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本当に読みたい本・・・

本当に読みたい本・・・

服部 真澄

■■■ ★★★ 服部 真澄 ★★★ ■■■
☆☆ 作者 紹介 ☆☆
1961年 東京都生まれ。
直木賞候補作品『龍の契り』でデビュー。
『鷲の驕り』で、第18回吉川英治文学新人賞。

○服部 真澄Wikipedia

個人的な作家に対する書評・・・・

 ドキドキはらはらさせられる作家。
 いつの間にか話の中に引き込まれている。

 テンポが良く、話のスケールが大きい。そして、あっと驚く結末。
彼の作品にまだ外れたことが無い。

 まずは、デビュー作『龍の契り』を読んでみてください。
【代表作】

龍の契り エル・ドラド バカラ 鷲の驕り
 

『龍の契り』
 この本の帯には、『十年に一人の超逸材!今年度の日本小説界最高の収穫だ』と大絶賛されている。
それが決して過大広告ではない事を保障します。

 香港返還にまつわる大国の密約・・・。何故香港はああも簡単に約束通り返還されたのか?
その裏にもしこんな事が本当にあったとしたら・・・。
思い出しただけで、ワクワクします。

 そのあまりのスケールの大きさに最初は戸惑ったけど、次第に本の中に引き込まれていった・・・。
気が付いたら夢中でページを捲る自分がいた。

 ある意味中毒性を持った本である。

 彼の作品に興味を持ったら、まずはこの本から!!!
龍の契り
『バカラ』
 『バカラ』それは、カジノゲームの中でも大金が動く部類に入る危険な遊び。

 日本にはまだカジノは無いが、アンダーグラウンドな世界にはかなりの数の、カジノが存在する。
いわゆる裏カジノだ。数年前、摘発のニュースが相次いだ事が思い出される。

 そんな裏カジノで、破滅寸前まで追い込まれた新聞記者が、主人公の物語。
しかし、只のギャンブル小説ではない。日本を裏から支配するフィクサーが出てきたり、堀江被告を思わせるベンチャーの社長が出てきたりして、いつしか話に引き込まれていく・・・・。

 もちろんギャンブルに身を焦がす主人公の心理が絶妙に描かれている。

 決してギャンブルにのめり込んではいけないと再認識する事は間違いない!

 読み終わった頃には、新しい世界を体験したような錯覚に陥る事だろう。


 ギャンブル狂の人もそうでない人も、ご一読を!!!
バカラ


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