フラット化する世界
今日のテレビで、インドの躍進ぶりを伝える番組をやっていました。国家発展の資源は優秀な「頭脳」。そしてそれを支える高度な教育とハングリー精神。ITの世界ではインドの躍進がすでに始まっています。番組で印象的だったのが、貧しい農村出身の青年がIIT(インド工科大学)進学を目指し、その先の夢として地元の農村に中学校を作りたいということを言っていたこと。大学進学のための予備校は、簡単な屋根だけがついた粗末な施設ですが、学ぶ青年の眼差しは真剣でした。そういえば、インドにはカースト制という身分制度がありますが、ソフトウエア技術者というのはどのカーストにも属さないと伊藤洋一さんのビジネストレンド(Pdcasting)でもいっていましたね。ITの進展で、英語を公用語とするインドはフラット化する世界に位置します。相対的な日本の立場はどうなっていくのでしょうか。