音の棲む場所より

[舞台を創る] カテゴリの記事

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  読み聞かせと朗読とブックトークと

  残務整理が続いておりまする。フリーページへの台本ｕｐ今回は図書館（公立：映像使用可能なホールあり）でのブックトーク用ところで、「読み聞かせ」と「朗読」の違いってなんでしょうね。「聞かせ」という命令形をきらって「よみっこ」などという新語も登場したり・・・。この二つ、「団体」になると雰囲気で違いがわかるのですがそれは、そこに所属されている方々の、本を音読するという行為に対する姿勢だったり読み方にたいする嗜好（←あえての表現です）だったりしますが本来の「違い」ってあるのでしょうかね？（ぴよぴよ）で・・・・どちらも、団体の代表っぽい立場の方になると「音楽はうるさいんで」とか「映像を使うなんて、邪道」とか「大袈裟な演技的な表現はさけて」とか。。。。とかとかとか、おっしゃるのででは、台本の表題の「ブックトーク」ってなにかっていうと（これも新語？ですか？）「本の紹介をするための語り」らしいです（よくわかってない人）じゃ、こんな形でどうでしょう？とはじめたのが「コスプレ大好きミュージカルっ子」を使った「なりきり探検ツアー」でした。１月～３月の続きものの「２月」をｕｐするという「シブイ選択」をしてみました（笑）というのは、１月＆３月は「いつもアテ書き」のウチにして最大の「アテ書き」でしてこれじゃ、見る人が見たら、だれのことだか丸わかりなんじゃ？と思いましたので２月のみにて、失礼いたします。で、話はもどって、「朗読劇」と「ドラマリーデイング」の違いってなに？（ぴよ？）最近、人はモノゴトに「言葉」を与えすぎているような（えらそう発言多謝）あまりにも「区別」「カテゴリー分け」が多すぎて、ついていけてません。で、ところで「歌手」の人って、いつのまに「アーチスト」になっちゃったの？（たしかにニホンコクに住んでいたような気もする、いにしへ人の寝言にて多謝）「邦楽」って和楽器アンサンブルのことかと思ったら「日本人アーチストの曲」なのね？あ～～～～～目が回る（ぐるぐるぐる・・・るぐるぐるぐ）カタツムリの営みをしているニンゲンには世の中の回転が速すぎる・・・。などと、つぶやいている今日このごろでございましゅ。で、残務整理などなどのため、「ほうっておく時間」が長いのでＭ氏がゴキゲンななめ・・。座っていると、背中やら腕やらに「ね～～～ってば～～～」と手を伸ばしてきます。で・・・甘いものなんて食べてると、ますます「なに？なに食べてんの？ください！ボクも食べる～～」と、こんな状態となります（太るからやめときなさい！←自分もな～～♪） で、それでも無視してほうっておくと、今度は前に回る（困）「お仕事まだですか？（いらいら・ぷんぷん）」 あ、そうそう音源制作基地（え～っといろいろ視聴場所・・・ともいう）がほぼ完成いたしました。こんな感じです。 前のＰＣデスクだとモニターが入らなくなってしまった（大型にしたので）のでＰＣデスクは楽器（含：民族楽器）＆音響機材置き場になっております。右手にきーぼーど（こるぐちゃん）、左手に音響機材（含：レコードプレーヤ）前がモニターとスピーカー（もうひと組のスピーカー（大）は壁に組み込み）左手奥がぴあのちゃんでございます。で、昨日・・のことですが、この前はるかどいちぇらんどに住まいする「笛吹童子」と「私の体は日本時間で秋といえば、モンブラン！を欲している」という内容のやりとりがあり（忙しいらしいけど、がんばれ～～！！！）ではでは、送ることはできないから、変わりに食べてあげると（←それでいいのか？笑）で、ついでに食べたモンブランの画像も載せてあげようという。とっても親切でやさしい企画（ウソです。イジワル企画！笛吹童子ごめんよ～♪）かふぇ♪音夢鈴オススメ「秋のかふぇ・ぶれいく・せっと」でございます。 ケーキは小田急～横浜線へ乗り換えの某駅構内にて調達（ローカルな話題多謝）美味でしたん♪ではでは～♪

  2008.11.20

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• ぞくぞくと台本ＵＰです（笑）

  ぞくぞくと「続々」と？「ゾクゾクっ」と？（笑）どっちかな？台本ＵＰしております。ＨＯＭＥ画面から、サイドバーのフリーページにて～♪別名、残務整理ともいうかも。長いので二つに分けました。「雪の女王」です。このときは、「一般から公募」の参加者（練習回数２回！びっくりだわ）もいましたので「覚えて、演技して、歌って」って絶対ムリなのでした。なので、台本を片手に「読む」というドラマリーディングもどき（あくまで「もどき」）雪の女王のテキストは訳本を３～４冊あたって、混ぜております。文字が目に見えない状態で伝えるので、繰り返しが多いです。（セリフとギャグは３回くりかえし、基本ですね～♪）一般参加者が・・・ということで、歌も「みんなが知っている」ということで「いつもなんどでも」をテーマに使いました。客席の方が、涙しながらいっしょに歌ってくださったこと。子どもたちには、よい思い出でしょう。きっとね。たぶん・・・・ね？・・・（←いつだって、自分の仕事に自信がない人）これは高校生ががんばってくれたアニメーションや集めてくれた画像に助けられて本当に美しい作品に仕上がりました。ホン（台本）だけで、どこまでお伝えできるか？わかりませんが、ここ数日続いている「思い出に浸っている人のたわごと」としてご笑覧下さいませ。ご感想・御批評、絶賛受付中です（わっはっは～）本日も「写真なし」にて失礼をいたしまする。ではでは～♪

  2008.11.19

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• 第２部はショー形式で（笑）

  たいへん長らくお待たせいたしました。（どなたも待ってないって・・・・苦笑）ただいまより第二部「クリスマスソング集」開演いたします（爆）フリーページへのｕｐが続いております（ごそごそ、がさがさ）えぇ、第２部はショー形式で！というアレです（←どれ？）勝手に思い出に浸っております・・・。ガレージセールのようですが（笑）ウチは本当に「あてがき」なので「あの子やこの子」がいない・・・ということはこの台本はもう使えないわけで・・・（みんな高校生・大学生になりました）思うところあって、たぶん・・ですけれど・・・しばらく「子ども向け作品」には手をださないと思われます。まぁそんなわけで、しばらくたわごとにお付き合いくださいませ（ぺこり）クリスマスや「つどい」などの行事では、図書館やホールの意向により「前半は完全なる読み聞かせ」「後半のみに参加」というときもありました。大人の朗読団体や、読み聞かせボランティアの方といっしょ・・・という場合ですが。そういうときは、ウチはもっぱら「歌の係り」となります（笑）そんなときに使った台本ですね・・・これは。で、最後にオリジナルのテーマがあります。「はじまりのうた」と「夢の国へ」はほぼ毎回歌いましたっけ・・・。「はじまりのうた」　　　　ようこそみなさん こんにちは 　　　　ごきげんいかが　 　　わたしたちのはなしを きいてください　　　　　　　たのしいはなしや　ふしぎなはなし　　　　かなしいはなしや　すてきなはなし　　　　ほら　ほんのせかいはいつも 　　　　あなたのそばに　　　　ほんのせかいはいつも　　　　　たのしいくに　　　　かわいい　どうぶつに 　　　　いつでも であえるくに　　　　すてきな　ようせいに 　　　　いつでも であえるくに　　　　こわい　かいぶつでも 　　　　ともだちに　なれるくに 　　　　いつでも きみたちを　　　　むかえてくれる　くにさ　　　　ほんのせかいは　いつも　　　　　あなたの　そばに　　　　ほんのせかいは　いつも　　　　たのしいくに　　　　どきどき　させたり　　　　　わくわく　したり　　　　　わらわせて　みたり　　　　　なかせて　みたり　　　　ほら　ほんのせかいは　いつも 　　　　あなたの　そばに　　　　ほんのせかいは　いつも　　　　　たのしいくに　　　　あなたが　のぞむなら　　　　　いつでも　みせてあげる　　　　ぼうけん　いっぱいの　　　　　どきどきするような　ゆめ　　　　あなたが　のぞむなら　　　　　どこでも　つれていくよ　　　　うちゅうのはてまでも　　　　　まほうのせかいにでも　　　　ほんのせかいはいつも　　　　　あなたのそばに　　　　ほんのせかいはいつも　　　　　たのしいくにさてさて、こちらの歌もエンディングテーマの「夢の国へ」も実は元ネタ（原曲）あり・・・です（ふっふっふ）「最高の音楽を聴かせること」もモットーとしておりましたのでこちらは、某ウルトラスーパー有名なミュージカル作家さまのあんまり有名でない（？）ミュージカルのしかも場つなぎのインストゥルメンタルを使うという離れ業を使っております（わはは）なので、某作曲家さまご本人のピアノをフィーチャーしたフルオケのＣＤで歌うのです。音源の良さに関しては、文句なし！です。あ～ちなみに、当然「振り付き」でございます。そして舞台のアタマとシッポをＣＤの音源に任せられる（つまり、音響の私がキーボードから離れられる）ということ、「手があく」ということはたいへん重要なのです。アタマとシッポは全員参加！つまり、チビさんたちの入り出のお世話もするわけで、そういった意味において、ここがＣＤ使用ということは私および当時のチビさんたちの保護者さま各位にとって、たいへん重要なポイントなのでした。ではでは、なつかしい歌もあるかもしれません。どうかご笑覧下さりますように（ぺこり～～～）

  2008.11.18

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  音楽物語ヘンゼルとグレーテル台本ＵＰ

  クリスマス用台本、その２として（？　笑）音楽物語「ヘンゼルとグレーテル」をＵＰしました。サイドバーのフリーページです。こちらはフンパーディンクの音楽を使用しています。ただし、子供に歌いやすいように、音域を下げたり音を減らしたりしています。また、フンパーディンクは「さすが！ワーグナーの弟子！」という作曲家でそれぞれの登場人物にぴったりのテーマがありますのでそれを上手に使うと、まるでアニメのようなＢＧＭが出来上がります。こちらも、スライド＆衣装については、お問い合わせくださいませ。これは大型スクリーンによるスライドを背景として使用した形での上演やはりキャパ１００くらい？客席は階段状でした。この会場は上手にコントロールシステムが集中していましたので下手に小さい子控え場所（笑）をかねてダンボールハウス（お手製）を作成壁に当たる場所に、次々書き割り（絵で描いてある背景）を振り落とす方式で「きこり小屋」→「魔女の家」→「かまど」として使いました。このダンボールハウス、なによりも「小さい子にじっとしててもらう場所」として、たいへん有効に機能いたします（笑）幼稚園などで、簡単に・・・というときは、傘をいっぱい使って「おうち」にするのも可。カラフルな傘を使うと、たのしい「お菓子の家」ができますよ♪さて、一般的な「市民会館レベル」の裏のウラはこちら（笑） 「学芸会レベル」ならこれでなんとか・・・バトンも５本くらいなら稼働するのか？あ～そして（夢のない発言失礼いたします）あの、「幻想シーン」にはかかせない「スモーク」や「ドライアイス」ですがそれぞれかなりごつい「マシン」とごつい「パイプ」が登場しましておじさん（あ～ごめん！）が手動にて「しゅっこしゅっこしゅっこしゅっこ」と動かします。かなり体力勝負です・・・（たいへんそうだ・・・・）でも、ドライアイスにブルーのライトなんて、本当に麗しすぎて涙が出ますね～♪では、最後に「ふくふくぬくぬくのＭ氏」の姿を・・・ソファの敷物を変えたら、なにやら保護色のようで、いるんだかいないんだか？ですが ではでは、業務連絡・・・なのか？な、本日の日記でした～♪

  2008.11.18

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• フリーページお知らせー業務連絡？－

  フリーページに脚本掲載しました。ではでは、また後ほど！（忙しいヤツ）ただいまＰＣいろいろ作業中なので、切れ切れにて失礼をば

  2008.11.15

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• 青い鳥はどこへ？－備忘録かもー

  実は（たぶんね）過渡期におりましてひとつ仕事をたたむつもりでいます。というより、もう手をひきたい・・・かな？（苦笑）「仕事」とはいえ（自分ではそういう認識でやってましたが）財政的にはほとんど「ボランティア」状態でしたし。（いや、たまには「持ち出し状態」だったかも？）簡単にいっちゃうと公立の図書館での「読み聞かせ」の仕事から手を引きました。理由はいろいろありますが、たぶんに「大人の話」なんで省略。で、そういったことに子どもたちを巻き込みたくなくてやめます。とはいえ、それにともなう「役職」からは手をひけないけど（なぜ？怒）で、フリーページに脚本類を保存しておこうかな？と思います。ところで、このテキストの上演方法は２種類あります。実際にミュージカルとして子供が演じることと、映像と朗読＆歌の方法。気になる方はサイドバーのメッセージからお問い合わせください。画像含め、使っていただける方があれば、お問い合わせをどうぞ。よろこんで衣装含め「すべてを」提供いたしますので。「子どもたちの子供たちによる子どもたちのための読み聞かせグループ」として取材を受けたりもしましたが、やはり大人の事情にはかなわない・・・ですね。な～～んて。グチはここまで、ではでは、クリスマス用です。「青い鳥」より、ミュージカル部分です。ではでは～♪ぼうしのダイヤを回せ『もの』たち全員　　―ぼうし　ぼうし　ぼうしのダイヤをまわせ　ー光（セリフ）　　　　　「みんな、今こそ動き出すのよ」『もの』たち全員　　―ぼうし　ぼうし　ぼうしのダイヤをまわせ　ー母の愛（セリフ）　　　「みんな、話せる。動けるのよ！」『もの』たち全員　　―だまってばかりは　もうごめんだ。　　　　　　　　　　　　あふれる　おもいを　かたりあおう　―光（セリフ）　　　　　「さあ、いっしょに冒険の旅へ！」『もの』たち全員　　―ぼうし　ぼうし　ぼうしのダイヤをまわせ　ー全員(歌)　　　　　―　いま　ひかりあびて、ときをこえて。　　　　　　　　　　　あのとびら　あけて、でかけようよ」ー（全員センターで　チルチル・ミチルをとりかこむように　あつまって）チルチル（うた）　　―（ふしぎそうに）　なんだか　ふしぎ　ちょっぴり　こわい　ー　『もの』たち全員（うた）―（あきれたように）　いつでも　となりに　いたのに　－ミチル（うた）　　　　―（たのしそうに）　なんだか　すてき　わくわく　するの　－『もの』たち全員（うた）　―（うなずきながら）　そうとも　となりに　いるから　－光・母の愛（うた）　　　―そう　いっしょならば　みつけられる　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しあわせはこぶ　青い鳥を　―（「火」　みんなの真ん中に割り込んで　前に飛び出して）　火（うた　ソロ）　　　―（えらそうに）かたくるしい　あいさつは　なし！　　　　　　　　　　　　　　　　ほらもう　時間がないぞー光（セリフ）　　「（チルチルに）火の精よ。　気をつけて」水（うた　ソロ）　　　―（火に言い返すように）　だいじょうぶよ　　　　　　　　　　　　　　じゅんびならば　とっくにできてるはずよー　－母の愛（セリフ）　「（ミチルに）あれは　水の精」パン（うた　ソロ）　　―（くるしそうに）　こんな　いきのつまる　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　せまいとこは　とびだそうよ！―光（セリフ）　　　「（チルチルに）そしてパンの精」ものたち合唱　―　そして　いつかきっと　青い鳥を　みつけだして　つれてかえるのさ　ー（いぬのチロー　チルチルたちから鳥かごをうばって歌う）いぬのチロー（うた）　－　あいたい　青い鳥　　夢にみた　青い鳥―ものたち合唱　　　　―　あいつは　犬のチロー　　ちょっと　おてょうしものさ　－（ねこのチレット　いぬのチローをおいはらって、歌う）ねこのチレット（うた）―　わたしを　つれてって　青い鳥　飛ぶ世界へ　ーものたち合唱（うた）　―あれは　ねこのチレット　　ちょっと　すましたやつさ　―（全員　歌いながら、チルチル・ミチルに一歩ずつ近寄り、最後のポーズ位置へ移動）全員　　　　―みんなで　みつけよう　本物の　幸せの　青い鳥　みつけよう！―　（後奏　決めの音で、センターに集まって　　ポーズ）暗転さて、そしてお話は前後しますが、この「青い鳥」のプロローグ（朗読の場合は、すべて語りですが）こんな風に始まります。できれば中学生男子の声で「脳内再生」をよろしく。客席暗転画像１「学校　夕方」　（スニーカーを引きずって歩くような音（効果音））受験生　「（うんざりしたように）あ～あ。　今日も一日　終わりましたっと…。」（スニーカーの音　しばらくして、ぴたっと止まる）受験生　「（吐き捨てるように）いや、これからまた、塾があるってかぁ…　　　　　　本日も、ウチ帰ったら、「飯　フロ　寝る」ってだけか。　　　　　　　やってらんねえよなぁ　まったく！」（ふたたび　スニーカーの音、少し足早に）受験生　「あれ？　図書館　電気まだついてるよ。だれかいんのかな？　　　　　あれか？図書館で　シケンベンキョウってやつですか？　　　　　図書委員ってのは、どいつもこいつも、クソまじめなやつばっかで、やんなるね。　　　　　まったく、たまには、（女の子の物まねをするように、ふざけて）　　　　　『皆様のストレス解消のために、どど～んと、マンガ本百冊購入しました！！っ』　　　　　　とか言ってみろよなぁ。」ヒカリ（影）「ねえ、もう、みつかった？　君がこの世に生まれるとき持ってきた物。　　　　　　　君がそこにいるために、未来の国から持ってきた物は、もう見つかった？」（スニーカーの音　急に止まって）受験生　「（びっくりしたように）おい…。今、だれかなんか言ったか？」（ヒカリのテーマ　遠くからきこえる）画像２　幻想の城ヒカリ(影)　「君の帽子、魔法の帽子。本当のコトが見える、魔法の帽子。　　　　　　ねえ、もういちどあの帽子をみつけてよ。いっしょにでかけようよ。　　　　　　本当の自分をみつける旅に！」（ヒカリのテーマ　大きくなって、ふっと止まる）画像３　古い本受験生　　「なんだ、この本。「メーテルリンク作　青い鳥」。　　　　　　なんだよ、おとぎ話か！　　　　　　　だれとかが、青い鳥を探しに行きましたってヤツだろ。　　　　　　何でこんなもんが、中学の図書館にあるんだよ！　幼稚だっての！」（未来の子供の声　未来のテーマ　うっすらと　）画像４　青い風景未来の子供(影)「だって、きみはまだ、みつけてないじゃないか。　　　　　　　　　なにをもって、うまれてきたのか。　　　　　　　　　なにをするために、そこにいるのか、　　　　　　　　そんなに、おおきくなったのに、　　　　　　　　　きみは、まだ、みつけてないじゃないか！」さてさて、では残りはフリーページにて後ほど（たぶん本日夜とか？）に掲載します。で、長くなったので画像もまた後ほど～♪ではではっ！（しゅたたたた←あ！逃げた！　笑）

  2008.11.15

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• 少女の声の力

  これらの物語が、いつか、子供らの「本当の食べ物」になるようにと願っていた、作家・・・・宮沢賢治そして、美しい日本語を美しい普遍的な音楽を・・・とジャンルを超えて、歌い続けた歌手・・・本田美奈子二つの透明な魂は二つながら、すでに星となり私たちにはただ、二人の思いをけんめいに伝えることそれだけしか、できません。（上下を見やって）まもなく・・・・語り部たちが参りましょうからわたくし、楽士は楽士らしく自分の持ち場へとさがらせていただきとうございます。それでは、まもなく開演でございます。・・・・・という前口上をナゼか、ドセン（ドセンター）でしかもフルライトで（照明ボーイ！聴いてないよ！）やらされることとなり（しくしくしく）まぁそれでも、無事、子供ミュの仕事ひとつ終了いたしました。なんでそんなことに？というのは、「音楽祭」的な舞台への参加という形である今回、前の出し物の団体さまが、まぁ「おにぎやか」な演目でその余韻を消してしまいたい！という「まぁ簡単にいっちゃうと、客席に静かになってほしいわけです」「はいはいそうね。んで？？？？」「なので、センセ、ドレスきて真ん中でしゃべってください」「はい？？？・・・（なんでやねん！）」「そしたら、客席も落ち着くでしょう？（にっこり）」という、やさしくもたくましい（涙目）生徒軍団の一言にて前口上させていただきました（あ～疲れた）でも、終演後、ご年配の方から「涙でました～～～」などと、お言葉をかけていただいたり「あの背の高い子は、上手でしたね」などと、ウチの自慢の高校生を褒められたりすると「うわ～～ありがとうございますぅ～～」と、すぐ上機嫌になる単細胞（わっはっは）しかし・・・・みんな・・・忘れてはイケナイよ。今回偶然にも、いつもお願いするスタッフが大集合していた今日の舞台裏「センセ、ホリに色入れられるんですがね」（ホリゾント：舞台奥の背景　をライトで色彩のみ変えていくということ）「はいはい、それ昨日聴きました。急だから色指定は出来ないということで」「いや、だから宮沢賢治でしょ？」「はい・・・ラスト「双子の星」で「星めぐり」うたいますが」「じゃ、アンバーからダークブルー入れます。すんません今日星は用意してないんで」「い・・・いや・・・いいの？うわ～～ありがとう！（涙目）」という気の利いた照明ボーイとか・・・・センターマイクからの距離、君たち微妙に遠かったんだよ。それを、ギリギリハウリングしないように、調整してくれた音声さんとかジャストなタイミングで入りのきっかけくれた進行さんとかとかとかとか・・・・みんなの力で成功した。たった１０分のミニドラマリーディング。美しい歌詞の意味するところが君たち、まだまだ子供の目をした少女たちにどれほど、届いただろう。♪　時は待たず　すぎてゆく　　悲しい時も　　止まらずに　　・・・・・・・　　守りたまえ、この世界　　永久（とわ）に、続く　幸せを♪　消える心、持つならば　　実る心　与えよう　　・・・・・　　そっと、そっと　　少しずつ　　明日の花を　咲かせよう　（歌詞：本田美奈子）白とブルーのローブのキミたちはさながら、「星の子」のようで客席がし～んと耳を傾けてくれたこと。「しあわせを・・・・」と、歌い上げた余韻が、本当に静かに天に昇っていったこと。これから始まる、キミたちの「苦難の時代」に（えぇ、来週から模試・期末とテスト地獄ですって？）今日の思いが、なにかしら支えとなってくれますように。さてさて、以上ミニミニノートパソコン「銀ちゃん」よりお届けいたしました。明日には、デスクトップちゃん（ウワサのう゛ぃすたくん）が参りますが果たして、使いこなせるのか？？？（どきどきどき）ではでは、本日はこれにて失礼！！

  2008.11.09

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  勝手に成長しやがって・・・・

  まずは、ピクシーちゃんについて補足です（うふふ）モノには・・・それぞれ丁度良い箱があったりします。ところでシスターマーマ？（←誰？笑）　あれはなんでしょう？？？ ルーア神父さま（←だから誰？笑）　あれはソプラノアコーディオン♪あだ名は「あこちゃん」ですわ～～♪ あこちゃんとは小学校時代からのおつきあい。もちろん今も弾きます。小学校では器楽合奏＆鼓笛にて使用。今はどちらかというとタンゴ＆シャンソン用。あとはストリートオルガンの代用品として（ジブリの曲とか）おや？シスターマーマ？（しつこい？）　あれはなんでしょう？ ルーア神父さま（いいかげんにしましょう　笑）　あれこそ、リコーダー各種！！名付けて、ザ・りこちゃんズですわ～～～♪♪♪ リコーダー各種。これはここ１０年くらい？今はお休みしてますが、アンサンブルやってました。お休みの理由はテナーリコで指を痛めることがわかったから。手が小さい上にピアノとは違う手の開き方をするので、手首が痛むのでした。とはいえ、アルトリコまでだったら、今でも吹けます。（一応ね）ピアノは基本ソロなので、アンサンブルの時は極力低音楽器をしたいのです。全体の響きを聞いて楽しんだり、音楽を支える部分を体感したり。（喜）そんなわけで、伴奏大好き！なのですが、ピアノは平均率の楽器なのでたとえばリコーダーなどとはいっしょに演奏しづらいわけです。なので、純正調にも対応できる楽器をなにか？？？？というわけで・・・・それでは？（もうシスターは出しません　笑）これはなんでしょう？ ・・・・・それは・・・・・其の正体は！！！！！じゃじゃん！！！ ・・・・じゃなくって・・・（これこれＭ氏よ・・・勝手にお邪魔しちゃいけません！）こちらです。ちらり・・・ うわさのピクシーちゃんです。どうして、こんなに「ちらり」なのかというと、まだまだ、この程度しか弾けないからです（しくしく）もうちょっと練習したら、全貌をお見せできることかと（がんばれ、私）と・・・・このように（どのように？　笑）音楽屋として「勝手に成長（←成長？かな？わからないけど）」してきた自分。大学を目指していたり、大学時代、学内でのモロモロに四苦八苦していたり「センセイの言うことが、出来るようになるためにはどうしたらよいか？」と、「これが出来ないなら人生終わりなのだ」と本気で考えていたあのころ（真顔）あのころは・・・そして、今も・・・ですけれどこんな私の身の回りには、たくさんの「音楽ばか」がおりまして。もちろん、自分も相当な「音楽ばか」を自認しております（自慢にならないですね）で、そうこうしているうちにどんどん時は流れ・・・その「愛すべき大バカども（含む自分）」の世界に涙ながらに苦笑できるようになった今↑のタイトルの「勝手に成長しやがって・・・・」「というセリフに思いっきり泣かされてきました。作品は　つかこうへい原作の蒲田行進曲より「銀ちゃんの恋」この作品はご存知の方も多いかと思いますので内容は割愛させていただいて（まぁ映画の世界の「コーラスライン」のようなもの？違う？）原作者のコメントによると「主従関係・徒弟関係からの共依存の物語」であると。スタアである倉丘銀四郎こと「銀ちゃん」は「命令するもの」として子分が必要だった。なぜなら、「問答無用でひたすら言うことを聞くもの」がいてこそスタアでいられるから。大部屋俳優であるヤスは「命令されるもの」としての人生に生きがいすら感じている。「会社にはいることもできた。でも銀ちゃんといっしょならなにかできると思った」Ｂ級映画の不良役だった銀ちゃんにあこがれて、映画俳優を目指したヤス。チェーホフだシェイクスピアだ・・と言っていた大学出で新劇あがりのヤスに銀ちゃんは「だからオマエは地味なんだ」「オマエにはもう先はないだろ？」と言い放ちます。「スタアってのはな、じっとしてりゃいいんだ。」「芝居なんてものは周りの芸達者さんがやってくださる」それは映画スタアとしての銀ちゃんの信念だったのでしょう。また、スクリーンの外でも「スタアらしくいること」が銀ちゃんのすべてだった。でもそれを「だまって従う」ことで支えていたのは、実はヤスたち大部屋だったわけで。そのヤスが「映画がよくなるために」「銀ちゃんのために」と決意すること。「勇気のないもの。自分でなにもきめられないもの」だったはずの「大部屋」が自分の判断で、決意したことに、銀ちゃんが受けたショック。ヤスが意思を持ったこと。それこそが二人の共依存がくずれる瞬間。そのときの銀ちゃんの表情（いや、一瞬にして全身で表現されたというほうが正確かも）が目に・・・・いや心象風景の深いところに焼きついて、今だに離れません。辛い・・・・です。あれは、どこかで出会った目です。多かれ少なかれ、舞台にかかわるものたちは、どこか銀ちゃん的で、ヤス的で。そのまわりには、ヤスのかあちゃんのような「見守る目」があったはずで。でも、その愛情ある目を裏切らなければいけない場面だっていっぱいあって。そうやって・・・今があります。リアルタイムで初演の頃やら、映画やらを見ていた頃はまさしく「愛すべきばかども」に囲まれていた時代だったのですがあまりにも「ばかやろう」だったのでそれが、自分たちの似姿であるということすら、気付きませんでした。あははと笑って、ちょっぴり泣いて、それで通り過ぎたよくある作品のひとつでした。それが、そんな自分を、すこしつきはなして見られるようになったのかな？あの、「愛すべき映画ばかども」が、なんとも愛しくてなりません。ごいっしょした、某さま＆某さま・・・周りの皆さんが、豪快に笑ってらっしゃるなかで、ごうごうと泣いていてすみません。↑のようなわけで、私にとってあれはドキュメンタリーだったのでした。窓から洗濯物やらふとんやらを、投げ捨てられたことはありませんが、楽譜や鉛筆なら、いっぱい降ってきました。カバンも飛んできたかも・・・。女の子だったんで（一応ね）、殴られたということは数えるほどしかありませんが罵倒される、侮辱されることなんぞ、日常茶飯事でございました。そんな思いに胸を詰まらせておりましたのに、トドメをさすようにヤスが言うのです。「オレも、一生にいっぺんくらい『役作り』ってもんがしたいんで・・・・」↑は死ぬかもしれない階段落ちを目前に、一人楽屋に戻るヤスのセリフです。ここでまた号泣。・・・・・・セピアの世界の中で、制服を着て青ざめた女の子が言うのです。「あの・・・この部分、内声（メロディでない部分）をもう少し出して弾くのは。。。」すると、声だけの「あのセンセイ」が怒鳴るのが未だに聞こえたりします。「あ・・そういうこと言うなら、帰っていいから。」「オレが黒いといったら雪でも黒いと思ってくれなくちゃ、レッスンなんて出来ないから」時は、大学受験の数ヶ月前。私に選択の余地などなかったのでした。でも、「勝手に成長しやがって（笑）」と、暖かい眼差しを向けてくださった声楽の某ＴＴセンセやら、美学のＭＮ教授、そしてもちろん「その後の私」を育ててくださった某Ｍ教授・故ＩＡ教授などなどたくさんの方々のおかげで、今があります。そのセンセがたが「プロみたいな選曲でナマイキなリサイタルをしやがって」という某センセ含む評論家きどりの面々に「大学でたらプロでしょう」と反論してくださり「故Ｉセンセも、できると思ったからプログラムを組んでくださったんだから」と勇気をいっぱいいただきましたっけ・・・・。そして（うふふ）そうは言いつつ、実はその方々もなかなか「銀ちゃん」的なのであります（うふふ）子どもっぽくて、けっこう自分勝手で、でも憎めない「音楽ばか」の皆様なのです。その方々が、「音楽屋って・・・・・かっこぃ～～ぃ！！」と思わせてくださった。だから、今があると思ってます。そんなヤツが・・・・蒲田行進曲を見ると・・・古傷が痛みます。でも、じんわりと懐かしく、両腕に抱きしめたいほど愛しいヤツらだったりするのです。さてさて、そんなわけで、何年たっても懲りない「音楽ばか」は今日も「ピクシーちゃ～～ぁん」と「新しい恋人」をなでなでしつつ長年連れ添った「ぴあのちゃん」のゴキゲンも伺っている・・・という。そんな毎日ゆえに、ブログ更新が滞っておりました～～（わはははは）↑いや～～～ん、長い長い言い訳ですこと！（わっはっは～～）・・・・と・・・・爆笑を残して・・・・退場！！！！

  2008.10.25

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  ハロウィーンの足音

  ただいま、音楽室のテーブルの上はこんなかんじです。 今年のメインは「めずらしいきのこwithかえるさん」ですが、キャンドルスタンドに、かぼちゃんを２つ飾ってみたり。かぼちゃんに「お似合いかも？」とシルクハット（これは実は指輪のケース）をかぶせて M氏とかぼちゃ氏の対談（違）をセッティングしてみたり（うふふ） かぼちゃぁん（はあと）と・・・ラブシーンを演じさせてみたり（全然違っ・・・・笑）で、テーブルの手前に写っている「魔女図鑑ー魔女になるための１１のレッスン」が目下、生徒ちゃんの間で人気沸騰中です。（購入は１０年近く前なのですが）中でも、「本当は～を使うんだけど、○○で代用も可」として書かれている「魔女の料理教室」のページが人気です。でもでも、「ミ○ズのかわりに、そのサイズに切ったスパゲティ」とか「足の爪を切ったもののかわりに、きざみアーモンド」とか「ハ○の死骸のかわりに、干しブドウ」とか・・・・（げふげふ）なんか、読んだだけで気持ち悪くなりそうなのに、子どもたちは大好きらしい・・・あとは「カップ占い」（カップについたお茶のあとで占いをする方法）とか「おまじない」のページとかが人気かな？「おまじない」のページにて「近眼・老眼をなおす方法」を発見！！「ういきょうの葉っぱにたまっている露を、カップ１ぱい取り　くもの巣を７時間ひたします（手間がかかるうえに、気持ち悪いかも・・・）」「これでめがねを洗えば（え？目じゃなくて、めがねなの？）　よく見えるようになります」・・・・・・・って、それじゃめがねクリーナーなのでは？そのほか「そ・・・・それは・・・かなりムリがありそう？」なおまじない満載（爆）そして、「どくろ模様」のグッズの作り方イロイロなどもありますがここには「スカル」なんぞという、おしゃれな用語はなく（アタリマエ？）どくろマフラー・どくろ帽子・どくろポットカバーなどなど（←こう書くと不気味？）そんなテーブルをかこんで宮沢賢治ワールドにワープするというなんともシュールかつキッチュな時間をすごしております（うふふ）本日、「ザッピング群読」に使用し、後に「イーハトーブへの入り口」となる本を決定「銀河鉄道の夜」「セロ弾きのゴーシュ」「どんぐりと山猫」「双子の星」コンセプトの中央に置きたかったのは「雑踏」と「静寂」ホールという真空に近い感覚の静寂を作り出すことが可能な空間だからこその演目。ただし「文化祭」という、客席およびソデの出入りの激しい場では、通常不可能です。そこを、子どもたちの声の力で、なんとかしたい。いや「してみせよう」と奮闘中。（ぼっそりぼそぼそ）出演も（つまり客席も）おばちゃま方が多いのですよ。すると・・・ですね・・・（ぼそぼそ）舞台の演目よりも、「ご近所のだれそれさんが出ている。」ということに盛り上がり演目の最中でも私語が多かったり・・・ということが、どうにも気になっているのです。舞台から、子どもたちの目に耳に入ってきますのでね。どーも困ってしまう。そんな大人たちに、子どもたちの声で真空ワールド（静寂）をもたらせるのか？「音（声）で『だるまさんがころんだ』をしているみたいにね」（←ナゾな発言）という今日の注意に、見事に反応していくれた子どもたちの感性に期待しつつ。ホール上空に「イーハトーブの夕焼けと星空」が生まれることを信じておりまする。♪　アンドロメダの　くもは　　　さかなの　くちの　かたち　　　おおぐまの足を　北に　　　　いつつ　のばした　ところ　　　こぐまの　ひたいの　上は　　　空の　めぐりの　めあて

  2008.10.18

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  教えられたことしか教えない・・・・

  ＤＴＭ関係にてどうにもＰＣ前でうろうろしております。で・・・生ピ（なまぴ。ピアノのことをバンドさんはこう呼ぶ。）欠乏症となり数時間わやわやとレパートリー確認程度にピアノを弾く。で・・・・仕事再開か？と思いきや（笑）舞台関係（中継とか対談とか）の録画を再生してしまう（わはは）う～～～・・・どうしてもデジタル音になじみにくい（長時間はきつい）これはアナログ人間の性なのか・・・（苦悩）というわけで、２番組立て続けに舞台関係者のトーク番組録画を鑑賞（おさぼりは楽し♪）ひとつは狂言の若手（でもないか？中堅？）さん。狂言のミニレッスン付き。いや～～～臍下丹田に力が入ったよくあたっている声は耳にやさしい♪えぇ声や～～～♪（しみじみ）　こういうアジアの声が大好きです！こちらの番組中にタイトルの「教えられたことしか教えない」の名文句を拝聴する。深い・・・・。実に深いひとことです。数百年の間、口伝で（文字なしで）芝居を伝えるとはこういうことか。いわく「師から教わったことのみ後進のものに伝える。自分自身の解釈などは教えない」ということだそうな。「私独自の解釈を真似たいなら見て盗むことだ」と。たいへん最もなことです。その理由を「たとえば・・・」とおっしゃるのには・・・「直球だけを指導する。」「変化球は自分で作るもの。変化球を教えたらどんどんまがっていく」なるほど！（お膝ポン！目から巨大なお魚たんのウロコがゴロリと落ちた！）もうひとつは、和太鼓奏者のえいてつセンセ（素晴らしい！）一人で後ろ向きに大太鼓をたたく、という演奏法が氏のオリジナルと聴いてびっくり！鬼○○座の時はやってなかったのか・・・・知らなかった。お弟子さんとの合宿の様子も拝見。「舞台直前に、たんぱく質だけを摂取する日をつくる」「科学的根拠はないけれど、自分の体の声をきいて」「その後、でんぷん質中心の食生活に戻すと、終演後の疲労度が違う」ほほ～～ほほ～～ほほ～～～～（これまた、目から特大のウロコがごろりん～♪）そして、「あ！それ私もやってます～♪」となんだかうれしかったのが「左手で食事・家事をする」「左右均等に手指・腕を訓練するため」・・・・って、へへへへ、私は左利きなので、うっかりやってしまうだけですが（笑）亡くなった恩師のご主人さま（偉大なるI・Ｍ御大）などは練習曲のレッスンの時に突然。「それを（たとえばツェルニーなど）左右逆にして弾いて」などとおっしゃったそうな。その場で出来なかったら「なまけもの！！！」と怒鳴られて、楽譜の雨が降ってきてレッスン終了～～（恐っ）そんなお話を聴いたので、むか～しむかし（笑）はそんなこともしておりましたが今は「練習のための練習」ってあまりしないかもしれない。けれど、やはり「左右均等」は心がけたいので（できれば左を特訓！したいですね）練習曲とかは、右手重視のものと左手訓練のものとを、2曲ペアで練習することが多いですねそーいへば・・・今日の「わやわやレパートリー確認」も丁度そんな感じでした。たとえば「黒鍵」「木枯らし」とかまたは「幻想即興曲」なんかとペアで「革命」とか。ついでに（ついで？笑）ものすごいゆっくりで「太陽」（ほぼ左右いっしょに動く）とか（本来は作品番号で書きますが、それじゃよく解らないんで↑は通称（あだ名）です。そして同じくえいてつセンセの談で、笑っちゃったのが（これは苦笑ですね）「19歳から３０歳まで、鬼○○座にいて、修行僧のような生活」「お金を使うことも（もらうことも）なかったので、銀行のシステムを知らず」「初ギャラを頂くのに、口座を作りに言ったら、『口座』という言葉が出なくて」「思わず言った言葉が『あの・・・・貯金・・・したいんですが・・・』でした」うわはははは～♪　これをあの少年のような瞳をキラキラさせておっしゃる。なんという親近感！（←え？　笑）私、もしも結婚などしなかったら、↑のようになっていた事は必至かも（恥・・・・）（今、友人一同が大きく頷くのが、見えた気がする・・・・苦笑）銀行の窓口のお姉さん・お兄さんにはたいへんお世話になるタイプ（どんなタイプ）でした。そんな人でも、訓練すれば（笑）コンサート企画なんかもできちゃうという。大好きな方と共通点があってうれしいかも（←そういう問題でいいのか？笑）さてさて、そろそろ仕事にもどりませう（今までおさぼりしてたらしい）本日のＭ氏は、少々ふてくされております。というのは、階段の上の窓際にて日向ぼっこを楽しんでいたところを、私が通りかかり「うにゃ？・・・・ままさん？？？？」と振り向いた瞬間・・・・・ずりっ・・・ずずずず（お腹で階段を下りていく～～～・・・ うぷぷぷぷぷ・・・と笑いつつ（あ～～、ごめん！ごめんねＭ氏！）思わず、出た言葉は「Ｍ！上がって来い！上がって・・来いぃ～い・・・」＠蒲田行進曲ｂｙつかさんところが、そんなギャグもＭ氏には通じないので（アタリマエ・・ですね）「うわ～～ん、オレってば落ちちゃったの？う～～～～（アタマかかえ）」な気分なのか、いつもとは様子が違う。（けっこうプライド高いヤツ　笑）そのままそこで、凹んで固まっている（うぷぷぷぷぷ←だから、笑っちゃダメ・・） 「う～～～、オレの背中の孤独の「弧」の字が見えねぇのかよ！」＠蒲田行進曲とでも言いたそうな背中が、とっとっとっとっと・・・と階段を下りていきましたっけ。んで、今は？というと、ぶーっとした顔のままベッドを占領してます（当然センター）こんな感じで（笑） 主役はオレだぁ！（はいはい・・わかりました・・Ｍさま　ほっほっほ）・・・・あ・・・・ほうっておいたら、ぶー顔したまんま寝てしまいました。ぐっすり眠ったらごきげんが直るでしょうか？（うふふふふふ←だから笑っちゃダメ）

  2008.10.12

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  星の子たちとの対話

  あかい　めだまの　さそり　ひろげた　わしの　つばさあおい　めだまの　こいぬ　ひかりの　へびの　とぐろオリオンは　たかく　うたい　つゆ（露）としも（霜）とを　おとすアンドロメダのくも（雲）は　　さかなの　くちの　かたちおおぐまの　あしを　きた(北）に　いつつ(五つ）　のばした　ところこぐまの　ひたい(額）の　うえは　そらの　めぐりの　めあて　　　　　　　　（ほしめぐりの歌　宮沢賢治作詞・作曲）というわけで（またまた唐突！←いつの日記からの続きなんだか・・・　笑）宮沢賢治作品をひっくりかえしとっくりかえし・・・しております。↑は、比較的よく知られている「ほしめぐりのうた」賢治と音楽・・・といへば、ゴーシュくんは彼自身・・・という説もあるそうで。チェロを弾くことを趣味としていたのは、知られていますが、オルガンも独学（いわゆる「カン弾き（歌を指で追いかけるやり方）」）で弾いたらしい。実際、某Ｓ大先生（Ｓ記念オケで記念されてる方デス）のところに、アポイントもなしで「どれみは（「ふぁ」じゃなくって）からやりたいんですが・・・」とご自宅に飛び込んで困らせたという逸話の持ち主・・・（Ｓ大先生から直接拝聴した方談）岩手（いやいやイーハトーヴですね）にある博物館に展示されている彼の「セロ」を見ると「ありゃりゃ」というくらい、持ち方・構えが違っているらしい（チェロ弾きさん談）あまり見たことがないような場所に使い込んだ痕が・・・ということだそうで。で、この曲も、いわゆる「ヨナ抜き（４の音「ファ」７の音「シ」がない日本的音階）」で当時多かった「ぴょんこ節（たんた・たんた・たんた・・という付点の曲）」です。で、フレーズの終わりで、いちいち伸ばしていたらしく（多分この楽譜は聞き書き採譜？）いちいちフェルマータ（適宜のばしてのマーク）がついている。楽譜から、「ふ～こふ～こふ～こふ～こ」という古いオルガンの音が聞こえてきます。う～む・・・・今の子に歌わせたら、間違いなく「ミッ○ーマウスマーチ」になるわ（笑）付点（たんた、たんた）のリズムほど、民族性・時代性が出るものもないんじゃないかな。特にドイツ楽派だけでも、バロックの付点・古典の付点は全然別モノだし（研究書ウケウリ）ロマン派なんて、シューマンの付点とブラームスの付点じゃ、感性がまったくちがう。まして民俗音楽の世界になっちゃったら、付点は鬼門（体で覚えないと勉強不足バレバレ）なので、賢治自身が考えた「あか～いめ～だま～の」を再現するのは子どもにはムリかも。今の子って「お手々つないで、ぶらぶらあるく」ということがほとんどありません。ないので、体に「覚え」がないので、こういった「ゆれ」が体感できない。でも、ミッ○ーマウスマーチとか　トト○のマーチなら、ＯＫある意味、リズム感はよくなっている・・・と・・・思われます（もごもご）・・・・と、ここで閑話休題。この前のシューマンアンソロジーでは（特に「子どもの情景：遠い国から来た人々」では）代々（笑）教え継がれている演奏法で弾きました。内声（隠れた伴奏）の3連符に対して「た～んた・た～ん」の「んた」（←なんという？笑）の部分は3連の３つめの音から「たんた」と数えて鋭い付点になりがち（例：ホロヴィッツ）だけれど、あれはシューマンの書いたリズムではないのよ（ｂｙクララの孫弟子センセ）・・・・まあね・・・そんな研究的なことより、どう伝えるか・・・なのですがね。で、お話をもどして（いやいや、余談でしたわ～♪）この曲（音楽のほうですね）の風合いをいかして、歌わせるのか（いやがられそう）それとも、「歌詞」を伝えることに集中して、今の時代にあったアレンジを加えるのか？う～～～むむむ（こめかみおさえ）・・・・・・この件に関しての締め切り・・・・9月15日・・・（がんばれ、私）物語中には、賢治愛聴の曲より、アレンジしていくつか使用するとして・・・（ぜえはあ）この一場面（入り出含めて１０分）の間、3歳児がおとなしく立っているかどうかというそれが最大の難関だったりいたします（わはははは・・・・・・はぁ～～～）なので、今はまず「けんじのことばとリズム」で、遊ばせております。まずは、「やまなし」という作品からくらむぽんは　わらったよ（年長）くらむぽんは　かぷかぷ　わらったよ（2年）くらむぽんは、わらったよ（年長）くらむぽんは　はねて　わらったよ（2年）じゃあどうして、くらむぽんは　わらったの？（3年）「しらな～い」（3歳） （これは、駅前にある「やまなし」の木から落ちてきた「やまなし」です）この「しらな～い」があまりに可愛くて、どうしても「ふふふふ」となってしまう。で、原作をちょいとそれぞれにアレンジさせてみる（カツゼツ練習・マイム練習含む）くらむぽんは　かぷかぷわらったよくらむぽんは、かぷかぷかぷかぷ　わらったよくらむぽんは、はねて　かぷかぷ　わらったよくらむぽんは　かぷかぷかぷかぷ　はねて　とんで　わらったよそれじゃあ、どうして、くらむぽんは　はねて、とんでかぷかぷかぷかぷかぷかぷかぷかぷ　わらったの？「しらない！！！！（あきちゃって、ちょっと怒）」（一同爆笑：わ～～～～～っはっはっはっは）で、唐突に（唐突なのが得意ですから　笑）聴いてみる。「ねぇ、クラムポンってなに？」「え～～～、知らないの？センセ」「うん、あんまりよくわからない」「くらむぽんは、くらむぽんだよねぇ～」「うんうん（一同）」「（あーーー、さよか・・・）んでは、くらむぽんの絵を描いてきてね～♪」（ふっふっふ・・・・楽しみ楽しみ）というわけで、この一場面、舞台フラット面（水底）ではカニの子が舞台奥、山台の上（空の上）では、星の子が、それぞれの歌をうたう予定・・・・予定・・・・予定はあくまで予定・・・こういう「体験型ワークショップ」での私の長年の参考資料（笑）はこちら 「CAT'S」や「オペラ座の怪人」の作者、ロイドウェッバーの原点である作品「ヨゼフの不思議なテクニカラーコート」のＤＶＤです。現在ではだいぶスペクタクルな演出で上演されているので、そういった映像もありつつ冒頭とエンディングで、この作品が初演された「学校祝祭劇」の風合いを見せてくれます。ドアの前や、壁際、演題に立っていた先生方（校長先生も！）が、いつのまにか役者になり客席の生徒たちもアンサンブルになり・・・本当に楽しい！あたりまえですが宗教色はありますので、そういったものに抵抗のない方にはおすすめです。そんなこんなで、なんだかピアノの前と本棚の間をうろうろしております（苦笑）ある意味、日常がもどったとも言えるわけで（自分的には、ほっこりしております）なので、Ｍ氏も定位置におります。ふ～ん、今度そーいうの弾くの？それで？ うんうん、それでね。・・・とＭ氏の視線に答えてみたり賢治さんの言葉のねわたくしはこれらの　ちひさなものがたり（小さな物語）の　いくきれ（幾切れ）かがおしまひ（お終い）　あなたの　すきとほった（透き通った）ほんとうの　たべものに　なることをどんなにか　ねがふ（願う）か　わかりません（注文の多い料理店序文より）という部分を、音楽を通して子どもたちに伝えられたらいいなぁ・・・と、思うんだけどね・・・・。・・・・思うんだけど・・・さ・・・これも予定･･･（とりあえず現在は、まだまだ力不足・・・笑）

  2008.09.10

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  麗しきジャズエイジの物語

  では、みなさんはほうせきばこ　と　よばれたり　くじらのおなかのなか　と　いわれたりするここが、ほんとうは　どこなのか　ごしょうちですか？ 　　　 　　ほうせきばこ　　　　　　　　　　　くじらのおなかのなかえへへへ・・・。ちょっと宮沢賢治風をきどってみましたが皆様、「ここはどこかご承知ですか？」ここは、日生劇場＠日比谷ミュージカルの殿堂（現在は）です。なぜか（おかしいなぁ・・・・　笑）こちらが開幕してまもなく企画された「子どもミュージカル」を見ている私（えーっと、前世かな？　←とぼけるにもほどが　爆）初めてこの劇場に入ったときには、めまいがしました。で、「くじらのおなかのなかって、こんなかんじかなぁ」と思いました。そのときの演目は「はだかの王様＠四季」脚本：寺山修二　音楽：いずみたくこのときの歌・・・いまだに全部歌えます。（「おうさまははだかだ」のメロディー、現在は三木たかし作に代わってます）その後。ウチのお嬢もはじめて入ったとき「ピノキオになったみたい」と言ってました。親子やねぇ（しみじみ）なので、東京都主催の無料子どもミュに行くために列をなしている小学生に遭遇すると「ロバになっちゃうよ・・・・」とついつい、思ってしまうという（←ウソです　あはは）　さて、この夏！その美しい劇場にて「麗しきジャズエイジの物語」が展開中です。スコット・フィッツジェルド「グレート・ギャツビー」脚本演出：小池修一郎。幸せなことに、その初日をしかも平土間（1回前方席）で拝見できました。ここで上演することに対するスタッフ・出演者の幸せな熱気がひしひしと伝わってくる舞台。オケピサイズの生オケが舞台奥に配置され、ギャツビー邸の豪華さの演出にも一役。ジェイ・ギャツビーという役（映画ではロバート・レッドフォード）も、相手役のデイジー（映画ではミア・ファーロー）も、とにかく美しくなければならない。そうでないと大台詞（おおぜりふ：おおげさな盛り上げゼリフ）に耐えることができません。指定の衣装を着こなすこともできません。デイジーをたたえて曰く「君はバラより美しい」「アラバマ・ジョージアをあわせて一番の美人」ギャツビーの服装「白タキシード＆パンツにシルバーグレーのシャツ。そして渋茶に金糸のネクタイ」そして、当時の服装（フラッパーガール）が似合い、セレブリティな雰囲気をかもし出し。それだけで「ニホンジン」としてはだいぶハードルが高いのです。まず、この点に関しては全然問題なしです。こんなきれいなカップルは見たことない。そして、アンサンブルの素晴らしさ。ギャツビーを読了された方はご存知でしょうが、物語の後半で若い妻を自動車事故で失い、「となりの「メガネ屋の看板＝神の目」と考えてしまったウィルソン（自動車修理工）が「神の目が、あそこで見ている」とつぶやきながら、狂気の世界へはいっていくのですが、ここのアンサンブルナンバーがすごいことに！（日本オリジナルでは、ひさびさの感動！　2階席からの方が捉えやすいかも？）このミュージカル、初演は17年前だったとか（バブル時代？）その当時の主題歌2曲を（アレンジを変えて）残していまして、それが衣装の変化とともに丁度良い混ざり具合にて「若き日＝よき時代のジェイとデイジーの恋物語」と「今（破滅へ向かう時）＝禁酒法時代のギャツビーとブキャナン夫人（デイジー）」の時代の流れの表現となっているのも、「結果オーライ」というヤツでしょうか。もうひとつ、個人的に（いや違うかもしれないな・・・）興味深かったことがひとつ。こちらはいわゆる「スターシステム」をとっている劇団です。トップスタアは、四六時中ありえないきらめきの「トップライト」で追うのがフツウ。それを、今回まったくしておりません。脚本・演出が主演者によせる信頼のたまものでしょう。また主演者の懐の大きさが、すみずみまでのアンサンブルが自由に動くことに繋がって非常に心地よい「チーム・ギャツビー」が出来上がっている（初日にして！素晴らしい！）劇場のライトにあわせて・・・・と思われますがメイクも変えてますね。色をあまり使わないシンプルなメイク。これがＭＧＭなんかの映画を見ているような錯覚を覚えた一因かもしれません。まだまだ公演しておりますゆえ（とはいえ、チケットあるのか？汗）夏の終わり、秋の始まりの今日このごろ♪美しい劇場へ、いらしてみてはいかが？さて、終演後♪「いつもの習慣」にてチケットカウンターにてチラシ多数ＧＥＴしまして。ひとつには「チラシのデザイン」のベンキョウに・・・・（と、立派なことを言いつつ）実は「次は何を見ようかな～～♪」というおたのしみのために（こっちが主眼です　笑）で、秋の日生&二期会オペラおもしろそうですね。「日生の」チケットカウンターなので、日生オンリー主催の「魔笛」が表に出てましたが裏表にて「日生＆二期会」の「マクロプロス家のこと」も1枚のチラシになっている。なんと土曜マチネの主演テノールにて知り人を発見（お久しぶりです～♪）ご存知のみなさまへ～♪マクロプロス家といへば・・・・そうです「不滅の棘」でございます。翻案・潤色・ミュージカル化した作品に2番手で出演されていた方が主演をされて（今回のギャツビーさんのことです）現在絶賛上演中・・・・・・なのにこのオペラのチラシの置き方ったら・・・（ぷんぷん）「マクロプロス」の方を表にすればよいのに・・・・・。と、チケットカウンターのチラシをひっくり返そうかと思いましたが（こらこら）中にお姉さんがいたので、止めました（閉まってたらやったらしい　　笑）それにしても、オペラ「マクロプロス」全部あわせても3公演ですか・・・・（う～む）新国立劇場のほうは、「いつだって主演は外国人」になっちゃってるしねぇ・・・・。おまけに・・・・（日本的社会的な諸事情を良く存じ上げた上であえて発言）せっかくのチラシですが、写真のサイズが全部同じ（しかもプロフィール写真）なのでだれが主演でどんな役なのか、どんな話なのかちっともわからん・・・・。芝居世界ではありえないことが、フツウになっているクラシックワールド・・・・・。（えぇ、ですから事情はよくわかっているんです・・・・。だけど・・・さ・・・・）さてさて↑のほかにも「見た～～い！」と思うチラシをいっぱい抱えて帰宅（笑）とはいえ、仕事などなどにてスケジュールが立ちにくい（＝前売りが買いにくい）のでどこまで実現するかは「カミノミゾシル」なのですがね（笑）さてさて、昨日どーやらＭ氏はシャンプータイムだった模様（ｂｙ相方＆お嬢）すっきりハンサムになりました。（親ばかです）こちら ハンサムガイなＭ氏♪つい最近、Ｍ氏の最初の里親さまＥさまより、当時のお話＆写真をいただきましたのでそんないろいろは、また次回にでも。　本日はここまで~♪

  2008.09.04

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  音を生みだす人々

  ある音楽にいえ、まだはっきりとしない状態の「音のもと」のような感覚にとらわれています。とらわれたので、仕方がないからくるくると、音にくるまっています。だって仕方がないです。こういうときは、言葉がうまくでません。おとでしゃべっていいですか？（ムリです　笑）ダンスを見ているときに、時としてそこにない音を聴くことがあります。オケピットやら、アンプやらから流れているのではないもっと、別のなにか・・・それは、踊る人の指先やら、髪のうごきやら衣装のすそのひるがえり床をける、かすかな命の音特にペアダンスだと（・・・どうぞ、誤解しないで、読んでくださいませね）その瞬間、本当に恋をしている二人の眼差しの作り出す音が、あると思うときがあります。今回、引き潮（Ebb tide)を使っての3組のペアダンスを体験(観た、とか、聴いた、とかでなく　体験。。。。）ホリゾントいっぱいの「無」の世界にただ、青空と雲と海（客席が海でした）だけの空間に交錯し漂いふれあいやがて、とけあう？（ここで溶暗となります）愛のかたちを、客席・・・という海から見る幸せを得ました。舞台人にとって、本当に「お客様は○様」という一面はあるわけですが（実感）それとは別に、演出側の意図として、客席から見るということが創造主であったり、空の高みから見る人であったりすることができますが今回私は、海からなつかしい人々（そう感じた。。。ということ）その成長を見守りたいとおもったこどもたち（これも、そう感じた。。。ということ）が、歌い踊り、やがてまた新しい世界を創って行くのだろうというそして、それを「きっと観ていてくれるのでしょう？」という純粋無垢な問いかけとともに、かくさずに打ち明けられたようなそんな体験をしてまいりました。で、ある瞬間から現場の音(生オケー小編成ー）でなくフルオケで・・・・・いえ・・・・現実の楽器の音ではないのかな？（もはやあいまい）音と、ダンサーさんたちの息づかいと・・・海と空だけの世界にぽっこり浮かんでいた・・・というわけです。舞台ですから、場面転換でまったく別なテイストの場面につながりましてものすごい、おろおろっぷりをさらしましたが（ごいっしょした某さま、すみません！）そんなわけで、再びEbb tideに囚われています。もっと厳密にいうと、冒頭のCm7からAm7へ移る、その「空間」と（♪First the tide～）中盤、Ａ7-5に押し寄せていく「瞬間」（♪Will your arms open wide? ～♪At last・・・）なにか・・・それがＥbb tideのアレンジなのか、それともまったく別の曲なのかそれさえ、わかりませんが、なにか・・・・「ここ」に残ったものを、形に出来たら幸せです。（と、書いておこう。自分へのプレッシャーとして　笑）さて、そんなわけで　昨晩から今朝まで、Ｅbb tideにどっぷりひたりついでに、昔ひろった貝殻やら、砂（これは浄土が浜の砂です）で箱庭あそび・・。 最後になりましたが、こうした幸せな感覚を下さった舞台の皆様に、深く感謝です。ここを、読んでいただくことなどないでしょうが、心から・・・・ほんとうに・・・ありがとう。

  2008.07.30

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  ウガンダ・トラ氏の死を悼む

  ウガンダ・トラ氏の訃報に接し、驚いております。そして、ニュースのどれを拝見しても、見当たらないけれど氏のミュージカル俳優としての素晴らしさに触れた一人として想い出を振り返りたいと思いました。　舞台ばかり見ていて、ＴＶをほとんど見ないという私のような変人（たち）にとって役者さんやタレントさんのイメージが、ＴＶ中心の人と異なることがよくあります。舞台では、役を通してその人を見るから・・・・ということもありますが、やはり、毎日ナマで歌って踊って芝居をする・・というエネルギーを発散させている人の放出するエネルギーにすごさには、本当に敬服するわけで、いわゆる「お茶の間感覚」とまったく別次元の憧れと尊敬をこめて見上げる・・・ということになるわけです。　本日、ウガンダ・トラ氏の訃報に接し、あの春の日の「スミー君」の軽妙なダンスとほっこりさせつつ、ちょっと毒のある語り口調と、よく通る声を思い出しました。こちらは１９９４年版のピーターバンのブログラムです この年は、知り合いのダンサーさんがご出演ということもあり、回数通った記憶があります。そして、それまで１０年間ピーターパンを勤めた相原勇さんの卒業公演であり、「双子のピーターパン」沖本姉妹のデビュー公演でもありました。フック船長は川崎真世さん。こちらも日本のミュージカルにはデビューだったような？？（日本より先に、ブロードウェイのローラーエクスプレスにご出演でしたね。）とにかく、このスミー君とフック船長が、最高！でして、はっきり言って主役！の貫禄。たいへんに楽しい舞台だったと記憶しております。とくに、客席降りでの「音楽だ！」「リズムは？」「タランテラ！」の掛け合いのなんともいえない「間」のおかしさ・・・。今でもありありと思い浮かべることができます。プログラムによると、ウガンダ・トラさんはこれがミュージカル初体験？だったもよう。「もし、ピーターパンが自分の家にやって来たら」という質問に「まず自己紹介して、『自分はウガンダ・トラです。』といったら、　ピーターパンは『変な名前』と笑うでしょう。」ということからウガンダのアミン大統領に顔が似ていたから・・・と名前の由来を打ち明けてらっしゃいます。そして「そして今度はボクのほうから、なぜピーターパンと名前がついたか知りたいけど　多分、わからないでしょう」と続けています。そして「ピーターといっしょになにがしたいか？」については「ボクは、海がとても好きなので（ピーターといっしょに）美しい海にいきたいです。　タヒチ・オーストラリア・モルジブ・・・　ところで、ピーターは空を飛ぶように、海ももぐることができるのでしょうか？」とくわえて「ピーターパンは月にいっても呼吸ができるのでしょうか？」と言いつつ「もし出来たら月にもいってみたいです。なぜかというと、　無重力だから自分の重みを感じなくていいでしょ」と。そして「太っているけど身軽なデブ、スミーをよろしくお願い致します」と、結ばれておりました本当に本当に身軽で、なんともいえない味のある軽妙な動きでした。思わず目で追ってしまい、どうにも「フック＆スミー視点」で見てしまうというピーターパン観劇にはあるまじき観劇態度で「大人だから？」と思ったらウチの娘はじめ、子供たちにも大人気でしたね。たとえニュースやプロフィールに、あまり記載されていなくても１９９４年の４月１日～２４日に青山劇場に集った何万人かの記憶の中にあの素晴らしい「スミーくん」は住んでいます。あの日のスミー君はじめ、なつかしい舞台の人々の記憶・・・忘れられない演奏・歌声・ダンスの数々・・・それが、私の心の中のネヴァーランドなのかもしれませんね。余談ですが、この公演のアンサンブルの「海賊」の一人に初代ライオンキングの「坂元健児」くんがいます。写真が若い！なお、興味を持たれた方。ピーターパンはこの夏も上演されます。オフィシャルＨＰはこちら♪遠いむかし　どこかで　聴いたことがあるうた　・・・・・中略・・・・　眠れ　みんな　朝が来るまで　世界は　きみのもの　・・・・・中略・・・・・　今は遠いメロディー　それでも忘れずに　明日も　歌うだろう　はるかなる　メロディー美しい、美しい子守唄でした・・・・。この歌、２００８年版でも、まだ使ってるかな？？？ラスト、客席に向かってフライングしてくれるピーターが撒いた「魔法の粉」ずいぶん長い間、娘の机の引き出しにありましたっけ・・・。（終演後の客席は、争奪戦でした・・・・　笑）ウガンダ・トラさん。やさしい夢をありがとう。尊い才能の早世に心が痛みます。どうぞ、安らかに・・・・。

  2008.06.02

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  思いやりが創るSynchronicityの世界

  戦友・・・とも呼べる仲間たちが愛と信頼をおしみなく降り注いで空間を満たすときそこには幸せなSynchronicity(共振・共時作用）が生まれるそして、その共振作用は舞台上のみならず、会場全体を揺るがしうっかりすれば、会場周辺の空間をも飲み込んで、ハッピーを伝染させているんじゃ？・・・という、幸せな観劇体験をしてきました。が、大手劇団さまの有名ミュージカルゆえ、画像はなしです。ご了承を。周知の音楽、周知のストーリー、明るいハッピーミュージカルでも、それだけではない、アンサンブルのはじっこまですべてのキャストが幸せなふたり（主役）に、それぞれの立場で心をよりそわせながらそれぞれの時間を生きている（しかも、すべての動きを（呼吸すら）音楽に乗せて）そしてスタッフが（大道具の動き・ライトのアタリすらすべて！です）ウラまで音に乗ってるんじゃ？という、絶妙なタイミングでの場面転換。プロだから・・・といえばそれまでですが、プロとて人間。コンピューター制御とはいえ、動かしているのは人間なんです。だからかのエリザベートの作者クンツェ氏の表現を借りるとすれば「オケ・キャスト・スタッフすべてが見事な仕事をこなす『星の時間』」とは、こういう時間をいうのだろうか・・・というなんとも素晴らしい舞台を見てしまい、今も幸せの余韻にひたっております。それにしても日本のミュージカル界のアンサンブルの力ってものすごい進化を遂げておりますね。厚み・響きともに素晴らしかったです。そして（ここが、もっとも肝心！）芝居～歌～ダンス～芝居の流れが、ものすごい自然で無理ムダがない！これはキャストの実力も・・・・ですが演出も素晴らしいと思いました。海外発のミュージカルですから、スコアが決まっているわけでそれこそ♪ちょ～っとした、知恵～　♪　の積み重ねで、間を埋めていくのでしょうが歌の中で「折れ」を創りつつ（気持ちのゆれを表現しつつ）でも流れを止めずに・・・とかダンスの振りのひとつひとつがとても意味を持っていて、言葉以上に何かを伝えたり（たとえば「ふと振り返る」という振りだけで、涙がこぼれてしまうような切なさとか）で、何よりすばらしいのは、それがオケ奏者にも伝わって音がドンドン変わっていくこと。ソロをとっている楽器が、直前のソリストの歌にダンスに引き込まれていくさまがなんとも気持ちよかったです。指揮者を通して・・・・というより、直接ハートのやり取りを感じたのですよね。私は。追い出し音楽が終るまで、客席では立ったまま手拍子でした（楽しい！）終ったあとも「ブラボー～♪」と拍手！、オケも答えて楽器を振る振る！！（笑）あ～～　楽しかった！明日からまた、がんばろう！ちょっとピントのずれた発想かも？なのですが（ある意味、「Ｍ氏大好き」な方へのサービスショットでもあったりしますが　笑）こんなぐうたらな寝姿をさらしてくれるＭ氏ではありますが（今日は寝るの早いよ・・・・） ときにこんな風に野性的でもあるわけで それを、「Ｍ氏」という同じ人物（あれ？人物？笑）として表現するのって難しい。ましてや、音でそれをしようと思っているわけで・・・・（遠い目）・・・・・が、がんばれ！私！　　負けるな！　私！　おぉ！！（小規模に雄たけび！）・・・・はぁぁ・・・・　　　（↑早速溜息ついてちゃダメじゃん・・・・・なのですがね・・・苦笑）

  2008.05.26

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  ♪ちょ～っとした知恵～

  まずは（こほん！）祝！１０１回目の更新～～～（ドンドンパフパフ～自画自賛～）さてと・・・・（ぽりぽり）「お休み宣言」もなにもナシで、更新ナシの日が続きすみません（ぺこり）数日前に某所にて「運営審議委員会」なる「なんでもいいんかい（怒！）？」というものに出席し、脱力しすぎで立ち直れませんでした。（まぁほかにもいろいろありましたが）ともあれ思ったことは利用者・観客・聴衆・・・名前なんてなんでもいいから、ちゃんとした「イス」にすわれるように管理しようよ 行政的には「名前」はかなり重要なのだ・・・・ということは学習しました。（貸し館活動(観客）と認定サークル活動（利用者）では同一人物でも別認識なのですね？）ここが「夢への階段」であった時代がありました。 だから、そこに未来への展望がないことが、つらいです そして、「皆様が」「みんなが」が連発される会議中に、ふと・・・「みんなちがって、みんないい」を連発した、とある会議を思い出しました。（うわ～～、音夢鈴さん、得意の脳内再生＆トリップ注意報発令中・・・・　爆）「みんなちがって」・・・・・そうですね、だれかと同じ存在なんてひとつもないですね。「みんないい」・・・・・・・そうかな？本当に？good （良い）という意味においても、right(正しい）という意味においても「みんないい」なんて、ありえないと思ってはいけないでしょうか？比べてはいけない・・・・・。それぞれの個性を自由に発揮し・・・・。魔力が強くて、含まれた毒に気付かせない魔法の言葉の数々がアタマをよぎります。（だから、トリップ注意！ですってば・・・・）あぁとにかく、自分の非力っぷりを自覚しつつ。次世代の音楽屋たちに心の中で謝りつつ「ごめんね・・・・こんないにしへ人でも「お若い方」になっちゃう場では何も出来ない」と、とぼとぼ帰る（歩きで・・・運転できないダメ人間です）道すがら、こんなものを発見しました。駐車場を通り抜けて（これが近道）歩きで公道に出ようとすると、大きな段差があります。なので、だれかが小さなブロックを置いたのでしょう。本当に小さな「スモールステップ」ちっとも格好良くないし、立派でもないけど、ちゃんと役に立ってる（感動）こんな風な「なにか」が出来たらいいな。こんな「スモールステップ」を積み重ねていったらお役人さまとの関係も♪夜の湖を行く～～二隻のボートのような私たち～～ 　近づくけれども～すれ違うだけで・・・それぞれのゴール目指す～　（ｂｙエリザベート）という関係で、なくなるときが来るのかな？？・来たらいいな・・・・・（深い溜息）さてさて、実は非常に私的な、でも本当にいろいろがいっぺんに○○周年な今年（笑）紆余曲折・波乱万丈・支離滅裂（あれ？　笑）・・・・本当に人生いろいろななかで（えぇ「本日も晴天なり、日々ナニゴトもナシ」に見えても・・・・です）それでも、なんとか「えっちら　おっちら」と音を紡いできたわけで・・・・。なので、次世代には、もう少し生きていきやすい場所を確保してあげたいなと。。。。↑の詩の作者の　もうひとつ有名な詩の一節「みえぬけれども　あるんだよ」「みえぬものでも　あるんだよ」が、好きです。「音」という「みえぬもの」を、本日もひたすら♪せこせこせこせこ♪と遠い目をしながら（笑←まだ凹んでいるらしい）紡いでおりまする。窓際では「聴講生（笑）Ｍ氏が聞いておりまする・・・半分夢の中？ですがね Ｍ氏のむこうに、「あかるいほう」が見えまする。あかるいほうへ・・・あかるいほうへ・・・これも同じ作者の詩でしたね。もうちょっとだけね・・・・もうすこし・・・・あかるいほうへ・・・がんばってみようかな。♪ちょ～っとした知恵、悲しみ受け流す知恵♪また、あのハッピーミュージカルの音楽に救われたりしておりまする。

  2008.05.24

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  サロン終了　感謝感謝

  サロンコンサート無事終了いたしました。ご来場下さいました、皆々様。本当にありがとうございました。幸せな空間を作って下さったのはひとえに、ステキな「愛あるお客様」のお陰でございます。演奏・演出などなどは今から一人反省会なのですが、ソプラノＨちゃんを皆様にご紹介できたこと。「名曲喫茶」という空間をお楽しみいただけたことそして、シューマンアンソロジー「愛の手紙」を初演できたこと３つも幸せをいただけたので、良かったのかな？と・・・・シューマンアンソロジーの影の主役はこちら そしてこちらが舞台面 さてさて、皆様からの暖かいお気持ちにどれほど答えられたのか、不安ではありますがこんな「鍵盤屋」もいるのだな・・・と記憶の片隅にでも置いてくだされば、幸せでございます。たくさんの「差し入れ」と「お手紙」ありがとうございました。お手紙読みながら、早速もぐもぐしております♪これから、どれほど歩き続けられるのか？と自問自答しつつ・・・・次には、もっと「何か」を伝えられるように・・・・今からまた、模索の日々が始まります。

  2008.05.09

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  ♪もしも私の目で見てくれたなら～♪

  ♪きみの誤解もとけるだろう～♪夜のみずうみを行く、二隻のボートのような私たち～・・・・って、こんな歌で始めたら「あれ？音夢鈴さんちって、夫婦ゲンカでも？」と思わないで下さいまし～（汗）いえいえ、「私の目」とは、一度舞台製作にかかわってしまった者の目という意味デス。本日、生徒さんに「来て下さい！」とご招待を受けたので、中学校（公立）のブラスバンドの定期演奏会に伺いました。で、本来なら目につかない（気にならない）のでは？というところが目について仕方がない「職業病」ゆえ、困りました・・・というお話。学校行事として、アマチュアさんが創る舞台なのだから、目をつぶりなさいよ・・・それにしても「学校音楽」と「舞台の音楽」の世界ってどうしてこうも違っ・・（以下略）というそんなお話です。お目汚し失礼いたします。あくまで個人的な思いをつぶやいております。ご不興な方はスルーしてくださいませ。さてさて、会場のホールではスタッフジャンパーに身を包んだたくさんの保護者さまが、受付回りをこなされ、すばらしきホスピタリティにて客席まで案内されます。（ブラボー）学校の定期公演というものは、こういったご協力なくしてはなりたたないでしょう。本当に本当にありがたいことですね。（生徒ちゃん、ママに感謝しましょうね）さてさて、会場内にはいりまして、セットされた舞台面を見て絶句・・・・・・。はいはい、センターが微妙にずれてます・・・・・・。上下（かみしも）のセッティングが少々不均等で、気持ち悪いんですが・・・・。えーっとまだ開演まで10分ある。だれか客席から見てイス移動の指示だそうよ。・・・・・・・・・・・なにごともなく、そのまま始まってしまいました（おろおろ）・・・・・えーっと、多分なにかのマチガイだと思うのだけれどピアノの下にピアノキャリア（ピアノ移動するためのリフト）が入ったままだが・・・まさか、そのままなんていうことは（それではリハーサル状態ですが？？？？？）・・・・・・・・・・最後までそのままでした（滝汗）また、こういった「関係者全員がオンステする」舞台で、ありがちなことなのですが舞台スタッフ（音響・ライト）に指示がとどかない（多分ソデに誰もいない）ことからくる小さな操作ミスやら、奇妙な暗転などは多発しておりまして・・・（おろおろおろ）さらに！マーチングステージになって、本当に困惑したことには、山台（階段を作る箱状の装置）に蹴込み（前面を隠す化粧版または布）がない！！なので、みかん箱のような山台がまるみえなんですが（当惑）・・・・・・・・そのままいきますか・・・・そうですか・・・・・ははははは・・・・（涙目）いたしかたない・・・・いたしかたないのです！もう、今までの体験上、ものすごくよくわかっているんです。学校教育の場での発表にホールを使うことの功罪。いまや、幼稚園のお遊戯会だって「大ホール」を使う時代。使っていただかなければ意味がない。舞台の質など問題にしている場合じゃ・・・・。（小屋付きスタッフのなげきの声が聞こえる・・・・・）うーん・・・・・。演奏は本当に素晴らしかったんです。さすが入賞常連校だけのことはあります。だから、もうちょっと「違う目」で舞台製作をするスタッフがいたらどんなにステキになったことだろう・・・・どんなにきれいに、あの子たちを見せてあげられただろう・・・とついつい、考えてしまったのでした。多分、こういったことは演劇部・美術部など、他の分野の顧問がかかわって「別な視点」で協力してくださったら、少しは解決するのでは？と思いつつ、学校と言うところで、クラブ同士が横のつながりを持つ難しさも知っていますし・・・。うーんうーん、とうなりながら生徒ちゃんになんて言おうか（涙）と思案中・・・（困）彼女が「ただのブラスバンド部員」だったら、新米さんだったら・・・・。「よかったよ～～～かっこよかったよ～きれいだったよ～～～～」といって、ただただ褒めてあげればよいのですけどね。実際、彼女の笑顔、集中力、人をひきつける魅力は素晴らしかった。楽器演奏も立派だったし、カラーガードやダンスは、さすがに素晴らしかった。　　でも、来年からの彼女は「自分だけ」という立場ではいられないらしい・・・・。ならば、今後のためにも彼女にこういった意見を言うべきなのか？いやいや、生徒という立場でいったい何が出来るというのでしょう？（絶望的）そんなことより、せっかく彼女のような素晴らしき才能をお預かりしているのだからなにか少しでも、彼女が自分自身で色々な見方・聴き方をしていけるように素晴らしいものを、より素晴らしく皆様に伝える方法を、いっしょに考えていきましょう。少しずつ少しずつ、彼女といっしょに、いろいろな音楽を作っていけるといいな。さてさて、ついでに（ついで？笑）仕事がらみにて、現在の「箱モノ」事情を観察。ただいま、心の中を寒い風が通過中・・・・・（♪ひゅ～るひゅ～るひゅ～る風がふく～）使われていない「屋外劇場」の惨状・・・・・落成当時を知るものとして胸がいたいです。 公営の箱はどこもたいへんですね・・・・ホントに。さてさて、花冷えの中、心も寒～～くなって帰宅しましたら、クリスマスローズが満開になっていることに気が付きました。ちょっとほっこりしました。 あと２～３日はこの状態で咲いていてくれるでしょうから、今日がんばった生徒ちゃんには香りのよいバラを少し購入して、これとアイビーでもまぜてブーケをつくってあげましょう。それにしても改めて、彼女の魅力に目を見張っております。イヤ～～ホントに舞台で目立つ子です・・・・。これからの成長が楽しみです。あの光を失わずに大きくなってほしいです。というわけで、本日も外出してしまい（滝汗）Ｍ氏は（寒さもあってか）リビングのこたつでごろごろしていたそうな～♪さきほどから、やっと「いつもの場所」に居座ってゴキゲンさんです。ところが、うっかり「いつもそこにいない」ケロちゃんを置いたままだったので「もしもし・・・・そこなお方？？？？　（ぷんぷん）」とケンカ売っております。 あの・・・えと・・・・ここが片付いたらすぐどけますから、しばらく仲良くしてください！あぁもう！どうかお手柔らかに～（はらはら）

  2008.03.30

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  幸せな空間って？

  終始、「幸せな空間って？」「歌で伝えるって？」と仕事がらみの悩みからくる邪念に囚われつつも・・・とある「舞台俳優」さんのランチショーに行ってまいりました。役者として、またパフォーマーとして大好きな方なんで、ファン根性半分そして、どうしても「仕事目線」が半分・・・・。うーん・・・・やはりホテルマンのホスピタリティは上等ですね。学ぶところが多いです。また、ライト・音響までジャケット着用というのも、「ここはハリウッドか？」な状態（いったい、どこを見ているんだか？）そして、圧巻はプログラム（曲目）とメニュー(お料理）のシンクロ具合。まずはこちらが、前菜（プロローグ）プロローグの曲目は「Someday(ミュージカル「ディーン」より）」～「Four Brothers]あぁ！だから「4色ムース」？と感心したり、ちょこんと乗った桜のつぼみに感動したり。この花、もちろん季節を表してもいるのだけれど、本日の主役の好きな花であることは客席周知の事実だったりするわけで、そのへんの心配りがさすが！です。で、デザート（フィナーレ）がこちらホワイトチョコレートで出来た「二つの翼」がステキです。フィナーレにあたる部分の曲目はオリジナル曲をはさんで「You saved my Life」と「That's Life」でした。どちらも（そしてオリジナルも）翼をはためかせて、大空へ羽ばたいていくイメージお料理はショーの前に供されるわけですから、コースのお料理全部が、ある意味でこれから始まる「幸せな空間」への「前菜」でもあるわけで、こういうところ学びたいですね。いや、なかなか「カフェ」では難しいですが・・・。次回「レストラン・コンサート」の時には、是非！シェフ巻き込んで「がんばって」みよう！さて、本日の圧巻は、中盤のスタンダードメドレーでした。Blue Sky～Bounse me brother ここで、ちょっとひといきバンド紹介で　It don't mean a thing～ Jumpin' at the woodside ～Sing Sing Singと続きます。ブレイクにてバンマス（テナサク）が主役さんに向かい「吹きながらひざまずいた」時には、「いや～～、うわ～～～」、観ているこちらが照れてしまいましたが・・・。ジャズメンはこういうことを粋にこなしますね。さすがです！クラシックの「伴奏者」だと、ありえないですよね。このへん「伴奏者」ではなくて「共演者」でありたいな・・と思う私は、また勉強！勉強！（いや、決して「ひざまずく」わけでは、ありませんけれども・・キモチの問題です！）バンドが生Ｐ・ベース・ドラム・ホーンセク（2名）＆シンセという小編成なのが、スタンダード中心の本日のショーには、あっていたかもしれません。（ただ・・・（こそっ）　シンセはもうちょっとどーにかなるんじゃ・・・・（こそこそ））で、やはりどんなコンサートでも客席の空気って重要だな～と実感しました。ジャズ中心ながら、お客様は当然「俳優さんのファン」なわけで、手拍子などはあったものの、やはりおとなしく背もたれに背中をつけてという方が多数。誰かさん（って誰？笑）のように「踵とか肩とかが、うっかりノリノリになっていますが？」というような方は「あまり」いなかったようです。（「はた迷惑な客」だったかも　汗）舞台俳優さんの歌うジャズというのも、なかなかです。（選曲もなかなか渋い！）歌詞の持つドラマ性が強調されるところが、とても新鮮で、「こういう歌い方なら日本語の歌詞もアリだな」と思わせてしまうのが、すごいですね。さて、うっかりＪＡＺＺＹなノリで、そのまま家まで帰ってしまわないように（？）カフェコンの会場にチラシを置いてドリンクなどなどの打ち合わせ・・・などという「仕事」もちゃんとこなしてきました（アタリマエ！ですね）さて、ホテルという「異空間演出」に優れた場所であれだけの音響照明を駆使していても「観劇」「鑑賞」という目線でいると、やはりお隣や、目の前のドリンクが気になります。でも「幸せな空間を共有している」と思うと「お隣がいる」ことがとても楽しいと思えます。「ここにいることが幸せ」「いっしょにいることが幸せ」と思っていただける空間・・・・。うーーーーん。考えること多数です！本日は本当に楽しい勉強をしてきました。

  2008.03.18

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  思い出の舞台（３）

  というわけで、最終回でございます。シリーズ全１０巻の中から、主に「キララの海」「ケンとミリ」「最後の手紙」を使っていますが「アテ書き（メンバーに合わせて脚本を書く）」を大事にしていますので、原作と名前は同じでもキャラクターを変えたり、物語上ではたす役割なども、だいぶ変わったりしています。原作者の先生との話し合いで、物語のはざまにある「書かれなかった部分」を加えたり。そんな中で、原作でも舞台でも、一番印象に残る・・・といわれる場面がここ。 セカンドサイトを持つ少女ミリと、サンゴロウの場面です。第１３場　声の波　貝の耳　「ミリ」ミリ　　　「サンゴロウはね、子どものとき、おおきくなったら、なんになりたかった？　　　　　　あたしぐらいのとき。」サンゴロウ「子どものとき、か。　　　　　　ずっと海が好きだったから、船乗りになりたかったよ。」ミリ　　　「それで、ちゃんとなれたわけよね？」サンゴロウ「まあ、そういうことだ。」ミリ　　　「なれるって、ずっと信じてれば、なんにでもなれるとおもう？」サンゴロウ「みんながそうじゃない。人にもよるし、運もある。」ミリ　　　「じゃあ、どうして、ほかのものにならなかったの？」サンゴロウ「なりたくなかったから。」ミリ　　　「ふうん。」サンゴロウ「ミリは、なんになりたいんだ？」ミリ　　　「あたしはねえ……わらわないんだったら、おしえてあげる。」ナンバー「ミリのテーマ」入る。ミリ　　　「鳥になりたい。」サンゴロウ「鳥？」ミリ　　　「そう、鳥になって空を飛びたい。」　　　ミリ、立ち上がって両手を広げ、ぱたぱたと羽ばたいてみせる。ミリ　　　「潮風の香り　波音は遠く　想い出　残し　　　　　　　消えていくのかな　いつの日か　輝き残しサンゴロウ「通り過ぎてく　疲れた貌の　　灰色の大人達に　　　　　　おまえもいつか紛れて　忘れるの？　飛ぶことを…ミリ　　　「広くあおい空　つながってるよね　あなたの船に　　　　　　あなたと創った想い出は　どこでも　何度でも」ミリ　　　「サンゴロウ、空をとんだことある？あたし、夢でいつもとぶの。きもちいいよ。　　　　　　ずうっと遠くまで、とんでいくの。こうやって。」ミリ　　　「翼を広げて　きっと見つけ出す　あなたの瞳を　　　　　　あおく透き通った　エメラルドの　海の目のあなたサンゴロウ「さざ波の上　黄金色した鎖を細く編み上げて　　　　　　揺らめきながらこの声が　おまえまで　羽ばたいてミリ　　　「潮風に乗って　波音に乗って　届くの　ウタが　　　　　　どこか懐かしい　誰かのコエ　波のコモリウタ」この後、迎えの船に乗り「ハナミサキ（人間世界の海岸）」から「うみねこ島」へ帰ったサンゴロウですが（あぁ、この場面は1幕ラストのクライマックスなので企業秘密です　笑）やがて、「やみねこ（ある意味での自分の本質？別の自分？）」との戦いの日が・・・・。 ここでは、画面に映ってなくて残念なのですが、舞台センターからドライアイスの波が客席前列を襲いました。そして物語は原作では第1巻の主人公であるケンを「記憶の象徴」として登場させて、大きく展開していきます。3人が、それぞれの思いを別々なメロディー・リズムで歌うという結構大変な場面。ケン役：中２女子です。透き通って印象的なとても良い声でした。第２幕第８場　追憶　「旅のはじまり」ケン　　　「だいじょうぶ　ひとりでいけるって！」（ケンのシルエットうかびあがる）サンゴロウ「（遠くを見るように。呟く。）特急マリン…　マリン号だ！」ケン　　　「（ふりむいて客席にむかって、母に言い張るように）　　　　　　特急マリン３号は、この駅が始発だし、終点のハナミサキには、　　　　　　おとうさんがむかえにきてくれる。のりかえもないし　　　　　　　切符もちゃんともっている！」サンゴロウ「（ひとりごとのように）『船の名前は、おまえがつけていい』　　　　　　オレはケンにそういったんだ…」ナンバー「追憶（旅の始まり）」入る。　　　音を合図にケンゆっくりふりかえる　　（ウインドチャイム音でケンの顔がみえるようにライトが当たる。　　　まるでそこだけ違う空間のようにつきぬけた明るさで。ケン　　「『船のなまえは、ケンがつけていい。』　　　　　サンゴロウは、ぼくに、そういってくれたんだ。」　　　　　船のなまえは、マリン号。　　　　　ぼくがサンゴロウにであった『特急・マリン号』とおなじなまえだ。」 ケン　　　「宝物探し　追い掛けた　背中を　　　　　海のような瞳　夜の色　不思議でサンゴロウ「探し続けていた　うみねこ族の宝　　　　　　隠され残っていた　宝は　うみねこの船ケン　　　「その船の名前　海の名前　マリン号　　　　　　　僕とサンゴロウ　二人だけの思い出」サンゴロウ「いくつもの　波越え　訪れたあの嵐　　　　　　北の海の狭間に　はばまれていた　記憶」オレ　　　「わすれるのか　みすごすのか（ケン　「サンゴロウ！」）　　　　　　自分の過去　隠せぬ過去（ケン　「サンゴロウ！」）　　　　　　捨て去るのか　切り捨てるか（ケン　「ねえ、サンゴロウ」　　　　　　思い出達　あのぬくもり（ケン　「サンゴロウ　おぼえてる？」ケン　　「船の名前はマリン号　　　　　ぼくが、サンゴロウにであった特急と同じ名前だ　　　　　小さかったぼくが、ひとりで特急マリンにのったところから　　　　　この話は、はじまったんだものね　　　　　いつか　ずっとずっとさきになるかもしれないけど　　　　　ぼくは、サンゴロウといっしょに　マリン号にのりこんで　　　　　うみねこ族の島にいってみたい。　　　　　ひとり旅じゃない　二人旅だ」ケン　「きこえるあのこえ　　　　　　サンゴロウ　　さがしていまでも　　　　　　　　　　「いつか隠された　記憶がよみがえる　　いつかはいけるさ　　　　　　　　　　　とおい海の向こう　隠れてた姿が」　　海の向こうまで」オレ　　　「自分で封じたのさ　オレを置き去りにして　　　　　　恐怖と孤独のなか　荒れ狂う　真っ暗な海」とまぁいろいろありまして（すごい、はしょり方ですね　笑）フィナーレはテーマソングで大合唱・・・　賛歌サンゴロウ「広がる海に　赤い夕日が沈んでく　かがやき残し…　　　　　　すべては　おわる　夕日にきらめく波が　　まぶたに残る」 ミサキ　　「頬をなでる風　　まぶしい波」(全員合唱)　　胸は熱くて…声の波ソロ　「ああ　届くよ　海のウタ」　(合唱：はばたくようにゆらり　ゆらり）貝の耳ソロ　「届くよ　呼ぶ声」（合唱：小鳥のような船は　海を越え)こうやって、プロジェクト立ち上げから1年半かけたミュージカルは、たった1回の公演で終了しました。残ったのはみんなの友情と思い出だけ・・・。で、これが、終演後のみんなの笑顔です。 長々とした思い出話におつきあい下さりありがとうございました。

  2008.03.12

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  思い出の舞台（２）

  というわけで、舞台は「うみねこ島のみなと」です第４場　うみねこ島の港　B　イカマルイカマル 「波間ぬう　かもめたちひらり　　はねあがる　魚はきらり　おひさまは　てらすのさ　　　　のんびりと　ひるのうみ　うみねこ島の　うみ　　　　　　鳥みたいなふねが　　おひるね　うみねこじまのみなと」サンゴロウ、センター影段から壇上へあがり、船を港に泊める風にやってくる。イカマル、立ち上がって大きく手を振る。イカマル　「おーい。」　　　　サンゴロウ、イカマルに目をとめる。イカマル、サンゴロウに駆け寄る。イカマル　「おーい、サンゴロウさーん。」　　　　サンゴロウ、イカマルから目をそらして、帆を気にするようにしながら答える。サンゴロウ「よーう、イカマルか。」イカマル　「おかえりなさい、親分。波はどうでした？」サンゴロウ「しずかなもんだったよ。帰りに、ちょっと雨にふられた。　　　　　　霧は、たいしたことないよ。」　　　　イカマル　壇上に登り、奥の下（船）を見下ろすようにしてイカマル　「へえ、いいなあ、この船は。すごくのりごこちよさそうだなあ。　　　　　　カジキじいさんのウミガメ号なんかとは、ぜんぜんちがいますね。」サンゴロウ「ウミガメ号も、りっぱな船じゃないか。」サンゴロウ「古いタイプの漁船の中じゃ、いちばんだとおもうがね。」イカマル「うーん、そうかなあ。でも、あれ、時代おくれですよ。スピードも出ないし。」　　　　イカマル、少し手を止めて、うっとりとマリン号を見回す。　　　　サンゴロウはイカマルの方には目もくれず、階段を下りてゆくイカマル「ぼくは、このマリン号みたいなのがほしいなあ。」　　　　イカマル、勢いよくサンゴロウの方を振り向いて、目を輝かせながら言う。イカマル役：小５　多分もう今では声は完全に変わったでしょう。可愛かった～♪そしてその後サンゴロウは親友の医者ナギヒコから重大事件を打ち明けられます。ミュージカル「体験」としては「曲中ゼリフ付きナンバー」という、難関でもあり山場でもあったところのひとつ。ナギヒコ役：中３でした。（曲中ゼリフ：曲のリズムのなかできっちりでも感情をこめてセリフを言うこと）第６場　病院前の浜辺　夕暮れ時　（ネムリ病　B）（ナンバー前奏入って）　　　　　立ち上がり、腕を組み、少しうつむき加減に切り出すナギヒコ。ナギヒコ「眠り続ける　何日も何日も　やがてやせ衰えていき　死ぬこともあるんだ…」サンゴロウ「眠り続けるから『ネムリ病』か…」　　　　あごに手を当て考え込むような仕草を見せるサンゴロウ。　　　　ナギヒコ、うつむいたままボソボソと、しかし少しせっぱ詰まった様子で続ける。　　　　サンゴロウもうつむき加減で聴いているが、ナギヒコの方を向いて訊く。サンゴロウ「原因はわかっているのか？」　　　　ナギヒコ、首を横に振り、ナギヒコ「わからない。そして、こいつは、伝染するんだ。」サンゴロウ「わからないのか…薬はあるのか？」　　　　ナギヒコ、うつむいたまま。サンゴロウ、少したたみ込むように。ナギヒコ「ガラス貝から作るんだよ　その薬は」　　　　ナギヒコ、ため息をついて両手を額に当てて続ける。ナギヒコ「ところがだ…もう、ずいぶん長いこと、ネムリ病は出なかった。　　　　　ぼくも、ついうっかりしていたんだ。　　　　　しらべてみたら、病院にある薬で、つかえるやつは、五十人分がやっとなんだ。　　　　　あとは古くてだめになってる。」サンゴロウ「それだけでたりるのか？どうしてもっと用意しておかないんだ？」　　　　　サンゴロウ、少しナギヒコを責めるように。ナギヒコの顔をしっかり見て。ナギヒコ「そうなんだよ。　　　　　もしも、万一だが、病気が島ぜんたいにひろがるようなら、とてもたりない。　　　　　あたらしいガラス貝がいるんだ。　　　　　ねえ、サンゴロウ、ガラス貝って、どこでとれるか、知ってるか。」サンゴロウ「いや、おれは貝がらしか見たことがないな。」　　　　　ナギヒコ、一段と声を低める。ナギヒコ「キララの海に…」サンゴロウ「キララの海に…」サンゴロウ「そこにしかない…　キララの海にしか…」ナギヒコ「キララの海にしかないんだガラス貝は…」ナギヒコ「頼みたくない　こんな危ないこと　でも君にしか頼れない」（曲の終わリ） サンゴロウ「なるほど…そういうことか。」というわけで、うみねこ島の希望を一身に背負って海にでることになったサンゴロウを待ち受けていたもの、それは・・・・・次回に続く・・・・（笑）ト書き（演技のための説明）が多いことにお気づきですか？その演技すべてが「音に乗って」「振りとして」行われる必要があるのです。ひとつ手順が狂うと、本当にたいへんです！！　みんなでしばしフリーズしたり（笑）ここの小道具もそうとう議論を重ねたものでした。「かわいたようなサンドイッチを食べようとするナギヒコ」「飲み物をすすめる←入れ物はなに？」「うみねこ島のカップの形って？」などなど・・・というわけで、まずは籐のバスケットにカヴァーをかけて「サンドイッチがあるらしい形」つまり、実際はないけれどこんもりとさせて手を出すふりをすることでクリア。食べながらセリフを言うなんて子供にはまずムリです。カップはスズのワイングラス、ビンはイタリアワインのビン（音夢鈴自前・・・涙）「船乗りってどうやってピンをつかむの？カップをつかむの？」「では医者は？でも『うみねこ島の医者』なんだけど」・・・いちいちたいへん。パイレーツオブカリビアンなんかを見て、みんなで研究、試行錯誤・・・。ところで、ぼかしてあるので見にくい上に、さりげないのでわかりにくいんですがサンゴロウの衣装、本当に素晴らしく手がこんでいます。サンちゃん役（高２女子です♪）によると「着心地バツグン！」だそうです。ベルト代わりのサッシュは「らしさ」をだすために手で裂いてあったり、かっこよく襟が立つように、針金をいれて工夫されていたり。あぁ、そうそう～♪音楽ですが、さすがにオケをいれるわけには行きませんので録音ですが、フルオケだったり、シンセ＆弦　シンセ＆ホーン、マルチパーカッションなどなどなど・・思いっきり「本気」「真剣勝負」な作品だったのでございます（自画自賛　笑）。

  2008.03.11

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  思い出の舞台（１）

  「本番前強化練習スタートします！」これは昨年の今頃の「お知らせ」昨年はこういった記録をしていないので、ご紹介しつつ自分も振り返りたいなと。ではでは、しばし、お付き合い下さい。なお、脚本の抜粋掲載、写真掲載は　脚本・演出の子夜夢ーsham-さん了承済みです。写真がぼんやりしているのは、子供たちのプライバシーのため・・・です。雰囲気だけでも・・・・。ではでは、ブログ公演（笑）　開演です。第一幕　第１場　夏休み直前の夕暮れの教室。緞帳があがる（紗幕閉まっている）幕前に生徒達（ミリ＆アンサンブル１０名）半円を描いて並んで座っている舞台は、夕暮れの雰囲気、子ども達がうっすらみえている生徒は各自ランドセルを脇に置いてすわっているミリは一人、海のように真っ青な表紙の本に見入っている前奏で、下手より先生登場　先生　「あの子は　ミリ　　　　（　センターのミリにサス入って　）　　　　この夏、つばさを休める小鳥のように　　　　　この学校にやってきた　　　　あの子は　ミリ　不思議な子」君のいた夏　　歌「空のかなたを　じっと見つめる　　　　海のような、あの瞳が　そっと問いかける　　　　　　　　何かをみてる　あの眼差しに　　　　　幼い頃の私のこと　ふと　思い出すの　　　　何を見てるの　　　　　何を待っているの　　　　　　　　　窓のむこう　遠く　　　　　どこに　むかうの　　　　　だれを　待っているの　　　　　海の向こう　見つめ」　　　　　　　「また、遠くをみているわ…」ストップモーションほどけて生徒達が身じろぎ、内緒話チャイムの音　　（突如、止まっていた時間を無理矢理突き動かすように学校のチャイムが鳴る。）授業終了。一斉に騒がしくなる生徒達。とまぁこんな感じに始まる舞台は、次場にて急転直下、ミリの記憶が交錯し、物語世界の扉が開きます。そこは、暗い海・・・・やがて波の精にいざなわれて南の浜辺へとというわけで続きはこんな感じになります・・・・。原作は「黒ねこサンゴロウ」シリーズ（全１０巻）原作はねこが主人公ですが、舞台は人間のドラマとして上演。上演時間２時間１５分。ナンバー３０曲超の大作（我ながらよーやった・・・・）脚本では、サンゴロウとともに「セカンドサイトを持つ少女ミリ」が主人公サンゴロウ役：高２　ミリ役：小２でした。ねこを人間にするのだから、衣装さんの苦労はたいへんなもので・・・・・。作品の世界観をとらえ、オリジナルでデザインを立ち上げチビちゃん～ゲストの大人キャストまで全員を採寸→縫い上げ　までたった一人で！若干２０歳の若者のパワーには、本当に脱帽でした。ちなみに、脚本・演出・振り付け・衣装、去年はみんな２０歳だったね。で、この公演にむけて、たいへんテンパっていた我が家にやってきて「笑いと癒し」を振りまいてくれたのがＭ氏だったというわけでした。続く・・・・

  2008.03.10

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  3月3日はミュージカルの日？

  昨日から「りかさん」違いやら、♪ようこちゃん♪違いやらでなにやら、わけのわからない会話が飛び交っております。はい！たいへんうれしいです～♪皆様　コメントありがとうございます（ぺこり）さて、本日は３月３日　ひな祭り・・・・ですが３（ミ）３（ミ）・ミユージカルの日（勝手に命名）？というくらいミュージカル界の情報がにぎやかに飛び交っておりますのでまずはそちらの話題など。本日、ミー＆マイガール　前夜祭　おめでとうございました。１９３０年初演のミュージカルがちっとも色あせずに、今に息づいているって本当に素晴らしい！このミュージカルの翻訳は岩谷時子さん（「愛の賛歌」でも有名ですね）。イギリスの階級社会や当時の社会情勢などをおりまぜたギャグをニホンゴにするのはとても難しく、本日の前夜祭トークによると、初演の役者さんたちが稽古場で話し合い「日本人に通じるギャグをみんなで考えた」とおっしゃってましたね。それでこそ！のあのテンポのよさ、楽しさ！なのでしょうね。さて、一方で、たいへん新しいミュージカル「ウェディングシンガー」が楽を迎えましたね。残念ながら足を運べなくて、隠れ井上ファンの私はがっかりしていたのですがなんと！公式ブログにて千秋楽の動画を公開してくれました！ブラボー！興味を持ってくださる方はこちら↓へＧＯ！ウェディングシンガー　ブログメンバーのすごさも！ですが、なにより、このはじけっぷりが楽しい！本当に再演してほしいなぁ・・・・。さて井上くん&笹本さん（この前のミーマイコンビ）は、５月６日～「ルドルフ」ですね。指揮の塩田センセは前の月の「ラ・マンチャ」から続投・・・・すごいなぁ（感動）同じ頃、東宝では月組ミー＆マイが幕開けですね。う～～ん、５月までに貯金をしろと？？？（ムリだ・・・・）直後のアラビア方面作品にも、当然足を運ぶわけで・・・・うーむむむむ。さて、自分の方は？というとそろそろ、音あわせ＆詳細決定→チラシ作成→発送作業という怒涛の日々が待っていたりするわけで（あはははは←笑ってごまかしている）ついでに、夏の子供ミュのワークショップのセンセをお願いせねば！（汗）ではでは、昨日から、ちょこちょことアップしていた。ウチのお雛様です。バブル雛（笑） そして高度成長期雛（爆） どちらも製作された年代のせいか、無駄に華やかで場所をとります（苦笑）ところで、漏れ聞いたところによると（元ネタは「日本の常識」とかいうＴＶですって）「オヨメにいったら、その人の雛人形は飾らない」のが常識だそうで・・・。あぁ、非常識な我が家・・・・まぁいいか・・・。非常識（？）ついでに、ウチは（いや、このあたりは？なのかな？）実は旧暦で祝いますので４月３日が「桃の節句」です。だからこのお雛様４月３日までここにいます。Ｍ氏の反乱が勃発しなければ・・・ですが。

  2008.03.03

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