2009/11/03(火)04:09
東北で一番長い市町村名を考える
寝る前に子どもにクイズを出した。宮城県で一番長い市町村名(かな数)は何だ。けせんぬま? 惜しい。答えは、みなみさんりく(南三陸)。ところで今気づいたが、ひがしまつしま(東松島)も7文字でトップだ。合併で合成地名が増えた関係で、全国的に長い市町村名が増加したのかも知れない。
そこで、行きます。東北の市町村名、長さくらべ!
(表記文字数ではなく、かな数で。また、拗音や撥音も一文字に数えるルールにします)
■青森県
ひがしどおり(東通村)が6字で最長。
五所川原市、外ヶ浜町、鯵ヶ沢町、田舎館村、板柳町、中泊町、風間浦村が5文字で続く。見渡すと、青森県は長い地名が多い。短いのでは、むつ市、佐井村。
長さで言うなら、かつて存在した大湊田名部市は、文字数でも仮名数でもビッグな存在でしょう。いきなり2文字(むつ市)に激減しましたが。
■岩手県
りくぜんたかた(陸前高田市)が7字で最長。表記文字数でも4文字で最長。
ちなみに、陸前高「た」と読む。高「だ」ではないそうだ。でも現地の人は濁って発音するように思うのですが。
続くのは、はちまんたい(八幡平市)の6文字。大船渡市、一関市、奥州市、雫石町、金ケ崎町、平泉町、岩泉町が5文字。金「ケ」崎の文字に注意、ですね。
短いのでは、久慈市、紫波町、野田村。
■宮城県
ひがしまつしま(東松島市)と、みなみさんりく(南三陸町)が7字で最長。
短いのでは登米市、利府町、加美町。
もともと宮城県には長い合成地名は多くなかった。短いのなら山元町のように旧地名の1文字ずつを繋いだのはあるが。そんなわけで、平成の合併で登場した2市町がトップです。
■秋田県
ゆりほんじょう(由利本荘市)が7字。八郎潟村、東成瀬村が6字で続く。上小阿仁村は5字だが、表記文字ではトップタイ。
短いのは、男鹿市、羽後町。
■山形県
長い地名が少なく、5字が最長。しんじょう(新庄市)、かみのやま(上山市)、おばなざわ(尾花沢市)、おおいしだ(大石田町)、まむろがわ(真室川町)、しょうない(庄内町)の5字。
基本的に漢字表記2文字で、発音は4音節という素直なパターンが多くて、気持ちいい。短いのは、遊佐町。
■福島県
やっぱり、あいづわかまつ(会津若松市)で、7字。表記の4文字も最長。次ぐのは、南会津町、会津坂下町、会津美里町の6字。合併で消滅したが、熱塩加納村、会津本郷町なども長かった。会津関係が多いですね。強い地元意識でしょう。
短いのは、伊達市、小野町。なお、表記でいうと、塙町が1文字で最短。東北では唯一だ。
以上の結果、東北のチャンピオンは、
陸前高田市、東松島市、南三陸町、由利本荘市、会津若松市
でした。やっぱり合成地名か。