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第49回 問題85 情報をコード化するとき、9ビットで表現できるコードの種類として正しいのはどれか。
1. 10 2. 18 3. 128 4. 256 5. 512 一番、言葉として分かりにくい、ビットについて最初に説明します。 コンピュータが扱う最小のデータの単位がビットです。小学校のとき実験した、豆電球を思い出してください。豆電球一つが1ビットです。一つの豆電球が点いている状態と消えている状態で、これらの二つの状態を表現できます。 1)豆電球が点いている(highの状態、1の状態、ともいう) 2)豆電球が消えている(lowの状態、0の状態、ともいう) すなわち、一つの豆電球で2つの状態を表現できるわけです。言い換えると、1ビットで2とおりの状態を表現できます。 では2ビットではどうでしょうか。 2×2で4とおりの状態を表現できます。 では3ビットでは? そうです。2×2×2とおりです。 これで、ビットと表すことができる状態の数との関係は分かりました。 では、「情報をコード化するとき」という意味を考えてみましょう。 これは言い換えると都道府県に番号をつけることに、比喩することができます。 都道府県は、1都1道2府43県ですから、全部で47とおりあります。 したがって、都道府県をコード化するとき、47とおりを表現できるようにしなければなりません。では、これには何ビット必要かを考えます。 1ビットでは2とおり 2ビットでは4とおり 3ビットでは8とおり 4ビットでは16とおり 5ビットでは32とおり 6ビットでは64とおり したがって、6ビットあれば、都道府県をコード化できることになります。 では、本題に戻りましょう。 9ビットあるのですから、 2×2×2×2×2×2×2×2×2=512 全部で512とおり表現できることになります。 したがって、答えは”5”です。 蛇足ですが、ビールなどを扱う単位としてダースがあります。 これと同じようにコンピュータの世界ではバイトがあります。 ビール 12本で1ダース コンピュータ 8ビットで1バイト コンピュータの世界では8ビットで1バイトになります。 したがって、1バイト(8ビット)では 2×2×2×2×2×2×2×2=256 全部で256とおりの状態(情報)を表現できることになります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年04月29日 13時53分49秒
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