小ちびの机が入ってリニューアルした子供部屋。
大ちびはその部屋が嬉しくて仕方がないらしく、「こっちの部屋で寝る!小ちびちゃんと!」と猛烈に主張。
あれだけ「おとーさんと一緒に寝る」と言い張っていた大ちびの変化に母はびっくり父はがっくり。
しかし子供たちだけで寝ようという自立心が芽生えたのはいいことです。大ちびの言う通りに子供部屋にちびたちの寝床を作ってやりました。
並んでころんと横になった子供たちに布団を掛けて「おやすみ」と立ち去ろうとする母のパジャマの裾がくいっと引っ張られる感触。
振り向くと小ちびがつぶらな瞳で母をじーーーーーっと見つめておりました。
普段ぼややんとした表情の小ちびですが、こういう時の目力は凄いです。射すくめられたように硬直していると、小ちびはおもむろに布団を少しめくり、母に「ここへ寝ろ」と身振りで主張。
すると大ちびが「おかーさん、大ちびは小ちびちゃんと寝るよ!あっち行っていいよ」とおっしゃいます。
…おかーさんどうすればいいんですかー?
結局、母が立ち去ると小ちびももろともについて来てしまい「小ちびちゃんと」が実現しなくなるため「ちょっとだけおかーさんもここにいさせてね」と狭い隙間にもぐりこむ母でした。
くう、これだけ低姿勢にお願いしてこの窮屈さ、納得いかない……。