カテゴリ:障がい福祉
![]() 思考のトラップ 認知バイアスを出しぬく17のやり方 ![]() バイアスの心理学 無意識にあなたの判断を左右する「思考の偏り」 ![]() ![]() ![]() 色々なバイアスを紹介する前に大切なバイアスを紹介します。 それは流暢性(りゅうちょうせい)バイアスです。 私たちの思考や判断に影響を与える「流暢性バイアス」について解説します。 このバイアスは、私たちがよく見たり聞いたりするものを実際よりも簡単だと錯覚させるものです。 この流暢性バイアスについて解説します。 上司の仕事ぶりから学ぶこと 普段、私達がよく見ているのは上司の仕事ぶりです。何度も見ているため、自分も簡単にできると思い込んでしまっている方も居ます。しかし、実際にはやったことがないため、細部にどれだけ注意が払われているかはわかりません。この錯覚が、「簡単にできる」という誤解に導いています。 無意識に偏った思い込みをして誤った認識や合理的でない判断をする心理現象の事 認知バイアスとは 認知バイアスとは、常識や固定観念、また周囲の意見や情報など、さまざまな要因によって誤った認識や合理的でない判断を行ってしまう認知心理学の概念です。 教えることの難しさ 私は人にPCの操作を教えるのが得意だと思っていましたが、実際に質問される事はエクセルを使った関数等が多く、素早く対応できなかったり教えられた側の進歩を評価するとあまり成果が見られなかったり。これも、自分が得意だと思い込んでいるバイアスの一例です。 ※認知バイアスの具体例 ・自分に都合が悪い事実を信じようとしない(正常性バイアス) ・現在、生存している事例(成功例)しか見ない(生存バイアス) ・自分の信念を裏付ける情報を探し求め、それ以外を見ない(確証バイアス) バイアス(bias)とは、人の思考における偏りのことです。 例えば、思い込み、先入観、偏見や差別といったものから、軽度な傾向まですべて含まれます。 認知バイアスとは:認知バイアスが起こる仕組み まず、人間の脳は、自分自身の知覚フィルター(五感)を通して外界に触れ、その刺激が脳に到達して情報処理されることで、外界を認識しています。 しかし、その情報処理が大雑把なので、わからない部分を勝手に埋め合わせてしまったり、先入観にとらわれて事実をねじ曲げたり、自分に都合よく事実を解釈してしまうのです。 バイアスの認知と克服 自分の偏りを認知するのは非常に難しいです。しかし、定期的にバイアスが存在することを思い出し、他人との会話の中で指摘されることに対してオープンな気持ちで受け取ることを意識しています。自分では違うと思っていることも、実際にやってみると違った印象を受けることが多いです。これにより、バイアスに気づくことができるのです。 認知バイアスのメリットとデメリット メリット 膨大な情報量を素早く処理できる 人間の脳への負荷を軽減できる デメリット 事実の解釈が歪んだり、合理的でなくなる このように認知バイアスは、粗い情報処理の結果として、事実を正しく認識できずに不合理な(事実でない)認知をしてしまう傾向のことです。全ての人間に備わっている「機能」でもあり「バグ」でもあります。 まとめて確認したい:認知バイアスの一覧と具体例 認知バイアスとは『様々な理由で認識が歪んでしまい、事実を正しく認識できずに不合理な(事実でない)認知をしてしまう傾向』を総称したもので、いくつもの種類があります。 認知バイアス一覧表(全31件) 認知バイアス 説明・具体例 正常性バイアス 自分に都合が悪い事実を信じない、現実を見ない 例:連帯保証人になったら友達が音信不通に。でもきっと大丈夫! 確証バイアス 自分の信念を裏付ける情報を探し求め、それ以外を見ない例:大好きな彼氏はココが良い!ココも素敵! 楽観バイアス 将来について「自分だけは大丈夫」と楽観視する 生存バイアス 現在、生存している事例(成功例)しか見ない 例:成功した起業家を分析して、失敗例を見ない 後知恵バイアス 過去の事象に「それは予測可能だった」と勘違い 例:そのじゃんけん、チョキなら勝てるってわかったよね? 自己奉仕バイアス 自身に好意的な認識を持ちやすい傾向がある 例:成功は自分の能力が高いおかげ。失敗は外部環境のせい 自己中心性バイアス 自分を基準に、他者の心情や認知を推察する 例:自分の価値観を押し付ける、相手目線で考えられない 感情バイアス 感情的な好き嫌いが意思決定に影響を与える 例:性能は悪いが、つい好きなブランド商品を買ってしまう 投影バイアス 自分の好み、感情、価値観を他人に投影して認識する 例:まわりの人も自分と同じ意見、感情だと思い込む フォールスコンセンサス 自分の意見や価値観が当たり前だと盲信する 例:え、私の考え方が常識だよね? 一貫性バイアス 他者の1行動に一貫性があると思い込む 例:さっきナンパしてきた人、絶対いろんな女子に声かけてるよね 保守性バイアス 新しい情報を取り入れて、考え方や行動を変えることに躊躇する 例:革新的な新技術が出ても、使わず、従来のやり方に固執する バーナム効果 曖昧な特徴でも、自分に強く該当すると思い込む効果 例:占い師「あなたは◯◯な人間ですね」→そうかも! ハロー効果 ある事象への評価が、他の目立った特徴に引っ張られる効果 例:清潔感がない人は、仕事もできなさそうだし性格も悪そう ダニングクルーガー効果 能力の低い人ほど自分を高く評価しやすい心理効果 例:もうこのゲームはコツ掴んだな!オレ最強かも! コンコルド効果 過去の投資を惜しんで、追加投資をやめられない効果 例:UFOキャッチャーでぬいぐるみが取れるまでやめられない バンドワゴン効果 多くの人々が支持する意見や行動に信頼感を抱く効果 例:子どもが他のみんなと同じオモチャを欲しがる フレーミング効果 同じ情報でも伝え方によって受け取り方が異なる効果 例:貯金が「50万円もある」と「50万円しかない・・・・・」 アンカリング効果 最初に提示した情報が基準となり、その後の認識に影響を与える効 果 例:商品の値下げ(大きく下がっているとお得に感じる) アンダードッグ効果 不利な立場の負け犬を同情・応援したくなる効果 例:バレンタインに縁がなさそうな人にチョコをあげたくなる クレショフ効果 2枚の関係ない写真に、意味的な繋がりを感じる効果 例:写真で「野菜」「不機嫌な人の顔」を並べる→野菜が嫌い? バックファイア効果 信念に反する情報を提示すると、裏目になる効果 例:大好きな彼氏を批判されると、かえって愛情が増す、守る 真理の錯誤効果 繰り返された情報を真実だと思い込む効果 例:「最高品質」と効果を連呼するTVCMを何度も見ると信じる リスキーシフト 集団の中だと、よりリスクの高い意思決定をしやすくなる効果 例:赤信号、みんなで渡れば怖くない サンプリングバイアス 偏った一部のサンプルだけをみることで分析結果が歪む 例:高齢者ばかりが投票する選挙結果を民意とみなすこと 錯誤相関 二つの事柄に、相関関係があると錯誤(思い違い)すること 例:雨男/雨女、アイスの売上と溺死数 根本的な帰属の誤り 他人の行動の場合、外部要因を過小評価してしまう傾向 例:遅刻の原因で、状況要因を考慮しにくい(性格のせいにしがち) アロンソンの不貞の法則 知らない人からの褒め言葉を、より嬉しく感じる法則 例:家族よりも、他人から認められると嬉しい 代表性ヒューリスティック ある対象の判断を、既知概念の代表的特性との類似性で判断する 例:「尻尾が丸い動物」→「うさぎかな?」 可用性ヒューリスティック ある判断をするとき、すぐに思い出せる事例や情報から判断しやす い 例:馴染みのものや、人気ブランド、記憶に浮かぶ商品を選びがち。 選択のパラドックス 選択肢が多ければ多いほど不満を感じやすくなる 例:レストランのメニュー、料金プランの種類など ☆ 正常性バイアス 正常性バイアス(normalcy bias)とは、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりする認知バイアスのことです。(別名:正常化の偏見) 確証バイアス 確証バイアスとは、自分の仮説や信念を検証しようとするような場合に、自分を支持する情報ばかりを集め、反対意見を無視・軽視する傾向、認知バイアスです。 要するに「自分が信じたいものを信じる」ということです。 楽観バイアス 楽観バイアス(Optimism Bias)とは、十分な根拠がないにも関わらず、「自分だけは大丈夫」とポジティブに捉えてしまう認知バイアスのことです。 将来のリスクを過小評価する一方で、成功の可能性を過大評価してしまうので、意思決定における危機管理が甘くなる危険性があります。 生存バイアス 生存バイアス(survivorship bias)とは、現在、生存している事例(成功例)だけを分析する認知バイアスのことです。 これは成功事例しか見ない、つまり「失敗して消えていったケース」が分析対象から除外されているため、全体像を誤解してしまう可能性があります。 後知恵バイアス 後知恵バイアス(hindsight bias)とは、事象が起こった後に「それは予測可能だった」「そうなって当然だよね」と誤って思い込む認知バイアスです。 自己奉仕バイアス 自己奉仕バイアスとは、成功したときは自分の能力、失敗したときは外部要因という「自身に好意的な認識」を持ちやすい傾向、認知バイアスのことです。 自己中心性バイアス 自己中心性バイアスとは、自分自身を中心に物事を考える傾向、認知バイアスです。自分目線の感情・信念を過大評価して、他人の視点や経験を理解する際にそれらを過小評価することがあります。 つまり「自分目線でばかり物事を考えてしまう」という傾向ですね。状況によっては、価値観の押し付けに発展することがあるかもしれません。 感情バイアス 感情バイアス(emotional bias)とは、人々の意思決定や判断が「感情」によってプラスマイナスの影響を受ける認知バイアスのことです。 簡単な例だと「好きだから良い、嫌いだから悪い」という判断がありますね。以下にその具体的な例をいくつか挙げてみましょう。 投影バイアス 投影バイアスとは、自分の好み、感情、価値観を、他人に投影して認識してしまう認知バイアスです。相手も自分と同じだと思うことですね。 フォールス・コンセンサス フォールスコンセンサスとは、自分の意見や価値観が「多数派・当たり前」だと過剰に信じてしまう認知バイアスです。(別名:偽の合意効果) 一貫性バイアス 一貫性バイアスとは、他者に対して、過去の言動や態度が、現在や将来も一貫して変わらないと考えてしまう認知バイアスです。 保守性バイアス 保守性バイアスとは、新しい情報を取り入れて、考え方や行動を変えることに躊躇する傾向、認知バイアスです。文字通り、保守的になります。 バーナム効果 バーナム効果は、誰にでも該当するような「曖昧で一般的な性格の特徴」にも関わらず「自身に強く当てはまる特徴」として思い込む認知バイアスです。(別名:フォアラー効果) ハロー効果 ハロー効果とは、ある人を評価をするときに「見た目」や「肩書」といった目立ちやすい特徴によって、評価内容が歪められてしまう認知バイアスです。(別名:光背効果) ダニングクルーガー効果 ダニング・クルーガー効果とは、能力の低い人ほど自分を高く評価するという現象のことで、根拠がないのに自身を過大評価をすることから「優越の錯覚」とも呼ばれる認知バイアスです。 コンコルド効果 コンコルド効果とは、これまで投資してきた「回収できていないコスト」を惜しむあまり、さらなる投資をやめることができない認知バイアスです。 バンドワゴン効果 バンドワゴン効果とは、人々は、多くの人々が支持する意見や行動に対して賛同しやすく、自身も追随すべきと思い込む傾向、認知バイアスのことです。 フレーミング効果 フレーミング効果とは、同じ情報でも、提示方法や文脈といった焦点の当て方によって、受け取り方や意思決定が異なるという傾向、認知バイアスのことです。 アンカリング効果 アンカリング効果とは、最初に提示された情報(特徴や数値的なデータ、価格など)が基準となり、その後の評価を左右するという傾向、認知バイアスです。 アンダードッグ効果 アンダードッグ効果とは、より不利な立場にある負け犬(アンダードッグ)に同情、応援したくなる、といった認知バイアスのことです。 クレショフ効果 クレショフ効果とは「前後の脈絡がない映像や写真の羅列」に対して「前後のつながりを無意識に関連づけ、勝手に意味を解釈してしまう」認知バイアスです。 バックファイア効果 バックファイア効果とは、自分の信念や意見に反する情報を提示されたときに、反対意見を聞き入れず、考えをより強固にする傾向、認知バイアスのことです。 真理の錯誤効果 真理の錯誤効果とは、同じ情報が何度も繰り返されることによって、その情報が真実であると認識される傾向、認知バイアスのことです。(別名:真実性の錯覚) リスキーシフト リスキーシフトとは、集団内で意思決定を行う場合だと、リスクがより高い選択をしやすくなる、という傾向、認知バイアスです。 サンプリングバイアス サンプリングバイアス(Sampling Bias)とは、調査や分析で偏った母集団(サンプル)だけを対象にしてしまうことで、分析結果が歪んでしまう認知バイアスです。(別名:サンプルセレクションバイアス) 錯誤相関 錯誤相関とは、とある二つの事柄に、本来は相関関係が存在しないものの、まるで相関関係があるように錯誤(思い違い)してしまう認知バイアスのことです。 根本的な帰属の誤り 根本的な帰属の誤りとは、他人のネガティブな行動を説明するとき、当人の性格や行動に焦点を当てすぎて、状況的な要因を過小評価する傾向、認知バイアスのことです。 アロンソンの不貞の法則 アロンソンの不貞の法則とは、古くから馴染みのある知人や友人に褒められるよりも、新しく馴染みがない他人から褒められた方が、心に響きやすい、とされる心理法則のことです。 代表性ヒューリスティック 代表性ヒューリスティックとは、ある対象を判断するときに「知っているものの代表的特徴にどれくらい近いか」をもとに判断する傾向、認知バイアスです。 可用性ヒューリスティック 可用性ヒューリスティックは、判断や意思決定をする際に、利用可能な情報やすぐに思い出せる事例をもとに判断する傾向、認知バイアスです。(別名:可用性バイアス) 選択のパラドックス 選択のパラドックスとは、選択肢が多ければ多いほど、不幸を感じやすくなり、満足度が下がるという心理効果、認知バイアスのことです。 従来は「選択肢が多いほど人は自由で幸せである」とされてきましたが、選択肢が多くなると下記のようなデメリットが生じてしまいます。 選択する時に、より多くの時間と処理が必要になる 選択した後も「他の選択肢の方が良かったかもしれない」という後悔が残る 選択肢が増えることで、自由度だけでなく情報処理や比較における難易度までもあがってしまうので、満足度が下がってしまうのです。 他にも、仕事選びなら、業界や職種、会社ごとにデータを集めて、年収ややりがい、組織の雰囲気で相性が良いところを見極めなくてはならず、一人で進めるには相当な労力がかかります。そのため、重要だと分かっていながらも「面倒だから今より良さそうなら良いか」とカジュアルに進める方も多いのではないでしょうか。 認知バイアス一覧 色々なバイアスを紹介する前に大切なバイアスを紹介します。 それは流暢性(りゅうちょうせい)バイアスです。 私たちの思考や判断に影響を与える「流暢性バイアス」について解説します。 このバイアスは、私たちがよく見たり聞いたりするものを実際よりも簡単だと錯覚させるものです。 この流暢性バイアスについて解説します。 上司の仕事ぶりから学ぶこと 普段、私達がよく見ているのは上司の仕事ぶりです。何度も見ているため、自分も簡単にできると思い込んでしまっている方も居ます。しかし、実際にはやったことがないため、細部にどれだけ注意が払われているかはわかりません。この錯覚が、「簡単にできる」という誤解に導いています。 無意識に偏った思い込みをして誤った認識や合理的でない判断をする心理現象の事 認知バイアスとは 認知バイアスとは、常識や固定観念、また周囲の意見や情報など、さまざまな要因によって誤った認識や合理的でない判断を行ってしまう認知心理学の概念です。 教えることの難しさ 私は人にPCの操作を教えるのが得意だと思っていましたが、実際に質問される事はエクセルを使った関数等が多く、素早く対応できなかったり教えられた側の進歩を評価するとあまり成果が見られなかったり。これも、自分が得意だと思い込んでいるバイアスの一例です。 ※認知バイアスの具体例 ・自分に都合が悪い事実を信じようとしない(正常性バイアス) ・現在、生存している事例(成功例)しか見ない(生存バイアス) ・自分の信念を裏付ける情報を探し求め、それ以外を見ない(確証バイアス) バイアス(bias)とは、人の思考における偏りのことです。 例えば、思い込み、先入観、偏見や差別といったものから、軽度な傾向まですべて含まれます。 認知バイアスとは:認知バイアスが起こる仕組み まず、人間の脳は、自分自身の知覚フィルター(五感)を通して外界に触れ、その刺激が脳に到達して情報処理されることで、外界を認識しています。 しかし、その情報処理が大雑把なので、わからない部分を勝手に埋め合わせてしまったり、先入観にとらわれて事実をねじ曲げたり、自分に都合よく事実を解釈してしまうのです。 バイアスの認知と克服 自分の偏りを認知するのは非常に難しいです。しかし、定期的にバイアスが存在することを思い出し、他人との会話の中で指摘されることに対してオープンな気持ちで受け取ることを意識しています。自分では違うと思っていることも、実際にやってみると違った印象を受けることが多いです。これにより、バイアスに気づくことができるのです。 認知バイアスのメリットとデメリット メリット 膨大な情報量を素早く処理できる 人間の脳への負荷を軽減できる デメリット 事実の解釈が歪んだり、合理的でなくなる このように認知バイアスは、粗い情報処理の結果として、事実を正しく認識できずに不合理な(事実でない)認知をしてしまう傾向のことです。全ての人間に備わっている「機能」でもあり「バグ」でもあります。 まとめて確認したい:認知バイアスの一覧と具体例 認知バイアスとは『様々な理由で認識が歪んでしまい、事実を正しく認識できずに不合理な(事実でない)認知をしてしまう傾向』を総称したもので、いくつもの種類があります。 認知バイアス一覧表(全31件) 認知バイアス 説明・具体例 正常性バイアス 自分に都合が悪い事実を信じない、現実を見ない 例:連帯保証人になったら友達が音信不通に。でもきっと大丈夫! 確証バイアス 自分の信念を裏付ける情報を探し求め、それ以外を見ない例:大好きな彼氏はココが良い!ココも素敵! 楽観バイアス 将来について「自分だけは大丈夫」と楽観視する 生存バイアス 現在、生存している事例(成功例)しか見ない 例:成功した起業家を分析して、失敗例を見ない 後知恵バイアス 過去の事象に「それは予測可能だった」と勘違い 例:そのじゃんけん、チョキなら勝てるってわかったよね? 自己奉仕バイアス 自身に好意的な認識を持ちやすい傾向がある 例:成功は自分の能力が高いおかげ。失敗は外部環境のせい 自己中心性バイアス 自分を基準に、他者の心情や認知を推察する 例:自分の価値観を押し付ける、相手目線で考えられない 感情バイアス 感情的な好き嫌いが意思決定に影響を与える 例:性能は悪いが、つい好きなブランド商品を買ってしまう 投影バイアス 自分の好み、感情、価値観を他人に投影して認識する 例:まわりの人も自分と同じ意見、感情だと思い込む フォールスコンセンサス 自分の意見や価値観が当たり前だと盲信する 例:え、私の考え方が常識だよね? 一貫性バイアス 他者の1行動に一貫性があると思い込む 例:さっきナンパしてきた人、絶対いろんな女子に声かけてるよね 保守性バイアス 新しい情報を取り入れて、考え方や行動を変えることに躊躇する 例:革新的な新技術が出ても、使わず、従来のやり方に固執する バーナム効果 曖昧な特徴でも、自分に強く該当すると思い込む効果 例:占い師「あなたは◯◯な人間ですね」→そうかも! ハロー効果 ある事象への評価が、他の目立った特徴に引っ張られる効果 例:清潔感がない人は、仕事もできなさそうだし性格も悪そう ダニングクルーガー効果 能力の低い人ほど自分を高く評価しやすい心理効果 例:もうこのゲームはコツ掴んだな!オレ最強かも! コンコルド効果 過去の投資を惜しんで、追加投資をやめられない効果 例:UFOキャッチャーでぬいぐるみが取れるまでやめられない バンドワゴン効果 多くの人々が支持する意見や行動に信頼感を抱く効果 例:子どもが他のみんなと同じオモチャを欲しがる フレーミング効果 同じ情報でも伝え方によって受け取り方が異なる効果 例:貯金が「50万円もある」と「50万円しかない・・・・・」 アンカリング効果 最初に提示した情報が基準となり、その後の認識に影響を与える効 果 例:商品の値下げ(大きく下がっているとお得に感じる) アンダードッグ効果 不利な立場の負け犬を同情・応援したくなる効果 例:バレンタインに縁がなさそうな人にチョコをあげたくなる クレショフ効果 2枚の関係ない写真に、意味的な繋がりを感じる効果 例:写真で「野菜」「不機嫌な人の顔」を並べる→野菜が嫌い? バックファイア効果 信念に反する情報を提示すると、裏目になる効果 例:大好きな彼氏を批判されると、かえって愛情が増す、守る 真理の錯誤効果 繰り返された情報を真実だと思い込む効果 例:「最高品質」と効果を連呼するTVCMを何度も見ると信じる リスキーシフト 集団の中だと、よりリスクの高い意思決定をしやすくなる効果 例:赤信号、みんなで渡れば怖くない サンプリングバイアス 偏った一部のサンプルだけをみることで分析結果が歪む 例:高齢者ばかりが投票する選挙結果を民意とみなすこと 錯誤相関 二つの事柄に、相関関係があると錯誤(思い違い)すること 例:雨男/雨女、アイスの売上と溺死数 根本的な帰属の誤り 他人の行動の場合、外部要因を過小評価してしまう傾向 例:遅刻の原因で、状況要因を考慮しにくい(性格のせいにしがち) アロンソンの不貞の法則 知らない人からの褒め言葉を、より嬉しく感じる法則 例:家族よりも、他人から認められると嬉しい 代表性ヒューリスティック ある対象の判断を、既知概念の代表的特性との類似性で判断する 例:「尻尾が丸い動物」→「うさぎかな?」 可用性ヒューリスティック ある判断をするとき、すぐに思い出せる事例や情報から判断しやす い 例:馴染みのものや、人気ブランド、記憶に浮かぶ商品を選びがち。 選択のパラドックス 選択肢が多ければ多いほど不満を感じやすくなる 例:レストランのメニュー、料金プランの種類など ☆ 正常性バイアス 正常性バイアス(normalcy bias)とは、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりする認知バイアスのことです。(別名:正常化の偏見) 確証バイアス 確証バイアスとは、自分の仮説や信念を検証しようとするような場合に、自分を支持する情報ばかりを集め、反対意見を無視・軽視する傾向、認知バイアスです。 要するに「自分が信じたいものを信じる」ということです。 楽観バイアス 楽観バイアス(Optimism Bias)とは、十分な根拠がないにも関わらず、「自分だけは大丈夫」とポジティブに捉えてしまう認知バイアスのことです。 将来のリスクを過小評価する一方で、成功の可能性を過大評価してしまうので、意思決定における危機管理が甘くなる危険性があります。 生存バイアス 生存バイアス(survivorship bias)とは、現在、生存している事例(成功例)だけを分析する認知バイアスのことです。 これは成功事例しか見ない、つまり「失敗して消えていったケース」が分析対象から除外されているため、全体像を誤解してしまう可能性があります。 後知恵バイアス 後知恵バイアス(hindsight bias)とは、事象が起こった後に「それは予測可能だった」「そうなって当然だよね」と誤って思い込む認知バイアスです。 自己奉仕バイアス 自己奉仕バイアスとは、成功したときは自分の能力、失敗したときは外部要因という「自身に好意的な認識」を持ちやすい傾向、認知バイアスのことです。 自己中心性バイアス 自己中心性バイアスとは、自分自身を中心に物事を考える傾向、認知バイアスです。自分目線の感情・信念を過大評価して、他人の視点や経験を理解する際にそれらを過小評価することがあります。 つまり「自分目線でばかり物事を考えてしまう」という傾向ですね。状況によっては、価値観の押し付けに発展することがあるかもしれません。 感情バイアス 感情バイアス(emotional bias)とは、人々の意思決定や判断が「感情」によってプラスマイナスの影響を受ける認知バイアスのことです。 簡単な例だと「好きだから良い、嫌いだから悪い」という判断がありますね。以下にその具体的な例をいくつか挙げてみましょう。 投影バイアス 投影バイアスとは、自分の好み、感情、価値観を、他人に投影して認識してしまう認知バイアスです。相手も自分と同じだと思うことですね。 フォールス・コンセンサス フォールスコンセンサスとは、自分の意見や価値観が「多数派・当たり前」だと過剰に信じてしまう認知バイアスです。(別名:偽の合意効果) 一貫性バイアス 一貫性バイアスとは、他者に対して、過去の言動や態度が、現在や将来も一貫して変わらないと考えてしまう認知バイアスです。 保守性バイアス 保守性バイアスとは、新しい情報を取り入れて、考え方や行動を変えることに躊躇する傾向、認知バイアスです。文字通り、保守的になります。 バーナム効果 バーナム効果は、誰にでも該当するような「曖昧で一般的な性格の特徴」にも関わらず「自身に強く当てはまる特徴」として思い込む認知バイアスです。(別名:フォアラー効果) ハロー効果 ハロー効果とは、ある人を評価をするときに「見た目」や「肩書」といった目立ちやすい特徴によって、評価内容が歪められてしまう認知バイアスです。(別名:光背効果) ダニングクルーガー効果 ダニング・クルーガー効果とは、能力の低い人ほど自分を高く評価するという現象のことで、根拠がないのに自身を過大評価をすることから「優越の錯覚」とも呼ばれる認知バイアスです。 コンコルド効果 コンコルド効果とは、これまで投資してきた「回収できていないコスト」を惜しむあまり、さらなる投資をやめることができない認知バイアスです。 バンドワゴン効果 バンドワゴン効果とは、人々は、多くの人々が支持する意見や行動に対して賛同しやすく、自身も追随すべきと思い込む傾向、認知バイアスのことです。 フレーミング効果 フレーミング効果とは、同じ情報でも、提示方法や文脈といった焦点の当て方によって、受け取り方や意思決定が異なるという傾向、認知バイアスのことです。 アンカリング効果 アンカリング効果とは、最初に提示された情報(特徴や数値的なデータ、価格など)が基準となり、その後の評価を左右するという傾向、認知バイアスです。 アンダードッグ効果 アンダードッグ効果とは、より不利な立場にある負け犬(アンダードッグ)に同情、応援したくなる、といった認知バイアスのことです。 クレショフ効果 クレショフ効果とは「前後の脈絡がない映像や写真の羅列」に対して「前後のつながりを無意識に関連づけ、勝手に意味を解釈してしまう」認知バイアスです。 バックファイア効果 バックファイア効果とは、自分の信念や意見に反する情報を提示されたときに、反対意見を聞き入れず、考えをより強固にする傾向、認知バイアスのことです。 真理の錯誤効果 真理の錯誤効果とは、同じ情報が何度も繰り返されることによって、その情報が真実であると認識される傾向、認知バイアスのことです。(別名:真実性の錯覚) リスキーシフト リスキーシフトとは、集団内で意思決定を行う場合だと、リスクがより高い選択をしやすくなる、という傾向、認知バイアスです。 サンプリングバイアス サンプリングバイアス(Sampling Bias)とは、調査や分析で偏った母集団(サンプル)だけを対象にしてしまうことで、分析結果が歪んでしまう認知バイアスです。(別名:サンプルセレクションバイアス) 錯誤相関 錯誤相関とは、とある二つの事柄に、本来は相関関係が存在しないものの、まるで相関関係があるように錯誤(思い違い)してしまう認知バイアスのことです。 根本的な帰属の誤り 根本的な帰属の誤りとは、他人のネガティブな行動を説明するとき、当人の性格や行動に焦点を当てすぎて、状況的な要因を過小評価する傾向、認知バイアスのことです。 アロンソンの不貞の法則 アロンソンの不貞の法則とは、古くから馴染みのある知人や友人に褒められるよりも、新しく馴染みがない他人から褒められた方が、心に響きやすい、とされる心理法則のことです。 代表性ヒューリスティック 代表性ヒューリスティックとは、ある対象を判断するときに「知っているものの代表的特徴にどれくらい近いか」をもとに判断する傾向、認知バイアスです。 可用性ヒューリスティック 可用性ヒューリスティックは、判断や意思決定をする際に、利用可能な情報やすぐに思い出せる事例をもとに判断する傾向、認知バイアスです。(別名:可用性バイアス) 選択のパラドックス 選択のパラドックスとは、選択肢が多ければ多いほど、不幸を感じやすくなり、満足度が下がるという心理効果、認知バイアスのことです。 従来は「選択肢が多いほど人は自由で幸せである」とされてきましたが、選択肢が多くなると下記のようなデメリットが生じてしまいます。 選択する時に、より多くの時間と処理が必要になる 選択した後も「他の選択肢の方が良かったかもしれない」という後悔が残る 選択肢が増えることで、自由度だけでなく情報処理や比較における難易度までもあがってしまうので、満足度が下がってしまうのです。 他にも、仕事選びなら、業界や職種、会社ごとにデータを集めて、年収ややりがい、組織の雰囲気で相性が良いところを見極めなくてはならず、一人で進めるには相当な労力がかかります。そのため、重要だと分かっていながらも「面倒だから今より良さそうなら良いか」とカジュアルに進める方も多いのではないでしょうか。 #障害者 #ピアカウンセラー #パソコンインストラクター #出張 #福祉用品 #ニュース今日の報告です ☆----------------------------------------------------------------☆ 悩み事や福祉制度の相談、パソコンサポートのご依頼の方は ogayasu(☆)gaia.eonet.ne.jpへ ※(☆)は@に打ち変えてください お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025年06月10日 19時25分40秒
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