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いつもはおススメ色鉛筆を紹介することが多いのですが
ここでは逆に「これは損した!」と思った色鉛筆レビューを上げたいと思います。 ※この記事は、2022年7月30日に改定しました。 私は画材が大好きなので、たいていの色鉛筆に対して「いいところ」を探しています。 芯が硬くて描きにくいけど、繊細な絵に向くなとか、 発色はいまひとつだけど、色がとてもキレイだな…とか。 各メーカーで、一長一短があり、それがその色鉛筆の持つ味になったりして、どれを選ぶか悩んだりするんです。 が、時には、どこをどうとっても「使えない…!」と思うものがあるんです。 ここはもう、今後のメーカーさんの改善に期待して辛口レビューでいきたいと思います。 第1位 DAISOの色鉛筆 唯一使えるのは、蓋についている鉛筆削りぐらい まぁ、100円均一の色鉛筆ですからね。 硬い・発色悪い・混色もできないという3拍子そろった色鉛筆です。 ちょこっとカバンに入れて持ち歩くのにいいかも…なんて思ったりするかもですが、カバンの中でひっそり眠り続けることまちがいなしの製品です。 ただ、蓋の鉛筆削りは、カリスマカラー、VANGOGH、LYRAレンブラントポリカラーあたりの細めの色鉛筆を削るにはぴったりサイズで、意外に削りごこちも良いです。 「100円で鉛筆削りを買う」と思えば良い買い物かもしれません。 写真の色鉛筆にかかわらず、DAISO・・・というよりも100均の色鉛筆は買ってはいけません。 ●第2位 【ステッドラーノリスクラブ 消せる色鉛筆】油性 安いからってこれはない! とにかく硬い。そして発色が悪い。さらには重色も乗らない。 消しゴムで消せるとか言っているけど、いやいや…これで消えるっていうなら、たいていの色鉛筆消えるし…。っていうレベルです。 悪いところを上げればきりがないのですが、私が一番腹立たしく思うのは、パッケージのイラストがあまりに本体とかけ離れているところです。パッケージのイラストはものすごく発色が良く鮮やかな色で描いてあるんですよ。そんなのデジタル加工でもしない限り出ないし…。詐欺レベルです。 ちなみに、「キャンソン ミ・タント」なら、なんとか少し、色がでます。これはむしろ、紙をほめるべきでしょう…。ちなみに、水で溶ける水彩色鉛筆のノリスクラブは、発色も混色もそれほど悪くないので、購入の際はそちらをお勧めします。 パッケージとの色の違い。絶対こんなに色は出ません。これはない…(笑) 見よ!この色の薄さっ!100均と変わりませんね…。 発色が悪くても、色が重ねられたら、それなりにじっくりと混色することができるのに…。 限界までのせて、こんな感じ。うん。無理。 廃版となりましたのでランク外にします。 発色はノリスクラブと大差なく悪い。水彩色鉛筆のくせに、柔らかくもなく。そのくせ値段はそんなに安くない。天下のファーバーカステルがこんな製品出すなんて…と信頼を大きく裏切られた一品。 現在(2020)のゴールドファーバーは、発色良く、ほどよく柔らかい、いい品質の色鉛筆です。重ね塗りは苦手ですけどね。 ●第3位 サクラ クーピーペンシル 塗りカスで画面が汚れる 慣れ親しんだクーピーです。色数も多く、やわらかくて滑らかな描き心地も発色も良いのですが、いかんせん、画面が汚れます。ちょっと力をいれたり、色を重ねたりすると塗りカスがぽろぽろと出てきて、どんどん汚い絵になっていくのがやはりどうにも許せません。 これと、ポキポキ折ってしまいそうになる欲求さえなくなれば、もっと評価があがるんですけどね…。 ほんと、塗りカスが汚い…。 ●第4位 三菱 UNI アーテレーズカラー あと、もう一歩なんですけどね…。 芯がやわらかく、発色も良い色鉛筆です。消しゴムで消せるという点も、クーピーやノリスクラブに比べると全然消えます。ただ、重色・混色はできません。 ささっとデザインラフやエスキースなんかを描く用の色鉛筆で、スピードが必要なクリエイティブでは重宝すると思います。そうした意味では方向性はわかりやすい製品だとは思います。が、それならもう少し色について追及するべきでは?というのが率直な感想。単色でもっといい色の色鉛筆なら、評価を上げるんですが、他のシリーズと大差ないというのが残念なところです。 限界まで重ねてこれです。色は乗りません。発色はいいです。 ステッドラーのエルゴソフトを「ランク外」にしたので、代わりに何を入れよう…と迷った結果、ユニカラー にしました。透明感のある色がキレイで混色もとてもキレイですが、いかんせん、重ね塗りが苦手で、滑るような描き味も不評です。使う紙を間違えると、うっすーーーい色になります。 単価が安いので、その割には品質が良いと思いますが、昨今は同価格帯でもっと描き味のよい色鉛筆が出ているので、ユニカラー のアドバンテージは「色数の多さ」だけになりました。 ま、文句をいいながらも使っていますけどね、私。なんでだろう不思議。 ケント紙のユニ、薄い。● だけど150円は高い! 先日までステッドラーの1,2フィニッシュでしたが、大人のぬりえにはとびきり向いている色鉛筆ということがわかって、再評価しました。 発色がとびきり悪いわけではありません。(良くもないけど)混色が苦手です。色数が限られている色鉛筆としては、混色・重色ができない時点でかなり評価が下がってしまいます。一本の単価が150円とそれなりなお値段なくせに、混色が苦手ということでワースト評価ですが、三角の持ち手の使いやすさと、「ソフト」とつく割には芯自体は柔らかくなく、それが塗り絵のような細かい絵柄には向いている点は評価したいと思います。もう少し色数が増えればいいなぁ…。 ノリスクラブに比べれば、発色は全然イイです。 他のメーカーに比べると、混色・重色ともにいまいちです。値段は高いのに…。 以上です。 色々と上げてみましたが、私もすべての色鉛筆を使ったことがあるわけではありません。 色鉛筆一覧はこちら なので、ランキングはまだまだ入れ替わるかとも思います。 ●失敗しない色鉛筆選びには、「色鉛筆を選ぶ5つのポイント」を参照してくださいね。 新たなワーストがでたら、新たな記事をアップしていきたいと思っています(笑) ではでは~ おすすめの色鉛筆はこちらのおすすめの専門家用色鉛筆に掲載しています。 ~色鉛筆関連記事~
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最終更新日
2023.12.22 03:07:43
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