カテゴリ:障がい福祉
![]() ChatGTP: future or utopia? Human input, artificial output.【電子書籍】[ Eleonora Figus ] ![]() ゼロから稼げるChatGTP入門 [ 加納 敏彦 ] ![]() ![]() ![]() ChatGPT(チャットジーピーティー)とは、米OpenAI社によって開発された、人間との対話に近い自然な文章を生成するAIチャットサービスです。その機能は翻訳、文章の要約、プログラミングコードの生成など多岐にわたります。 ChatGPTの活用により、文章作成や要約などさまざまな業務の効率化や品質向上などが可能になりました。さらに「o3-mini」では、推論能力が大幅に向上し高速な応答が可能になったため、ビジネスシーンでも注目を集めています。 ChatGPTとは? ChatGPT(チャットジーピーティー)とは、米OpenAI社によって開発された、人間との対話に近い自然な文章を生成してくれるAIチャットサービスです。GPTとは「Generative Pre-trained Transformer(ジェネレーティブ プリトレインド トランスフォーマー)」の略で、直訳すると「事前学習をした生成する変換器」を意味し、事前に学習されたデータをもとに文章を生成するシステムを指します。その機能は自然なテキスト生成に留まらず、翻訳、文章の要約、プログラミングコードの生成など多岐にわたります。 OpenAIは2022年11月に「ChatGPT-3.5」をリリースし、高い性能と使いやすさから世界中で注目され、利用者が急増しました。その後、順調にバージョンアップを重ね、2023年11月には、改良された「GPT-4 Turbo」のリリースを発表し、2024年1月にプレビュー版を公開。教育、カスタマーサポート、コンテンツ作成、研究支援など、さまざまな分野の業務効率化に役立つとして、ビジネスシーンでも注目を集め始めました。 さらに2024年5月に発表されたモデル「ChatGPT-4o」では、テキストだけでなく音声や画像データにも同時に対応、自然なテンポでの音声会話も可能となりました。そして2024年12月に発表されたモデル「o3-mini」は推論能力が大幅に向上し、高速な応答が可能となることでより創造性や生産性の向上が期待されています。 生成AIとは?従来のAIとの違いや企業活用のメリットを解説 文章や画像などさまざまなコンテンツを新たに生み出す「生成AI」。専門的なスキルを必要とせず高品質なコンテンツを生成できるため、業務効率化やアイデア創出などビジネスシーンでも活用が進んでいます。さらにChatGPTの新モデル「o3-mini」が発表されるなど、大きな話題を集めています。 生成AIと従来のAIとの違いや種類、メリット・デメリット、日本語に特化した国産生成AIなども含め、わかりやすく解説します。 生成AI(ジェネレーティブAI)とは? 生成AIとは、さまざまなコンテンツを新たに生み出す人工知能(AI)のことです。生成系AI、ジェネレーティブAI(Generative AI)とも呼ばれます。従来のAIが決められた行いを自動化するのに対し、生成AIはデータから学習したパターンや関係性を活用し、テキスト、画像、動画、音声など多岐にわたるコンテンツを新たに生成できます。 生成AIの革新性は、専門知識のない一般の人でも比較的容易にコンテンツを作り出せる点にあります。特別なスキルを必要とせず、生成AIを利用するだけで、新たなコンテンツを生成できるのです。生成AIのさらなる進化・普及によって、生産性の飛躍的な向上が期待されているほか、アートやエンターテインメントなどにおいて表現の可能性が広がるとも言われています。 生成AIと従来のAIの違い 生成AIは人工知能(AI)の一種ですが、新しいコンテンツを生成できるという点でそのほかのAIとは大きく異なる能力を有しています。 これまでのAIは人間が与えたデータを学習し、その中から適切な回答を判定したり結果を予測したりなど、あらかじめ決められた範囲内の行為を自動化することが主な機能でした。これに対して生成AIは、ディープラーニング(深層学習)によりAIが自ら学習を重ね、その中で見い出したデータの特徴や関係性をインプットするなどして、新たなコンテンツを生成します。従来のAIは事前に学習したデータの範疇で判断・判定していたのに対し、生成AIは自らが獲得した学習成果から新たに創造するのです。 なお、ディープラーニングとはAIの機械学習の手法の一つで、人間の脳神経系のニューロンを模した学習モデルである人工ニューラルネットワークを利用し、莫大なデータの中から独自に特徴や関係性を見い出して学習する技術です。生成AIはこのディープラーニングの発展により実現しました。 生成AIが注目される背景 生成AIが注目されるようになったきっかけは、2022年11月米OpenAI社による「ChatGPT」の公開です。ChatGPTの高度な文章生成能力は、世界中で驚きを持って受け止められ、生成AIに対する関心が一気に高まりました。 生成AIが世界の関心を引きつけた最大の理由は、その精度が劇的に向上した点にあります。従来の生成AIは出力される文章の質や正確性に課題がありました。ところがコンピューター性能の進化により、学習できるデータ量が格段に増大し、AIモデルの複雑性(パラメータ数)が飛躍的に高まったのです。さらに、2024年12月に発表されたOpenAI社の新たなモデル「o3-mini」では推論能力が大幅に向上し、高速な応答が可能となりました。 生成AIは「自然な文章を作成できる」レベルを超え、業務効率化からアイデア創出、コンテンツ制作など、「高度な知的作業をこなせる」レベルにまで高度化しています。しかもその利用にプログラムなどの専門知識は必要ありません。普段通りの話し言葉で、誰もが簡単に利用できます。すでに、企業における業務効率化や品質向上、アイデア創出などビジネスシーンでの活用が進んでいます。 生成AIの種類 生成AIは、原則としてそれぞれ生成できるデータの種類が決まっています。ここでは生成可能な代表的な種類を紹介します。 生成AIの種類 ・テキスト生成 テキストで質問や指示を入力すると、生成AIが内容に応じた回答を自動生成する。 ・画像生成 テキストで支持入力すると、生成AIがイメージに近いオリジナルの画像を生成する。 ・動画生成 画像やテキストを入力すると、生成AIが指示や内容に応じた短い動画を生成する。 ・音声生成 音声・テキストを入力すると、生成AIが特徴を学習して新たな音声データを生成する。 テキスト生成AI テキスト生成AIとは、ユーザーが入力した質問や指示文などのテキストに基づき、自然な文章やコンテンツを自動生成するAIです。テキスト生成AIは、与えられた情報から人間が書いたような自然な文章を生成します。高度な自然言語処理技術によりスムーズな対話を楽しむことも可能です。 ビジネスシーンでテキスト生成AIを活用すれば、業務の効率化に大きく貢献します。例えばレポートやドキュメント作成、文章要約、コンテンツ制作などにおいて、手間と時間を大幅に削減。また、顧客からの問い合わせに対する回答文の自動生成や翻訳作業、アイデアや新規事業創出のサポートなどにも活用できます。 画像生成AI 画像生成AIとは、テキストによる簡単な指示文を入力すると意図に沿った画像データを自動生成するAIを指します。従来は画像の制作には専門的なスキルと多くの時間を要していましたが、画像生成AIの登場により、誰もが手軽に素早く高品質の画像を生成可能になりました。 画像生成AIサービスにはさまざまな種類があり、実写風やイラスト風、アニメーション風などのスタイルを指定できるサービスも存在します。また、モチーフについても自然な風景画から架空のキャラクター画まで、幅広い種類の画像生成に対応しています。 画像生成AIはビジネスの現場でも大いに活用が進んでいます。マーケティングの広告素材やゲームのビジュアル制作、印刷物のデザインなどコンテンツ制作分野への活用はもちろん、医療画像の作成なども期待されています。 動画生成AI 動画生成AIとは、画像やテキストの指示文を入力すると意図に沿った動画コンテンツを自動生成するAIを指します。動画生成は、テキスト生成など他の種類の生成AIと比較して遥かに高度な処理が求められるため、最も実現難易度が高い分野の一つと言われていました。 そうした中、2024年2月にOpenAI社がテキスト指示から最長1分の高品質動画を生成できる「Sora」を発表し、従来の動画生成AIを大きく上回るクオリティに世界中から驚きの声が上がりました。Soraでは、ユーザーがシンプルなテキスト指示を入力するだけで、入力内容に基づいた映像、音声、効果音が組み合わされた完成度の高い動画が生成されます。従来の動画生成AIが数秒程度の短い動画しか生成できなかったのに対し、長尺の動画生成が可能になったことが大きな進化です。Soraは2024年12月より一般提供が開始されました。 急速な進化を遂げる動画生成AIは、ビジネスシーンでの活用が大いに期待されています。製品プロモーションや広告、eラーニングコンテンツ制作などで、低コストかつ手軽に高品質な動画作成が可能になるでしょう。 音声生成AI 音声生成AIとは、人間の音声データを入力し学習させることで、新たな音声を人工的に生成するAIを指します。単に文章を機械的に読み上げるだけでなく、喜怒哀楽の感情に合わせた豊かな表現が可能となるのが大きな特長です。また、特定の人物の音声データを学習させることにより、まるでその人が話しているかのような自然な音声も生成できます。 音声生成AIの能力は、さまざまな場面で活用されています。テキストコンテンツの音声化やナレーション、動画の吹き替えといった分野はもちろん、コールセンターの自動応答システムなどでも活躍しています。 生成AIの代表的なサービス例 テキスト生成AI ・ChatGPT 人間との対話に近い自然な文章を生成する対話型AI。テキスト生成のほか、翻訳、文章の要約、リアルタイムの音声会話なども可能。米OpenAI社が開発。 ・Gemini(旧Bird) Googleが開発した対話型AI。マルチモーダルネイティブな設計で、テキスト、動画、画像、音声など多様なデータ形式を入出力できる。2024年2月にBirdからGeminiに名称変更。 ・Notion AI 業務に必要な多機能クラウドツール「Notion」のAIアシスタント。テキスト作成のほか校正、要約、表作成など幅広い作業をサポート。米Notion Labs社が開発。 ・Claude 米Anthropic社が開発した対話型AI 。柔軟な対話と高い信頼性を特徴とし、日本語を扱う能力に定評がある。 ・Grok X社(旧Twitter)が開発した対話型AI。SNS連携を重視し、リアルタイム情報の収集や多様なタスクに対応する点が特徴。 画像生成AI ・Stable Diffusion 作成したいイメージをテキスト入力すると画像が生成される。高性能で写実的な表現を得意とする。英スタートアップ企業のStability AIが開発。 ・Midjourney チャットサービスのDiscord上でプロンプト(指示)をテキスト入力すると、画像が生成される。生成された画像のトーンやスタイルの調整も可能。 ・Canva AI「Text to Image」 オンラインデザインツール「Canva」上で提供されている画像生成サービス。テキスト入力で画像が生成される。マーケティング、広告、ソーシャルメディアなどの用途に適している。 動画生成AI ・Runway Gen-2 テキストまたは静止画像を入力すると数秒程度の高品質な動画を生成する。カメラの動きや動きの強弱なども設定可能。米ランウェイ社が開発。 ・Kaiber テキストの入力で動画生成できる。動画のテイスト変換などの機能も有する。また、静止画像と音楽ファイルを入力すると高品質なミュージックビデオの生成も可能。 GliaCloud ニュース記事やSNS、統計データなどのテキストコンテンツから動画を生成。内容に適したナレーションや映像、BGMなども自動で統合される。商品紹介動画などに適している。 音声生成AI ・Amazon Polly テキストを入力すると音声に変換され読み上げられる。世界20以上の言語に対応しており、各言語で男女の音声を用意。AWS(Amazon Web Services)のサービス。 ・VALL-E Microsoft社が開発した音声合成AI。3秒間の音声からその人の声を再現でき、抑揚をつけるなど自然な音声を生成可能。メインは英語だが、最新版では日本語の音声を英語に変換できる。 ChatGPTの仕組み ChatGPTの仕組みは、OpenAIが開発した「GPT」という大規模言語モデルに基づいています。GPTでは、まず文章を単語に分け、各単語が「どのように関連しているか」を事前に学習したデータを元に解析し、次に来る単語を「推測」します。この方法により、ChatGPTは入力された質問に対する適切で自然な回答文を生成することができるのです。つまりAIがゼロから文章を考えているわけではありません。 以前のAI学習モデルでは、並列処理ができないため学習スピードが遅いとの問題がありました。しかし、GPTでは並列処理が可能となり、学習の効率が大幅に向上しています。GPTの開発により、AIの能力が飛躍的に高まったため、より複雑で自然な文章を生成できるようになったのです。 GPT進化の変遷 GPTの進化は、2018年にOpenAIがリリースした「GPT-1」から始まりました。このモデルは、自然言語処理において新たな時代の幕開けを告げたのです。以降、OpenAIは技術を継続的にアップデートし、機能を拡張していきました。 特に画期的だったのが、2022年11月に公開された「GPT-3.5」を用いた「ChatGPT-3.5」です。ChatGPT-3.5は、高度な対話能力と幅広い応用可能性で、世界中で大きな話題となりました。GPT-3.5は、以前のバージョンよりも洗練された文章生成能力を持ち、より自然で人間らしい対話が可能になったのです。 その後、2023年3月にはさらに進化した「ChatGPT-4」が公開され、同年11月にはその改良版「GPT-4 Turbo」をリリース。GPT-4 Turboでは、性能の向上だけでなく、コストパフォーマンスの面でも大きな進歩が見られました。2024年5月公開のモデル「ChatGPT-4o」では、応答の速度や精度が向上し、特に音声認識や翻訳などで高い精度を実現しました。 そして2024年12月に発表されたモデル「o3-mini」は推論能力が大幅に向上し、高速な応答が可能になりました。 2018 GPT-1 言語理解や生成能力を持つが、制限が多かった。 2019 GPT-2 より多くの学習データ量を処理できるようになり、文章生成などが可能に。 2020 GPT-3 文章生成の精度が人間と区別がつかないくらいに向上する。 2022 GPT-3.5 さらに改良され、ChatGPTが誕生。インターフェースの容易さなどもあり爆発的に普及。 2023 GPT-4 精度が劇的に向上し、加えて画像データへの対応も可能に。 2024 GPT-4o 画像や音声認識の精度がさらに向上し、回答速度もより速く。 2024 o1推論 能力が向上し、質問に対して最適な回答を導く能力が向上。 2024 o3-mini さらに推進能力が向上。複雑なタスクに対して柔軟にアプローチするのが特徴。 ChatGPTでできること【ビジネスシーン】 現在、ChatGPTでできることは多岐にわたっています。ここでは、ビジネスシーンでの代表的な活用例についてまとめました。 文章生成 製品説明、Webコンテンツなどの多様なテキストを自動生成 質問回答 顧客や社内からの問い合わせに迅速かつ正確に回答 文章の要約 長文のレポートや会議録を短く要約し、重要ポイントを抽出 翻訳 ビジネス文書や会話を多言語に翻訳し、グローバルなコミュニケーションを支援 情報収集・調べもの 最新の市場動向や特定分野の情報を迅速に収集・提供 メール文作成 ビジネスメールの作成を支援し、ビジネスシーンに相応しい文章を生成 ブレーンストーミング・壁打ち 新しいアイデア生成や案の評価、検討をサポート プログラミング・コーディング コードの生成やバグ修正の提案、最適化のアドバイス 文章やコードの校正・添削 文法やスタイルの誤りを指摘し、質の高い文章やコードに改善 音声入力・音声会話 音声での操作、音声での返答。スムーズな音声会話が可能 画像認識 画像から文字テータを抽出できる。手書き文字にも対応 業務にChatGPTを活用するメリット ChatGPTを業務で活用する場合の代表的なメリットを3つ紹介します。 業務の効率化が図れる ChatGPTは文章作成や要約などを即座に行えるため、さまざまな業務の効率化が図れます。たとえば、報告書の作成や会議の議事録作成などの作業が速やかに進むようになります。企画書や資料、メールの文面などを一から作成する場合、通常はかなりの時間を要します。しかし、ChatGPTを活用すると、これらの文書の土台を短時間で作成できます。作業時間を大幅に短縮できるため、創造的で重要な業務に時間を割くことができるでしょう。 さらに、ChatGPTは市場調査や競合他社に関する情報収集の効率化も図れます。より迅速かつ的確な意思決定につながるでしょう。 顧客満足度や品質の向上に役立つ ChatGPTは質問に対して人が対応しているかのような質の高い文章を作成できるため、顧客対応にも有効です。ChatGPTを活用することで、顧客からの問い合わせや購買のサポートをより高いレベルで行えるようになります。特に有効なのが、24時間365日の対応。時間外や休日など、従来は対応が困難だった時間帯のサポートが可能になります。 また、ChatGPTは顧客のニーズ分析も行えます。分析結果を反映し、よりパーソナライズされたサービスを提供できれば、顧客満足度の向上に役立つでしょう。 新たなアイデアや新事業の創出に活用できる ChatGPTは対話形式のやり取りができるため、上手に活用すれば「考える作業」を担えます。たとえば、企画段階である程度の枠組みを決めて質問すると、ChatGPTはその枠組みに基づいて新たなアイデアを提示してくれます。これにより、企画の質を高め、創造的なアプローチを取ることができます。新規事業の計画段階で同様に枠組みを提示して質問すれば、ChatGPTは案や概要を示してくれますので、事業の初期段階でのアイデア創出や方向性の設定にも役立ちます。 このようにブレーンストーミングや壁打ちの相手として、新しい着想を得たり、事業創出の手助けをしてもらったりといった活用が可能です。 企業におけるChatGPT活用事例 ChatGPTを実際のビジネスに活用する企業はすでに登場しています。ここでは国内企業の活用事例を3つ紹介します。 社内AIチャット「Benesse GPT」を商品開発などへ活用【ベネッセホールディングス】 教育・介護事業を中心に事業を展開する株式会社ベネッセホールディングスは、2023年4月から社内AIチャット「Benesse GPT」をグループ全社員に向けて運用を開始。業務効率化および商品開発に向けた検証などに活用しています。業務でのAI活用にはセキュリティ面での懸念が伴いますが、ベネッセホールディングスではクローズドな利用環境を構築することで外部への情報漏洩を防止し、社内情報の安全性を保ちつつAIのメリットを享受できるようにしています。 現在、同社は「Benesse GPT」の導入成功を受け、コンタクトセンターや顧客向けサービスへのChatGPTの活用範囲を拡大中。顧客対応の質の向上や、迅速かつ正確な情報提供が可能になるため、顧客満足度の向上に寄与することが期待されています。 対話型AIの「ChatGPT」をすべての業務で利用可能に【大和証券】 大手証券の大和証券株式会社は、2023年4月に「ChatGPT」を導入。セキュアな環境を構築した上で全社員での利用を開始しました。ChatGPTは、英語などの情報収集サポート、書類・資料・企画書の作成、プログラミングの素案作成など、多岐にわたる分野で活用されています。 その結果、業務効率化が図られ、お客様対応や企画立案など、本来の業務に多くの時間を割けるようになりました。よりクリエイティブで高度な業務へ集中できるようになったと言います。また、多くの従業員が実際にChatGPTを使うことで、機能の理解度が高まり、さらに多様な業務への応用が生まれる可能性にも期待しているそうです。 広告オペレーションの作業時間を大幅削減【サイバーエージェント】 メディア事業やインターネット広告事業を展開する株式会社サイバーエージェントは、2023年4月に「ChatGPTオペレーション変革室」を設立しました。目的は「ChatGPT」を適切かつセキュアに活用し、デジタル広告のオペレーションにかかる作業時間を大幅に削減するためです。 同社ではこれまでもITを駆使して広告オペレーションの効率化を図ってきましたが、総作業時間は毎月約23万時間にのぼっていたと言います。今回の取り組みでは、自動回答や海外拠点とのコミュニケーションなど社内コミュニケーションの補助を中心に作業を効率化し、全体の30%にあたる約7万時間の削減を目指しています。 ChatGPTの始め方 ChatGPTは、OpenAIの公式サイトに登録することで誰でも無料で始められます(有料プランも用意)。具体的な登録手順は以下の通りです。 【ChatGPTの登録の手順】 ・ChatGPTの公式サイトへアクセスし、ログイン画面に移行する。 ・初めての場合は「Sign up」を選択する。 ・メールアドレスを登録する。 (Google、Microsoftアカウントでの登録も可能) ・登録したメールアドレスにOpenAIからメールが届く。メールにある「Verify email address」から登録画面に移行する。 ・名前と携帯電話番号を登録する。 ・SMSで送られてくる認証コードを入力する。TOP画面が表示されれば完了。 登録が完了したらChatGPTが利用可能になり、画面下にある枠の中に質問を入力すると、回答が生成されます。日本語で質問すると、回答も日本語になります。また、ChatGPT-4oを使用するには、モデル選択の部分で切り替えられます。 ChatGPTの注意点 大変便利なChatGPTですが、利用には注意も必要です。ここではChatGPT活用時の注意点を解説します。 正確性に欠ける・不適切な表現の恐れがある ChatGPTからの回答は必ずしも正しいとは限りません。間違った情報を提供する場合もあるため、特にビジネスで使用する際には重要な問題です。ChatGPTはインターネット上の情報を学習データとして使用しています。元データに誤りがある場合、それが回答に反映される可能性があるのです。 また、学習データには偏見や問題のある表現が含まれている場合もあります。不適切な表現は、企業イメージに悪影響を及ぼす可能性があるため、特に注意が必要です。さらに、ChatGPTは時に「ハルシネーション(幻覚)」と呼ばれる、根拠のない虚偽の回答をすることがあります。AIが誤った事実を断定的に述べる場合に起こると言われています。 これらの問題を踏まえると、業務にChatGPTを活用する場合、その回答を盲信せず、必ず人間の目で見直す必要があります。 著作権に抵触する可能性がある ChatGPTはインターネット上に存在する情報を基にして文章を生成するため、意図せず他者の著作物をそのまま利用したり、非常に類似した内容を生成したりする可能性があります。企業が公的な文書やコンテンツ制作にChatGPTを用いる場合に起こりえる問題です。類似性が高い場合、生成された内容は著作権侵害にあたるリスクがあります。 ChatGPTの回答文をそのまま使用する際には、他者の著作権を侵害していないかどうかを十分に確認することが重要です。 情報漏えいのリスクがある ChatGPTに入力された情報は、ChatGPTの学習プロセスで利用される可能性があります。この点は、ChatGPTが提供する利用規約においても明記されています。場合によっては入力した情報が他のユーザーへの回答として表示される可能性があるため、機密情報や個人情報をChatGPTに入力することは避けるべきです。 なお現在のChatGPTには送信データを学習させないプライバシーコントロール機能が追加されています。しかし、内容についてはまだ不明瞭な点が多いため、用心しておくとよいでしょう。従業員への教育や適切なガイドラインの設定、技術的なセキュリティ対策など、自社でも必要な対策を講じておくことをおすすめします。 情報が古い場合がある ChatGPT-4oの学習データは2023年10月までの情報に基づいています。このため、質問の内容によっては、古い情報に基づいて回答される可能性があります。結果、最新の情報や動向に関する質問に対しては、必ずしも正確な回答が得られないことに注意しましょう。 サイバーセキュリティ 21世紀のセキュリティに AIが果たす役割 AIと機械学習で防御の仕組みを根本から書き換える 予測型サイバーセキュリティを実現 ホワイトペーパー・21世紀のセキュリティにAIが果たす役割 21世紀の世界を定義する重要なキーワードの一つは、「コネクティビティ」です。ソーシャルネットワークやモバイルデバイス、IOT、組み込みシステムなどにより、この10年で社会は大きく変わりました。バーチャルにどの場所にも行くことができ、ほぼ誰とでも繋がることかできるようになりました。 ところが、目覚ましい進化を遂げたコネクティビティの影で、IT業界、特にサイバーセキュリティ分野では、かつてないほどの脅威に直面しています。サイバー攻撃が高度化を続け、頻度を増す中で、確実に対抗できる有用なセキュリティの実現が難しくなってきているからです。2000万もの個人情報漏洩で話題となった米連邦政府人事管理局の事案をはじめ、日本国内も同様で規模や業種を問わず、データ漏えいが日常的に発生しています。メディアでも取り上げられることが多くなり、セキュリティが企業の経宮課題として認識されてきています。 また、市場調査会社ガードナーは、2019年のセキュリティ産業の売上高が1,000億ドルを超えており、企業の皆さんにとってはセキュリティ対策の選択肢が益々増えることでしょう。 最近ではデジタルイノベーションを背景に、人工知能(AI)と機械学習をベースとした新しいテクノロジーのパラダイムがエンドポイント防御の常識、更にはセキュリティという概念そのものを塗り替えつつあります。予測と防御というテクニックを駆使し、悪意のある攻撃を実行前に防御して阻止する。そんなことを実現する人工知能は、レガシーな手法から完全に脱却し、実際にマルウェアの検知率という指標でも驚異的な成果を挙げています。エンドポイントに適用された人工知能と機械学習は、99%の有効率で比類なきレベルの防御を実現しているのです。 ChatGPTについてよくある質問 ChatGPTの利用にあたって「よくある質問」をまとめました。 Q: ChatGPTは誰が作ったのですか? A:ChatGPTは、米OpenAI社によって開発されました。OpenAIは、2015年にサム・アルトマンらによって設立。Xで有名なイーロン・マスクも元出資者の一人として知られています。同社はAIを安全に発展させることを目的とする非営利の研究機関であり、営利企業でもあります。 Q: ChatGPTは日本語でも利用できますか? A:もちろん利用可能です。公式サイトは多くの部分が英語表記となっていますが、サービス自体は日本語で問題なく利用できます。日本語で質問すれば、日本語で回答が返ってきます。 Q: ChatGPTにはどんな種類がありますか? A:現在、ChatGPTには大きく2つの選択肢があります。ひとつは無料版、もうひとつは有料版の「ChatGPT Plus」「ChatGPT Pro」です。無料版と有料版の違いは、使われている言語モデルの違いと最新機能の利用の可否。業務に活用する場合は、最新情報のカバーや最新機能の利用が可能な有料版がおすすめです。なお、有料版は月額課金のサブスクリプションサービスとなっており、「ChatGPT Plus」は月額20ドル、「ChatGPT Pro」は月額200ドルで利用可能です(2025年3月現在)。 まとめ もはや「一過性のブーム」とは言えないほど世の中に浸透し始めているChatGPT。まだまだ過渡期の技術であり、活用には注意が必要ではあるものの、すでに多くの企業がChatGPTを実務に組み込み、大きな成果を挙げつつあります。あらゆる部門で人手不足が大きな問題となる中、社内の人的リソースを有効活用し、真にクリエイティブな活動に専念してもらうためにも、ChatGPTにできることはChatGPTに任せるといった体制作りに今から取り組んでいくと良いでしょう。 #障害者 #ピアカウンセラー #パソコンインストラクター #出張 #福祉用品 #ニュース今日の報告です ☆----------------------------------------------------------------☆ 悩み事や福祉制度の相談、パソコンサポートのご依頼の方は ogayasu(☆)gaia.eonet.ne.jpへ ※(☆)は@に打ち変えてください お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025年05月21日 19時43分39秒
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