いつもワンコと一緒

昨日、友達のお婆ちゃんが亡くなった。
お婆ちゃんはうちの施設に入っていた。
私も、中学校の頃から知っている。お婆ちゃんは天寿を全うして安らかな眠りについた。
先月末頃から調子の悪かったお婆ちゃん。もう、ひと月持たないだろうと思った。こんな時、気持ちの焦りがある。友達に何て言おうかな。。。
でも､私は医者ではないので病気の説明や診断は出来ない。
友達は遠方に居て、すぐに帰ることが出来ない。とりあえず、連絡を入れてみる。
とっても良くある事なのだけれど、医者の説明が普通の家族には理解出来ていない事が多々有る。
友達のお父さんも、医師の説明の意図するところが良く解っていなかったようだ。
お父さんが転んでから調子が悪いって言ってた。って、聞いた時にはどうしようかと思った。
転んだから調子が悪いんじゃなくて、心臓が悪くて手足が腫れている為に歩行状態が悪くて転んだのだと説明する。
医者もつつく。「え～～～?!僕はちゃんと説明したけどなぁ」「理解出来ていないみたいです」「じゃあ、次に来られたら又説明をするから」
再度説明をして貰って、緊急性が解った様で、それから殆んど毎日のようにお父さんは来てくれた。
親戚の人たちも時々顔を見せるようになった。
そして昨日、私が担当だった。。。
夕方、Drに「先生今日は眠れない夜になりますよ」と､言うと「今夜は医師会の忘年会があるんだがナァ」「あんまり飲まないで下さいね」「じゃあ、ビール一杯にしとくかなぁ」
普段は、当直のDrに任せてしまうのだけれど、ターミナルケアの利用者はうちの先生が最後を看取ることが多い。
昨日は連絡が無かったので、読みが外れたかな？と､思っていたら意外と早い時間だったらしい。
本当にこんな時自分の職業を呪う。
どういう展開でどうなるのか？先が見えてしまう。
実家の母も随分調子が悪い。
この冬、風邪でも引けばすぐに入院になるだろう。その後、回復するかどうかは状態による。
こんな事が見えてしまうのは･･･ちょっと悲しいかな･･･