カテゴリ:仙台
大年寺山、愛宕山、宗禅寺、茂ヶ崎、二ッ沢の各横穴墓群の総称。
南北約1.5kmの間に約百基の横穴墓が確認されており、造営は6世紀末頃から8世紀前半。これら一大墓域を形成したのは、政治経済活動をともにした集団と考えられ、郡山遺跡との関係が注目される。 愛宕山の中腹から裾部付近の標高30メートル前後の崖面に愛宕山横穴古墳が築造されている。その一つ、愛宕山装飾横穴古墳は、昭和51年の都市計画街路工事中に偶然に発見された。現在では、宅地や道路の造成により地下に位置している。玄室、玄門、羨道部からなり、玄室立面形は両袖式家形宝形造で、アーチ形が一般的なほかの横穴とは構造を異にしている。玄室奥壁には、ベンガラの赤色顔料で装飾が施されている。被葬者と考えられる人骨4体分などが出土した。 (以上、木村孝文『太白の散歩手帖』宝文堂、2001年 から) 仙台市のサイトの説明(愛宕山横穴墓群、宗禅寺横穴墓群)に解説がある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.08.31 00:45:31
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