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音の棲む場所より

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2008.08.18
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カテゴリ:音を紡ぐ
詩は かけない 感じたまま しゃべる
心に浮かんだまま 何かに動かされて

・・・・中略・・・

見かけどおりのヤツだよ このボク
ありのまま なんだ このまま 愛してほしい

・・・・中略

哲学なんて なにも知らないさ バカ騒ぎが大好き それがボクなんだ
礼儀知らず 無礼者といわれても

・・・・中略・・・・

行く先は知らない ボクが誰かさえ知らない
このままのボクを 愛してほしい


ボクこそミュージック!
(ミュージカル Mozart! より ボクこそミュージック 訳詩:小池修一郎)

さて、しばらくのご無沙汰でした。
なにをしていたかというと(笑) ヨメ稼業に勤しんでおりました。
旧盆でしたゆえ・・・・(ふるい家なんで、やることテンコ盛りでございます 涙)

こういう時間・空間・役目に生きているとき
「音楽する私」は完全封印されます。
その日はピアノを弾かない、という意味でなく(弾けない日ももちろんありますけど)
音楽屋の私には意味がないよ、むしろ邪魔になるよ・・・という警告音が聞こえます(笑)
ですから、私もそういう自分には、しっかり封印いたします(ガチャリ・・・鍵かけて)
(もっとも、時々大空を眺めたり、月の行方を追っちゃったりしておりますが・・笑)
こういうことを自覚できる(認める?)までに、ずいぶん時間がかかりましたが。
子どもの成長とともに、自分自身も周囲に育ててもらったのでしょう。きっと。
そして、こんなときはきっと「別な私:母とかヨメとか」はちゃんと呼吸しているわけです。
今の日本社会にフツウに生きておりますから、そんなときもあります。ちゃんと(笑)
だからこそ、真剣勝負でレッスンできる時間(自分のレッスンも、生徒も)
そうした時間のなかで宝物のように育てた音楽を聴いてくださる皆様お一人お一人が
たいへんに愛しく、またありがたいのです。
この曲をあの方が聞いてくださる。と、お顔を思い浮かべられる幸せを感じております。
また、そう思いつつ「こんな私が親で、大丈夫だったのか?」と
過去の「保護者生活」を恐々と振り返ったりもしております(汗)
こちらをご覧の「ママ仲間」の皆様。その節はさぞや多大なご迷惑をば(ぺこり)

で、↑の歌は、なぜ登場したのか?というと
お話は時間をさかのぼりまして(これまた、唐突ですみません)
↓でたくさんコメントいただいたので、ミュージカルナンバーをつっつきながら
同時代の一部の人間にとってはただの変人・奇人だったであろう、ひとりの若者について。
愛すべきヴォルフィー:ヴォルフガング・アマデウス・モーツアルト君のお話をば~♪
彼の言葉・そして彼をとりまく人々の言葉から、なにかメッセージを受け取れれば・・・。
現在の「他者とのかかわりに困り感を持つ子どもたち」へのヒントをみつけられれば・・・。
そんな風に思いましたので、ちょっとお付き合い下さいませ。

↑の歌詞は主題歌、「ボクこそミュージック」です。
歌詞だけ読むと、勝ち誇っているかのようですが、そうではなく・・・。
この後すぐに、父レオポルドによるナンバー「心を鉄に閉じ込めて」がありまして。

「ずる賢くなれ 甘い誘惑信じるな
 言葉に気をつけ 謙虚に振舞え 私の誇りとなれ 」


といわれつつ、天才少年としての旅にあけくれる日々の中で、母の死を迎えます。
ここで、ヴォルフガングの「残酷な人生」のナンバーとなります

残酷な人生 ゆがんだ世の中
幸せ求め 欺かれる
答えてくれない 無駄な問いかけなんだ
愛があるとしても いつか絶望に泣き叫ぶ
嘘と知って 悟るだろう
最後は一人 ただ 一人 ただ 一人


この後、有名な男爵夫人のナンバー「星から降る金」がありますが、これは後ほど

放蕩の限りをつくし、荒れていく彼のナンバーが
「影を逃れて」

私はこの歌に、このミュージカルの・・・・というか
これをミュージカルにしようと思ったミヒャエル・クンツェのモーツアルトに託した思い。
もしかしたらこれは彼自身のこと?いえ音楽屋すべての叫び?
という、ある種のメッセージを感じるのです。
創作し続ける・・・ということは、過去の自分との戦いなのでしょう。きっと。
戦うべきは「自分の影」。過去に栄光があればあるほど、その影は大きい。

誰にも 頼らない
白いカツラは もうかぶらない
見つけよう 本当の人生
それは ワインの香りと 赤い唇で
夜毎慰め 笑いと涙 あふれる ボクの生き方

どうすれば
自分の影から 逃れられるのか?
自分の定めを 拒めるのだろう?
殻を破り 生まれ変われるのか?
自分の影から 自由になりたい

・・・・・中略

不安でいっぱいで
    (オマエの影に 潜んだ悪魔)
何を聞いても 答えてはくれない
    (子どもの姿で オマエの全てを支配しようとしている)
どこかで 見てる 息がつまりそう
    (オマエは生きる その子のために)
いつかアイツに殺されてしまうだろう
    (命捧げて)


(   )の中の歌詞は、ヴォルフガングを攻めるように畳み掛ける混声アンサンブル。
「子どもの姿」という歌詞がありますが、このミュージカルのヴォルフガング(モーツアルト)には、一言もセリフを持たず、影のように彼によりそう子役「アマデ」が重要なキャストとして配役されております。
白いカツラをかぶり、赤いバロック衣装の・・・皆様がご存知のあの少年です。
彼は「自分の中の子ども」をつれたまま、「自分で自分を育てる」旅に出るわけです。
「子ども」では入っていけなかった狂乱の世界。ある種の魅惑と虚無感に満ちた世界。
その方法が正しかったかどうか、他の選択肢があったのかどうかは、誰にもわからない。
でも、この狂乱の中で生まれた作品も数々あり、それが崇高な作品であることもあったり。
そんな彼に呼びかけるナンバーのいくつかには、とても残酷なものがあります。
残酷です。でもある意味でもっとも「理解できる」ナンバーかもしれません。

それは、モーツァルトとともに「天才姉弟」として売り出されていた姉、ナンネルの
「プリンスは出て行った」というナンバー

私たち、プリンスとプリンセスだったの
子どものころ、夢の国信じてた
でも、今別の世界に生きてるわ
奇跡は去ったの
・・・中略・・・・
私の結婚 パパは反対よ。
貧しい相手だと・・・パパもお金がないみたい
私の結婚資金 あなたの為使った
どうか返してちょうだい 私の人生を


ヴォルフガングが、少年時代と同じように、誰かの庇護の下「作曲職人」として歳月を送っていたら、これらの悩みはなかったかもれしません。

彼が旅に出ること・・・。自分で自分の殻をやぶることを、促したのは
彼をパトロネイズしていた男爵夫人であった・・・ということになっています。
そして、↑でも触れた、美しいナンバー「星から降る金」が歌われるのです。

年老いた王様 この世を嘆き
門を閉じ 塀を高く築いた
王子様に 言い聞かせたの「ここより他に、良い国はない」と
夜の森で、憧れの精が、王子にささやく「旅立て」と

夜空の星から降る金をさがしに 知らない国へ
なりたいものに なるため
星からの金を求め 一人 旅に出るのよ

・・・・中略・・・・・

愛とは 解き放つことよ 愛とは はなれてあげること
自分の幸せのためでなく 涙こらえ 伝えよう


現実には、男爵夫人のような方が現れないことの方が多いでしょう。
そして、彼のように実際に旅に出ることが可能かどうかもわからないです。
(ムリなことの方が多いですよね、きっと)
おまけに「なりたいもの」 そのものがない・・・そんなことも多いかもしれない。
そんなことよりも、まず彼のように才能があるわけでもない。

それでも・・・自分自身のことになってしまいますが
(まぁ自分のことしかわかりませんからね)
私自身は、結局のところ自分の悩みは自分の音楽の中で解決するしかないのかなと思います。
私の音楽する心の中までは決して誰も入ってこれないのだから、
「音楽の棲む場所」にむかってもぐっていく?それとも浮かんでいく?
ともあれ、必死にもがいていくわけです、ぶくぶくぶくぶくと
そして昨日の悲しみも今日の喜びもみんなぐるぐると私の音楽の中へ溶かしていきます。
そしてそこから、また新しい何かが生まれることを待っているのです。
そんな自分と、ヨメ稼業を片付けている自分 なんだかかけはなれているようですが
実はまったく同一人物であるわけです(ある意味ミステリ~?? 笑)

さて、そんな私(たち)の音楽を包んでくれる場所。
夏のサロンはこんなところです。
幸せの庭 珈琲香る階段へ
ほんとうに狭い「植え込み」なのです。
でもそこにはちゃんとライフサークルが出来ていたのだそうです。
ご近所の大学勤務のセンセによると、「近隣の鳥たちはここを安全な場所と認識している」
とのことで、この植え込みでたくさんの動物が眠りについているそうです。
このセンセは植え込みで眠りこけるツバメのお写真を撮られたそうな(新聞掲載)

さてさて、最後にいつもとちょっと違うM氏の姿をば~♪
「良い意味での野生は持っていてほしいよね」というのが我が家の見解。
なので「狩」「待ち伏せ」「食料調達」は、万が一の時の訓練でもあると思っております。
というわけで、
M 暗がりに光る目・・・M氏@狩の練習中
M 食料調達中・・・自分の食べるものは自分で確保

いいかい?M氏。
この「ままさん」は、人間として、あんまりアテになりません(きっぱり)
だからひとりで強く生きていけるように、がんばりましょう。(ほっほっほ)

あ、M氏の名誉のために一言。
お客様に飛び掛る・・・とか、テーブルのものに手を出す・・・とかはしません。
念のため~♪

久しぶりなせいか、いつもよりさらに長くなってしまいました。
しかも相変わらず、取り留めなくてごめんなさい。(滝汗)
ではでは、本日はこれまで。






Last updated  2008.08.19 01:29:44
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