ちょい的新解釈★昔話シリーズ復活!…ではなくて、今日は落語です。第1回は→「まんじゅうこわい」
(笑点風に)テンテケテケテケ テンテン♪テンテケテケテケ テンテン♪(※今風に言うと…「女子会」ならぬ「男子会」!?)今日も若ぇ衆は片手に将棋を打ちながら、よもやま話に興じてるってぇ思いなせぇハチ「よーよー、熊公はこの世で一番怖いもんったぁ、何でい?」熊「オレかい。おれはなぁ…」(※予算がないので、ひと犬何役もやってます)熊「あのねばねばする巣がでぇっきれぇなんだ。そういう八っつあんはどうなんでい?」八「あー、おれはなぁ…」八「よる夜中に音も立てずに出てくるのだけは、勘弁願いてぇ!清ちゃんはどうだい?怖いものあるかい?」清「怖いものなぁ…」清「むじゃむじゃした足で動き回るのを見てると、かゆくなってくるんだよ」熊「あー、ムカデもいやだねぇ。与太郎はどうでぃ?」与太郎「あい?」熊「真昼間っから寝てんじゃねーやい。怖いものがあるかって聞いてんだよ」与太郎「怖いものかい?あたいは…」与太郎「なにせ足がないのが勘弁ならないんだよ」こうして口ぐちに怖いものをいい合っている様子を、部屋のすみで床柱に寄りかかって静かに聞いていた・・・ちょい。熊「おーおー、ちょい公よぉ。おめぇ、さっきから黙って聞いてるけどよ、おめえの怖いものも言ってみろよ」ちょい「・・・言えないちょ」八「あんだと?みんな恥を忍んで言い合ったんだぜ。おめえだけ言わねぇっていうのは筋が通らねえぜ」熊「ほら、おめえの怖ぇもんって、いったいなんでぇ?」ちょい「ボクは…ボクの怖いものは・・・・」だから…こんなことされると・・・・怖いちょー、こわいちょーー。もう怖くてこわくてたまらないちょー。あー、こわい。イチゴ、本当にこわいちょー。あー、怖かったちょ。熊「…てやんでぃ、怖い怖い言いながら全部食っちまったよ」八「おい、ちょい公!おめえの本当に怖いもんって何でぇ?」ちょい「今度は散歩が怖い」おあとがよろしいようで…。今日もポチッ!