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おどるあほうの日々

おどるあほうの日々

3/00.3.15/よろこび

3/2000年3月15日/よろこび 
 
青龍会の舞踏のイベントに出させてもらうことになった。
音はやはり、ギターのK君、ベースのF君にお願いした。それが私にとって自然だったから。

練習も兼ねて、路上へ。
最初は、私も、タイムキーパーのMさんも、一緒に演奏する。
演奏と言っても最初はみんな手拍子とボイス、マラカス。
それでのってきたら、私は踊りだし、ギターとベースも演奏してもらう。

これが楽しい。

この日は立ち止まる人もいなかったが、ぜんぜん気にならなかった。
ただひたすらに、体が動きたがるのにまかせる。何も考えない。ただ楽しい。
 
次のセットは、イベントで踊ろうと思っている構成にしたがってみた。
今回の私のテーマが、自分で自分を縛ることからの解放だったので、短絡的かとも思ったが、最初手を布で縛って踊ってみる。
後半、布をとる。
じっくりと、私の心に何かがわきあがってきて、気がついたらおどりながら声をだしていた。
皆の音がとどく。
この手足が動くよろこび。
ここでこうして皆と一緒に踊ることの出来るよろこび。
何かがつかめそうな気がした。

が、西鉄の駅員さんに、「こんなことしちゃいけないよ」と、とがめられてしまった。

何かは空に消えた。
楽しさだけが残った。
それが、いけなかったのかもしれない。
この感覚をつかみたくて、これ以降、私はこの日をなぞりはじめた


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