253105 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

音の棲む場所より

音の棲む場所より

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Archives

2024.04
2024.03
2024.02
2024.01
2023.12
2023.11
2023.10
2023.09
2023.08
2023.07

Freepage List

2011.11.08
XML
カテゴリ:音を紡ぐ
金糸雀と書いて
 
「かなりや」
 
と読むのですって。 
 
えぇ。
 
きん・しじゃく(師匠?爆)じゃなくって・・です。
(↑yukaちゃん面白すぎだから・・)
 
この「かなりや」と共に
「赤い鳥」に寄稿されたのがこちら。
 
 
「たそがれ」
 
唄を忘れた
金糸雀は
赤い緒紐で
 くるくると
いましめられて 
砂のうへ
 
かはいさうにと
妹が
涙ぐみつつ 
解いてやる
 
夕顔いろの
ゆびさきに
短い海の
日が暮れる
 
(大正8年9月号掲載)
 
編集者によると「かなりや」と同じときに
房州海岸 から寄稿されたもの・・とか。
 
 
 
そして、氏の御葬儀の折
堀口大学氏によって詠われたのが
こちらほか、たくさんの「うた」だったそうで。
 
「カナリアは 
          つひに黙すか
    50年 歌ひ続けし 
               謡(うた)のカナリア」  
(参考資料:「西条八十」中公新書)
 
 
「歌」と「謡」を使っているところ
これを「オンだけで(文字なしで)」伝えるむずかしさに
こちらも本番ではとりあげず。
 
いつもながら
演奏中にお伝えするのは
もがいて、あがいて
その先に見えた「澄んだ大きな空」だけでいい。
そのように演奏したい・・と思っています。
 
これらの「うた」たちは、そんな「空」のもとで
音を紡いでいる私の
「内側」にひそむ「魂のかたはれ」
 
都会派をきどったクールで偽悪家な
Mrダンディ:西条氏の内側にも
ひっそりと生き続けていた 
限りないやさしさと、
やりきれない「哀しみ」があって。。。
 
その中で、綴られた
「多面体」のようにきらめいている言葉の数々 
 
そのひとつひとつを
立体的に浮かび上がらせる存在として
「音」 をさがす「模索の旅」は
「後世の凡人(←私です~♪)」にとって
驚きと発見と
そして不安と逡巡に満ちたものでした。
 
お客様がわかってくださった・・。
それは「空気」が物語ります。
そこにはもう「言葉」はなく・・
でも伝わる何か。
そんな美しいものを
お客様からたくさんいただきました。
本当にありがとうございました。 
 
威敬の念とともに感じる
「詩」と「音」の巨人たちのおりなす 
時空をこえたシンクロニシティ 
 
伝えることが・・ちょっぴりだけど・・
・・・・えと・・・・
 
できた・・かな?と思えた
そんな月カフェの「秋の昼下がり」
これを、もうすこし
ことことと煮詰めて
精製して 
 
あらたな美酒としてお届けしたい
そんな26日「かん芸館サロン」を目指しております。 
 
yukaちゃんリクエストにより
ヒロミーナ姫関係者さまにお願いしまして
いただきました。
 
演奏中はこちら
                大正浪漫の時代を歌う
おぉお!めずらしく「演奏中の指」が・・・(爆)
これは証拠写真となるでしょうか?
某門下でございますが
「ハイフィンガー」なんて「演奏法」は教授されてませんよ~♪ 
それにそんな「名称」もレッスンで聞いたことありませんよ~~♪ 
(ね?センセ?・・・・と天国に向かってつぶやいてみる) 
 
で・・終演後に皆様と共に 目線があっちこっち・・(撮影大会の様相・・) 
 
なんかね。。。
 
終演後、皆様ほんとうにたくさんお声かけくださり。
なので、目線があっちとこっちになっておりますが(爆) 
それに「すべてのサイズがちんまり」ということも
まるわかりな一枚となっておりますが(あははは~~滝汗) 
 
以上
 
演奏中の「心のかたはれ」打ち明け話と
リクエストにお答えしての
お写真公開でございました~~♪ 
  





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2011.11.08 09:43:41
コメント(10) | コメントを書く
[音を紡ぐ] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.