2004年：車いすスロープ作りワークショップ

　
○BankART1929の段差
　たった3段なので、軽量の車椅子なら、人手があれば運べないわけでもないが、人によっては、人に運ばれることに、抵抗感のある人もいる。
　また、重たい電動車椅子に大柄の人がのった場合には、持ち上げることは不可能なこともある。


「橋をかけろ！」プロジェクト


横浜馬車道にある旧富士銀行は、昭和4年（1929年）に銀行として建てられ、その後平成13年（2001年）から横浜市のものとなりNPOオフィスとして、そして平成16年（2004年）の春からは、アートスペース「BankART1929馬車道」としても利用されてきました。

しかし、今までに、車椅子を利用している人たちは自力でこの建物に入れたことはありません。
たった2-3段、わずか数十センチの段差です。
軽い車椅子を利用している小柄な車椅子ユーザーであれば、2-3人の好意でなんなく建物に入ることができるでしょう。だけど重たい電動車椅子に乗った大柄な車椅子ユーザーが相手だったら、それは容易ではありません。そしてたとえ簡単に移動できたとしても、荷物のようにもちあげられることへの抵抗感をおぼえる人は少なくないのです。心の負担を払拭することは、重い車椅子を持ち上げるよりも簡単ではありません。


今、このまちには、たくさんのしょうがいある人たちが訪れようとしています。
10月28日木曜日から11月14日日曜日まで、今年で第4回目となったしょうがいのある人たちの作品を商店街に展示をする、福祉のアート展「おでかけアート展覧会」が開催されるからです。

そこで、福祉のアート展実行委員会とBankART1929は、今、あえて、木製の橋＝仮設のスロープをこの建物に渡すことにしました。
車椅子ユーザー自身が現場に立ち会い、実際にスロープを作成する人たちといっしょに橋を制作します。

というわけで、10月20日（水曜日）午後1時から4時ころまで、BankART馬車道（旧富士銀行）のNPOオフィスの入り口で、みんなでトンテンやっています。
興味のある人は、ぜひ立ち寄ってみてみてください。

・日時　2004年10月20日（水曜日）
　　　　13：00-16：00

・会場　BankART1929馬車道（旧富士銀行）
　　　

　
○タロさんと桜井淳さん　

　
○BankART1929を運営するPH-スタジオの池田さん
　実際に、タルキを組んでみて様子をみてみる。


◎参加してみました→人気blogランキング

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第4回福祉のアート展
…しょうがいのある人と商店街がいっしょにつくるまち…
おでかけアート展覧会
●期間 2004年10月28日（木）--11月14日（日）
●場所 　　伊勢佐木町１--７丁目/マリナード地下街/馬車道商店街
　　それぞれのお店のウィンドウや店内など。
　　　　＊今年のインフォメーションセンターは、BankART1929馬車道（旧富士銀行）に開設

■ボランティア募集！
展覧会のインフォメーション＜人やまちが好きなひと＞
・日時　10月28日（木）-11月14日（日）
　　　　11：30-19：00ころの好きな時間
・会場　BankART1929馬車道に開設するインフォメーションコーナー
・申し込み　連絡先、職業、参加可能日時、参加動機を書いて、事務局までなるべくメールでご連絡ください。しょうがいのある人、お子さん連れ、ご高齢者、中高生なども大歓迎です。