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2017.09.13
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※この記事は、2020年10月に一部改訂しました。ぺんてるのオイルパステルの所。

オイルパステルやクレヨンは、速記性があるのが特徴です。
私は主に、エスキースを描くために使用しています。
オイルパステルは柔らかく、混色しやすい画材。一方で、クレヨンは線で描くことが得意な画材です。
また、クレヨンとオイルパステルの中間的存在の画材もありますね。
クレパスなどは、混色もできつつ、線でも描けるすぐれものなので、学校の指定画材にもなっています。
他にも、水性クレヨンなんかもありますね。

オイルパステル・クレヨン共に、手につく画材なので、カドミウムのような有害金属は基本使われておらず、安全な材料でつくられています。とくに最近は、各メーカーからみつろうクレヨンとかお野菜クレヨンとかも出ていて、安全性に気をつかわれているみたいです。
主な成分としてワックス、オイル、顔料、体質顔料でできています。オイルパステルのようなやわらかいものは、オイルの割合が高いものです。

●選ぶポイント

 ・塗りカスが出ない
塗りカスとは、塗っているときに出てくる消しゴムのカスみたいなもの。画面を汚してしまうので、たくさん出るとイライラします。

 ・価格
価格=顔料の良さ です。価格が高いものは良い顔料を使っているので耐光性が高く作品が長持ちします。自分の作品を長持ちさせたいなら、高いものを。
また、子供向けで作られているものは、手軽に使えるように顔料を使わないなど原価のコストを落としています。

 ・柔らかさ
柔らかいものは混色や盛り上げも行いやすく、表現の幅が広いです。逆に硬いものは細かい部分が描けます。柔らかさは、人それぞれ、描く作品によって、好みが分かれるところだと思います。まぁ、やわらかい書き味って、色がたくさん乗って気持ちイイですけどね。

 ・フィーリング
硬さ・柔らかさもそうですが、持ち手の形や太さも重要です。描いているときに「気持ちいい」画材を使っていると、どんどん描きたくなります。パステルやクレヨンは、絵と画材との距離が近く「手で描いている」っていう感覚がある画材です。フィーリングは大事だと思います。
画材屋さんに行くと、試し書きができたりしますし、2~3本づつ単色で買ってみて、使ってみるのもいいと思います。

■オイルパステル比較

 1,セヌリエ オイルパステル(1本300円・全110+10色)
最高級のオイルパステル。ピカソが使ったパステルとのことです。
パールカラーが魅力的で購入してみたのですが、使い心地がすごくいいので、単色で好きな色をそろえて使っています。今は私のメイン画材です。
ぬるっとしたバターのような?描き心地が一番の特徴です。ものすごく柔らかいので、混色も盛り上げも得意。そのままで、いろいろな表現がストレスなくこなせます。描きながら発想が広がってゆくパステルです。
特筆すべきは、色の透明度が「透明・半透明・不透明」と設定されているところです。これは他のオイルパステルにはないもので、まさに、油絵具のように使ってくれ!といわんばかりの製品です。

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セヌリエ オイルパステル 木箱入50色セット


2、カランダッシュ ネオパステル(1本300円・全96色)
24色入り+単色数本を使っています。カランダッシュはセットのカラーがキレイなので、セットで購入しました。明るい色が魅力的です。やや柔らかめの硬さもちょうどよく、かといって、なめらか過ぎず、描きごたえがあるタッチのパステルです。発色も色の被覆力も高いので、美しい色彩を表現できる。レベルの高いパステルです。

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カランダッシュ ネオパステル96色セット


3、ホルベイン アーチスト オイルパステル(1本200円・全100色)
一本ずつプラスチックケースに入っているので、雑に扱ってもパステルが汚れない!というのがすごいところですが、いちいちケースから取り出すのがめんどくさいというのも本音です。
中間色が豊富で、繊細な色味をそろえることができます。私もいろいろと中間色を購入しちゃいましたが、比較的ビビットなカラーが好きな私としては、あまり使っていないことに最近気づき…。カランダッシュよりやや硬めのオイルパステルです。
こうしてみるとあまり褒めていないようですが、発色・色の被覆力共にとても良く、お値段とあわせると非常にコスパの良い製品だと思います。

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ホルベイン オイルパステル 50色セット(木箱入り)

4、サクラクレパス スペシャリスト(1本130円・全85色)
クレパスは、オイルパステルとクレヨンとの中間的なものなので、描き心地も硬めで、線も面も描けます。塗りカスはまぁまぁ出ます。被覆力も上記3種にくらべると落ちます。
スペシャリストは、子ども用の「サクラクレパス」を専門家向けに開発したもので、顔料の質等が向上しているようです。
他のオイルパステルも同様ですが、オイルや熱で溶かしたりとかして使いこなすと、かなりのことができます。そうしたテクニック本も出ています。が、そんな面倒なことするなら、油絵具でいいんじゃね…?なんて思っちゃっいますが、小さな作品を描くならこのオイルパステル は油絵具よりも便利です。色んな技法を駆使して、幅広い表現ができる楽しい画材です。
なんといっても、一本の値段が安くて、良い顔料を使っているというのが一番の魅力。安いってことはたくさん使って、たくさん描けるってことですからね!

サクラクレパス クレパス スペシャリスト85色(88本入り) 木箱入り ESP88


5、ぺんてる オイルパステル(一本130円・全49色)
ぺんてるが出している専門家用のオイルパステルですね。サクラは「クレパス」ですが、ぺんてるは「パス」という名称です。違いはよくわかりません…。
2年ほど前に、父にプレゼントした際に、一緒に使ってみた程度なのであまり詳しくはコメントできませんが、色がとてもきれいで、使いやすいパステルでした。塗りカスはまぁまぁ出ましたけどね。サクラよりも硬めのパステルです。ざらっとした紙に描くと、なかなか色が伸びないので、ツルッとした紙に描く方が良い感じです。
さくらより心なしか柔らかかったような気がします。被覆力はさくらと同等程度でしょうか。
チョークアート向きらしいですよ。私はチョークアートをしないのでわかりませんが。


<ぺんてる>専門家用パス 50色セット PTA-50D

他に、ファーヴァーカステルやマイメリからオイルパステルが出ています。残念ながら、使ったことがないので、コメントできませんが、機会があったら試してみたいと思います。


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●クレヨンとオイルパステルで描いたエスキース。
色の組み合わせとか、構図とか、いろいろ描いて試して、発見して…。
パステルやクレヨンってそうゆう使い方が向いていると私は思う。






最終更新日  2020.10.12 11:26:43
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