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2023/02/02(木)01:26

冬の多摩川スモールはテトラとかの絡んだディープというのは……要するに水温変化の少ないところ、温排水

釣り日誌(166)

ディープエリア、テトラ、カケアガリ。 やっぱり神奈川がわ、言ってしまえば登戸に行かないと行けないのか。 気温がふと14度に上がる予報だったので重い腰を上げて多摩川に行ってみる。どうせ12時〜15時の時間帯にしかバイトはないだろうと遅い時間帯に出発する。 田園調布あたり、調布堰。 ここを選んだのは一番近いという理由もあるけど、下流に行けば多少は暖かい水になるのでは、という期待もある。 ついて早々に強風。まぁでも、風でストラクチャに張り付くかもしれんと、やってみる。 岸ぎわを点々と打つも反応しない。 移動だ、と分かっているけど、ちょっと知りたいことがあったので、エリアを行ったり来たりしながら、頑張るもノーバイト。 で、知りたいことっていうのは水温変化。多摩川のこの時期のおおよその水温ってどうなんだろう。 大体、1月〜2月の多摩川の水温は10度前後という感覚がある。 実際のところは、ズバリその通りだった。12時時点で9度ちょい、13時に10度、14時〜15時に11度いかないくらい、といったところ。正直釣れるとは思えない水温。それはそうだろう。 では、なんで行ったかというと、一つの指標として温排水じゃないところの水温が知りたかった。 じゃあ温排水エリアはっていうと、ちょっと異常なほど高い。かといってセンターの水が常にその温度をキープしてくれるとも限らない。そもそも温排水が20度近くあって、そのちょい下流でも15度になったりする。もし、処理水の流量が減ったなら、かなりの水温差が生じるはずだ。 ネットに落ちていた調査・報告書をみてみよう。 和波一夫  安藤晴夫  石井真理奈『下水処理場放流水の河川水温への影響 -多摩川上流域の冬季の現況-』東京都環境科学研究所年報 2010 https://www.tokyokankyo.jp/kankyoken_contents/report-news/2010/houkoku210.pdf これをみるかぎり、温排水エリアはかなり安定していることがわかる。冬の定番ポイントはダテじゃない。 自分が行く多摩川のポイントは温排水エリアより下流で、釣れ出すのは3月くらいになってからなんだけど、上の論文を見る限り日野橋あたりでも水温が10度を切ったり逆に15度を超えたりしていて、スモールの適水温と否とを行ったり来たりで無茶苦茶だ。こんに急激な水温変化に変温動物であるスモールが耐えられるとは思えない。 これで冬の多摩川が釣れない理由がはっきりしたような気がする。 そもそも水温がまったく安定していないからだ。 なるほど、冬の多摩川は温排水エリアか……、もしくは堰上で水が動かないところ、しかもちゃんと深くて、テトラなんかが沈んでいるところ、あっ、登戸か……どっちにしたって人多くて嫌なんだよなぁ。定番エリアだもの。 ちなみに温排水はgoogle mapにswage treatment とかwater treatment とかwastewaterとか下水処理とか水再生センターとか打てば見つけられる、と思う。

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