仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2012/06/24(日)07:10

秋田新幹線がクマをはねる

東北(1209)

こんなニュースが昨日飛び込んできた。乗客にケガはなかったのはまず安心だが、新幹線にクマ激突とはどんな状況だったのか、そしてクマ君達はどうなったのか、気になった。子ども達は、新幹線はブレーキが間に合ったのかと気にしていた。 さきがけ新報の記事では、時刻は昨日23日の午後3時45分ごろ、場所は秋田市河辺神内の羽後境と和田の間。こまち25号(東京発秋田行き)の運転士が約80m前方にクマ3頭を発見、警笛吹鳴し緊急停車したが間に合わず。秋田東署は現場で体長約60cmのツキノワグマ1頭が死んでいるのを確認。残りの2頭は見つからなかった。 NHKニュースでは、運転士の談として、3頭は親グマと2頭の子で、子の1頭を車体の下に巻き込んだという。子グマ1頭が線路上で死体で発見された。 なお、FNNニュースでは地点を羽後境駅と大張野駅の間の「秋田市」としている。秋田市河辺神内とされる事故の場所を地図で見ると、R13の羽州街道(秋田街道)沿いだが、大仙市と秋田市の堺あたりで線路はやや北に振れて市境ではトンネルをくぐるほか、秋田市側ではゴルフ場や山間地を走っているようだから、クマも出てきたのだろう。 フル企画の新幹線ならば、堅固な擁壁でクマが線路に入れない構造だとは思うが、秋田新幹線でも、人や動物が立ち入らないよう柵や鉄線くらいはあるのだろう。それを乗り越えたのか、それともトンネルの開口部で上から飛び降りてでも来たのか。気になっている。 クマ侵入の原因と対策が立たないと、運転士さんも(クマも)安心できないのではないだろうか。

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