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音の棲む場所より

想ひ出は歌の翼に乗りて

2009年5月サロンの「想ひ出は歌の翼に乗りて」で使用した詩。
これが誰のなんの曲なのかは秘密(ふふふ)


ー愛は風のようにー

それは 風のように 
そして 波のように
いのちの歌を
そっとささやく

まるで 夢のように 
音につばさ あたえ
彼の祈りは
高く
空へ舞い上がる

陽光(ひかり) 満ちて・・・・

想い あふれ・・・・

愛は 風のように 
愛は、波のように
この心は 
いつしか ふるえ

されど 秘めた思い  
告げられずに


ー想ひ出は、歌の翼に乗りてー

かぐわしき 想い出 
なつかしき まなざしよ

あの日の 夢のかたみに、
今は
一人 うたおう

あなたが 翼をあたえた 
この言葉を
わたしは
命の限りに、うたい続けよう 
はるか天上まで 届けと
祈りこめ、
ひたすらに 
ただ一人で・・・。


さらば わが愛よ
いざ さらば 

さらば・・・



甘い思い出  
   時は移り行き、
   若き夢は遠く
   
   されど 聞こえ来る 
   ジェニー 
   ジェニー
   
   あの人の声が 
   この胸のどこかで
   
   甘い調べ 紡ぐ指の 
   面影をそっといだいて
 

人魚姫の海
   
   北の海 
   荒れ狂う波の 
   その水底に
   美しい人魚姫たちの住む
   海のお城がありました  
   嵐の日 
   王様の船が 波にのまれ
   美しい王子さまが、
   海の底へ・・・
   一番末の人魚姫は 
   沈みゆく王子に
   一目で
   恋に落ちてしまいました
   とても悲しい恋の 
   それが 始まりでした


・・・・・というわけで・・・(うふふ)

相変わらずですが、↑は歌曲の日本語訳ではござらん。
そして、クラシック屋の矜持をかけて
「一音たりとも、足したり引いたりしない」
原曲のまま・・・「言葉」とのコラボさせているつもりです。


さてと。

後期ロマン派の音楽を語る時、
切っても切れない詩人のひとりが
ハインリッヒ・ハイネです。
ハイネの「歌の本」は発行以来、たくさんの作曲家に
想像の翼をあたえてきました。

これは「歌の翼」の歌詞。
歌に乗せることを考えず直訳してみました。

歌の翼に:ハインリッヒ・ハイネ
Auf Flügeln des Gesanges,
Herzliebchen, trag ich dich fort,
Fort nach den Fluren des Ganges,
Dort weiß ich den schönsten Ort.
Dort liegt ein rotblühender Garten
Im stillen Mondenschein;
Die Lotosblumen erwarten
Ihr trautes Schwesterlein.
Die Veilchen kichern und kosen,
Und schaun nach den Sternen empor;
Heimlich erzählen die Rosen
Sich duftende Märchen ins Ohr.
Es hüpfen herbei und lauschen
Die frommen, klugen Gazelln;
Und in der Ferne rauschen
Des heiligen Stromes Welln.
Dort wollen wir niedersinken
Unter dem Palmenbaum,
Und Liebe und Ruhe trinken,
Und träumen seligen Traum.


音夢鈴:迷訳(笑)
歌の翼に 愛する君を乗せて
ガンジスの岸辺まで 運ぼう
そこは、光きらめくうるわしいところ
赤い花の 咲き誇るところ
深い夜のしじまに 月が輝き
スイレンの花は 愛する乙女を待つ
スミレは微笑み 星空を見上げ
バラは そっと耳元でささやく 
それは なつかしいおとぎ話

おりこうな小鹿が
走り寄り 聴き耳をたてる
はるか聞こえるのは 聖なる川のせせらぎ
僕たちは 椰子の木のしたで
愛と平和のうちに、まどろむ
そして、いつまでも、
ともに幸福な夢を見よう

美しき5月に(原詩)

 Im wunderschönen Monat Mai,
 als alle Knospen sprangen,
 da ist in meinem Herzen
 die Liebe aufgegangen.
 
 Im wunderschönen Monat Mai,
 als alle Vögel sangen,
 da hab' ich ihr gestanden
 mein Sehnen und Verlangen.


<ドイツ語歌詞>  <日本語歌詞>

Ich weiß nicht, was soll es bedeuten,
Daß ich so traurig bin;
Ein Märchen aus alten Zeiten,
Das kommt mir nicht aus dem Sinn.
Die Luft ist kühl und es dunkelt,
Und ruhig fließt der Rhein;
Der Gipfel des Berges funkelt
Im Abend sonnen schein.
   
Die schönste Jungfrau sitzet
Dort oben wunderbar,
Ihr goldnes Geschmeide blitzet,
Sie kämmt ihr goldenes Haar.
Sie kämmt es mit goldenem Kamme,
Und singt ein Lied dabei;
Das hat eine wundersame,
Gewaltige Melodei.
   
Den Schiffer im kleinen Schiffe,
Ergreift es mit wildem Weh;
Er schaut nicht die Felsenriffe,
Er schaut nur hinauf in die Höh'.
Ich glaube, die Wellen verschlingen
Am Ende Schiffer und Kahn;
Und das hat mit ihrem Singen
Die Lorelei getan

一、
  なじかは知らねど 心わびて、
  昔の伝説(つたえ)は そぞろ身にしむ。
  寥(さび)しく暮れゆく ラインの流れ
  入日(いりひ)に山々 あかく映(は)ゆる。
二、
  美し(うるわし)少女(おとめ)の 
  巖頭(いわ)に立ちて、
  黄金(こがね)の櫛(くし)とり 髪のみだれを、
  梳(す)きつつ口吟(くちずさ)む 歌の声の、
  神怪(くすし)き魔力(ちから)に 魂(たま)もまよう。
三、
  漕ぎゆく舟びと 歌に憧れ、
  岩根も見やらず 仰げばやがて、
  浪間に沈むる ひとも舟も、
  神怪(くすし)き魔歌(まがうた) 
  謡う(うたう)ローレライ。

こんなに悲しいのはなぜ?
わたしには わからない
遠いむかしのものがたりが
なぜか心に沈み込んでいく
氷の風吹き、あたりは暮れてゆく
そのなかを、ラインだけが、ただ流れて
しずみゆく夕陽に
山のいただきが 照りはえている

かなたの岩に 座るのは
かぐわしき髪ゆらす、麗しき乙女
金のかざり照り映えて、
黄金の髪 くしけずり
乙女は やさしい歌をくちずさむ
その歌は、ふしぎな力を持っていた

小舟をあやつる舟人は 
歌声に、たちまち心乱されて
せまりくる暗礁(いわ)も目に入らず 
ただ乙女ばかりを 仰ぎみる

ついには舟も舟人も 
むなしく 波に呑まれてしまうのだろう
それこそ 妖しき歌うたう 
ローレライ という名の 魔物のしわざ


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