ブラックポットのいきもの日記

2004/12/13(月)05:43

ぼくは異星人(ダンコウバイ)

山(21)

きのうはネット山仲間との忘年登山に参加した 場所は岐阜の西 春日村というところにある鍋倉山という1000mほどの山である 岐阜県内の東海自然歩道の最高点でもある   いくつもの山を越えて行くこの自然歩道であるが道中でも2番目の高所であり山深いところと記憶している 登山口からは20分ほどで自然歩道本線に出られ そこからは 巾の広い快適な歩道が冬枯れた広葉樹の中を緩やかに登って行った  道は落ち葉の絨毯が敷き詰められて気持ちがいい 初冬の山歩きの醍醐味   広い歩道なんで 顔なじみの方や初対面の方々と山や植物の話をしながらの山歩きは楽しかった。 2時間ほどで頂上へ 冬枯れた山はいつ雪をまとってもおかしくない感じで 果てしなく拡がっていた さっそく宴会モードへ 様々な料理にいろんなお酒 暖かい日差しの中 予定の2時間はあっという間に過ぎた 道すがら目にしたのは 春を待つ小さな”いのち”だった すべての木が葉を落とし 来春の準備の為に そしてこれから来る厳しい季節に向かうためにその先端に小さな芽を持っていた。 おそらく2ヶ月ほど前は真っ黄色にこの道を染めただろう 落葉樹の数々 道の両側に多かったのが赤い目をもつ 高さ2-3mの落葉樹だった、 葉っぱは落としているのでなんという木かは しばらく解らなかったが 枝を折るとなんとも言えない芳香がした クロモジ?ダンコウバイ? しばらく行くとまだ枯れ葉を付けている木が残っていた 三つに切れた切り込みのある大きな葉はダンコウバイだった     ダンコウバイの冬芽       とんがったアタマと両脇に出た 芽(目)は まるで異星人のよう 春を敏感に感ずる センサーのようにも見えた 様々な木の芽 花の芽  来年の春には今度は真っ黄色の小さな花が この道を染めてくれることだろう。                  黒鍋でした

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