を考える(06年6月28日)
■関連する過去の日記(高倉淳先生関連)
○加美・中羽前街道を思う(06年04月12日)